Nostalgic Train ー旅の終わりに二つのゆらめきー 攻略記&クリア後感想【ウォーキングシミュレーター】
今回の記事はNostalgic Train ー旅の終わりに二つのゆらめきー 攻略記&クリア後感想です。
俗に言うウォーキングシミュレーターというジャンルのゲームです。
ストーリーの直接的なネタバレは無しですが、まっさらな状態で楽しみたい人は回れ右推奨です。
また、一章だけは説明のためにきっちりストーリーに触れています。
気になる人は注意です。
ウォーキングは楽し
Nostalgic Train ~旅の終わりに二つのゆらめき~
2018年6月13日 Steam版発売
2021年8月19日 Switch版発売
2021年11月25日PS4/PS5版発売
2022年2月2日Xbox版発売
発売元 あまた
開発 畳部屋
実績コンプ時間 5時間
みなさんはウォーキングシミュレーターというジャンルのゲームを知っていますか?その名の通り、歩くだけのゲームだと言っていいですが、さらにいくつか細かい条件があります。
・一人称視点で3D空間を自由に歩き回れる。
自キャラを作る手間を省くため、ファーストパーソンビューであることは絶対です。その分、背景となる街や小物の3Dモデルなどは丁寧に作られる傾向があります。
・敵はおろかNPCは一切出てこない。
敵を出したらアクション要素を入れないといけないですよね?
自分ができることは物を調べることだけに限定して、とにかくアクション要素を省きます。
NPCを出したらキャラモデルや動きをつけないといけないですよね?
だから人物などは出しません。
・アクション要素はほとんどない。
先ほど言った通りアクション要素は極力作らない方向で行きます。
できることはモノを調べること位です。モノを投げるとかの動作もなるべく入れないようにします。
とにかく、背景とメッセージと透明な自キャラだけでゲームを成り立たせる。エコロジーなゲームがウォーキングシミュレーターと言って良いでしょう。
この辺のバランスはゲームによって変わってくるので、別にNPCがいたからウォーキングシミュレーターじゃない!とかではないです。
少人数でゲームを作れる一方でやれることが少ないので、インディーゲーム初期このようなゲームは歩くことしかできない「ウォーキングシミュレーター」という蔑称で蔑まれました。
しかし今では一つのジャンルとして成立しています。
確かにやれることは少ないですが、背景のグラフィックに物凄く力を入れることができたり、背景などのオブジェクトだけでストーリーを語ったりする魅力があるのも事実なのです。
私はウォーキングシミュレーターというジャンルのゲームは結構好きで割とプレイしています。




アクション要素が少ないから簡単というのもありますが、アドベンチャーゲームがそもそも大好きなので、ストーリーを楽しむことができればそれで満足なのです。
問題はファーストパーソンビューなので、やってると気分が悪くなるゲームが多いことです。いわゆる3D酔いするゲームが多いです。
ニンテンドー64のゴールデンアイ、パーフェクトダークとかのFPS(first person shooter)とかでもそうだったんですが、低FPS(frames per second)のゲームは3D酔いを誘発するので、とにかく低FPSや処理落ちのするような高負荷のゲームにはしないで欲しいと思っています。
あとボリュームの無さをごまかすためにやたら実績・トロフィーの取得条件を難しくしたり、取り返しのつかない要素や周回前提の実績・トロフィーを用意してるゲームもダメだと思っています。

短くとも一周やってクリアできるゲームがベストです。
長々とジャンル自体について語ってしまいました。
とりあえず、このゲームの説明を。
このゲームは個人インディーズゲーム制作者の畳部屋氏が作ったウォーキングシミュレーターゲームです。って一人で作ったの?すんごい…
主人公は記憶を失った女性。
誰もいない村、夏霧の駅で目を覚ました彼女は、自分の記憶を取り戻すため村を巡り、そこで謎の力を使い、モノに触れることでその場所で起きた悲劇の記憶を読み取ります。
大抵は悲劇の結末で終わる記憶。
しかし、彼女は触れたモノを電車に持ち去ることで起きた出来事を変えることができるのです。悲劇を回避した先には何があるのでしょうか。
また彼女はいったい何者なのでしょうか。
Nostalgic Train、始めていきましょう。
実質ノベルゲーム


このもやもやは何かというと調べられるポイントです。近づくとメッセージが表示されます。

RTを押すともやもやがマップに出現して、一定時間で消えます。
確かにマップがもやもやだらけだと風情もクソも無いからこれでいいのかもしれないけど、いちいちRTを何度も押すの面倒だな~…

一見ギャグっぽい店です。
しかし景色がいいですね~。田舎の村をうまく表現できています。
これがウォーキングシミュレーターの真骨頂よ。

ここで主人公は悲劇の記憶を垣間見ます。
少年が川で溺れてしまい、それを目撃したもう一人の少年は目の前に落ちていた浮き輪を見て、思わず助けに川に飛び込んでしまうのです。
しかし、子供にできることなど、たかが知れています。
助けに向かったはずの子供は哀れにも海へ流されてゆくのでした。
最初に溺れた子供は、無事大人たちに助けられたにも関わらず…
ここに浮き輪があったせいで…
そう、ここで主人公の出番です。目の前に落ちている浮き輪。
これを持ち去ってしまえば別の結果になるのではないかと…
その時、無人の電車が到着したことに主人公は気が付きます。
気が付くとその足は自然と駅へ…




このように悲劇を回避することが完全なハッピーエンドになるとは限りません。確かに溺れて死ぬという最悪の事態は回避されましたが、少年は溺れた者を助けない薄情者のレッテルを貼られてしまうのでした。

このように悲劇を回避することが必ずしも両者の救いにはならないというビターな物語を、ウォーキングシミュレートしながら読んでいくのがこのゲームの主旨です。



プレイしてて、少し気になることがあります。
ノベルを読んでると、次はここに行けばいいんだな!ってことが分かるので、次の場所に行くと何にもないってことが頻発するんです。
何でかって言うと、そこに行く前の道中のもやもやを先に調べる必要があるからです。
いや、だったら寺に行ってみよう!なんて言うんじゃないよ。
寺の道中の道を調べよう!って言って欲しい。
このように、馬鹿正直にノベルの指示に従うと馬鹿を見ることが多いです。
一応回避方法があって、ポーズすると操作方法と次の場所のヒントが画面に表示されます(ポーズはなぜかポーズボタンじゃなくてYボタン)

正直、次に調べるべき場所が毎回毎回分かりづらい気がする。
RTボタンをいちいち押すのも面倒だ。一旦RT押したらもやもやが消えない仕様にして欲しかったなぁ。
次に調べるべき場所を、例えば矢印で教えてくれるとか、明らかにそれをやったら画面が見苦しくなってしまうけども、いやいや便利さの方が大事じゃないかなぁ、と思いました。

ただ田舎というだけでは無くて、時代も昭和40年~50年のどこかを想定している感じですね。ジュースの自販機もあったし。でもそれだとサビサビなのはおかしいな…もっと先の時代か。


盛り下がりは突然に
ゲームを通して幾つもの記憶の断片を見ていくことになるのですが、考察が楽しいです。
それぞれの記憶の時系列がバラバラであることに気付いたり、登場人物が何人か共通していることに気付いたり。
そして最大の謎である主人公の正体も…
ですが、突然に話は急展開を迎えます。

急に時代が遥か昔に飛ぶんです。
どのくらい昔に飛んだのかはノベル中では語られませんが、他で分かる情報などをまとめると、どうやら鎌倉時代らしいです。
そこで輪廻転生絡みの話が出てきて…
すんごいスピリチュアルな方向に飛んでって…
ぼく…マジメに読んでたのに…
ここから先は君自身の目で確かめて?
ハァーホント盛り下がるわぁ~…
フリーモードもあるヨ

ストーリーモードとは別に、自由に夏霧の村を歩けるフリーロームモードもあります。
ていうか別にストーリーモードでも自由に歩けるんじゃ…とか言うんじゃない!ストーリーが進行すると夜になったりして、画面見づらくなったりするし…
そして村の各所に夏霧メモというのが落ちていて、それを集めるのもフリーロームモードのお楽しみになっています。
集めると実績・トロフィーがドンドン手に入ります。
実は、ストーリーモードとの実績の配分割合はかなり悪いです。
ストーリーモード2:フリーモード8くらいの割合。
そして、夏霧メモはもやもやで可視化されており、常時そのもやもやを確認することができます。
これができるんだったらストーリーモードのもやもやも常時出して欲しかったわー…いちいちRT押しはほんとメンドイ。




夏霧メモ集めは30分くらいで終っちゃうかな。
ボリュームの足りなさは感じるけど、これ以上増やしても村がもやもやだらけになっちゃいますね。しかしメモ内容も淡白…
まぁ、フリーモードはあくまでおまけということで…
総評
途中までは楽しめた。景色もきれいだし。
ストーリーの次のもやもやが見つけづらいってのは問題だと思う。
景観を損ねようが、もやもやは常時表示すべきだし、ガイド矢印なんかも欲しかった。
夏霧の謎は途中までは、考察が面白かったんだよ。
ビターエンドの世直し物語もまあ楽しめてた。
終盤、一気に冷や水をぶっかけられた感じ。
ストーリーは好みが分かれるって、曖昧な感想でいいですかな?
とにかくよろしくないと思う。
村の作り込みは素晴らしい。建物が少ない気がしないでもないが。
ノスタルジックトレインの名が示す通り、ノスタルジックなんだよねぇ。
正直トレインの方はオマケです。
なんでお前いんだよ?あ?
鎌倉時代と関係ないやん。
マジで何でトレインで事態が解決してたんでしょう。
だめだ、ストーリーの話題から離れよう。
とにかく、ゲームの値段もそんなに高くないので、日本の少し昔の田舎を再現した3D空間を自由に歩き回りたい!みたいなのにピンとくるものがあるならやってみてもいいと思います。
ウォーキングシミュレーターって海外のインディーズゲームばっかりだしね。それは貴重だと思います。スキマ需要を拾っている。
Wiiのフラジール~さよなら月の廃墟~とか大好きだった。
あれも惜しいゲームだったなぁ。

とにかく、そんな感じでした。
今日はここまで。

次回は私を構成する9つのゲームの話です
それでは、お楽しみに。
