【生理学】栄養と代謝まとめ
四月も早くも末になり、ゴールデンウィークの気配ですね
こんにちは、これじおです
前回は「消化と吸収」をまとめました
今回はその続きとして、
体に取り込まれた栄養がどう使われるか
つまり「栄養と代謝」を整理していきます
この単元は、暗記だけだと混乱する
流れで理解すると一気に得点源になる
そんな分野です
全体像
今回のテーマは次の3つです
① 三大栄養素
② ビタミン
③ エネルギー産生(ATP産生の流れ)
「摂取 → 分解 → エネルギー化」
この一本の流れで見ていきます
① 三大栄養素
まずはベースとなる3つ
糖質(炭水化物)
【役割】
最も効率の良いエネルギー源(即効性)
【ポイント】
グルコースとして利用
余剰分はグリコーゲンとして肝臓・筋に貯蔵
すぐ使うエネルギーとして有用
タンパク質
【役割】
身体の構成成分(筋肉・酵素・ホルモン)
必要時にはエネルギー源にもなる
【ポイント】
分解してアミノ酸として利用
エネルギーとして使われるのは“最後”
基本は『材料』、足りなければ『燃料』にもなる
脂質
【役割】
高エネルギー貯蔵源
細胞膜・ホルモンの材料
【ポイント】
1gあたりのエネルギーが最大(9kcal)
脂肪として蓄積
長期保存型エネルギー
(ちなみに、ダイエットで1kg体脂肪を燃焼させようと思ったら、約7000kcal必要だそうです。体脂肪には水やタンパク質なども含まれていて、単純な資質の熱量にはならないようです。)
② ビタミン
ここは「作用」と「欠乏症」をセットで。
脂溶性ビタミン(A・D・E・K)
・ビタミンA
作用:視覚(網膜)
欠乏:夜盲症
・ ビタミンD
作用:小腸でのCa吸収促進
欠乏:くる病・骨軟化症
・ ビタミンE
作用:抗酸化
欠乏:溶血性貧血など
・ ビタミンK
作用:血液凝固(プロトロンビンなどの凝固因子生成に必要)
欠乏:出血傾向
水溶性ビタミン(B群・C)
・ビタミンB1
欠乏:脚気
・ ビタミンB2
欠乏:口唇炎など
・ ナイアシン(ビタミンB3)
欠乏:ペラグラ
・ビタミンC
作用:コラーゲン合成
欠乏:壊血病
生理学ではないですが、国家試験では
「ビタミン名 ↔ 欠乏症」の対応が頻出
③ エネルギー産生(ATP生成の流れ)
ここが一番つまずきやすいところ。
でも、流れで見ればシンプルです。
① 解糖系(細胞質)
グルコース
↓
ピルビン酸
【ポイント】
ATPを少量産生
酸素がなくても進む
短距離走などの瞬発的なエネルギー産生です
② クエン酸回路(ミトコンドリア)
ピルビン酸 → アセチルCoA
↓
クエン酸回路
【ポイント】
ATPを中程度産生
NADHを産生
CO₂が出る
③ 電子伝達系(ミトコンドリア)
NADH
↓
電子伝達系
【ポイント】
大量のATP産生
ATPを一気に作るのがここです
全体のイメージ
グルコース
↓(解糖系)
ピルビン酸
↓(クエン酸回路)
電子キャリア
↓(電子伝達系)
ATP産生
国家試験対策まとめ
糖質=即エネルギー
脂質=高エネルギー貯蔵
タンパク質=身体の構成+補助的エネルギー
ビタミンは「作用+欠乏症」でセット
ATP産生は
解糖系(細胞質)
クエン酸回路(ミトコンドリア)
電子伝達系(ATP大量)
まとめ
この単元は「化学っぽくて苦手」となりやすいです
(実際、私は大学では化学を専攻していたのでこの単元は比較的得意でした)
ですが、極端に言えば
エネルギーをどう作るかというシンプルな話です
細かい反応を全部覚えるより、
流れと役割を押さえることが得点につながると思います
