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【“当たり前”に生きられる奇跡】パンチ君から見る人間心理⑩

昨日は、
市川市動植物園で悲しい発表がありましたね。

サル山で生まれた7頭目の赤ちゃんが
亡くなったとのこと。


色んな方の投稿文を読んでいると、

「当たり前が当たり前でない」

「今生きていることって普通のこと
じゃないんだと気づかされた」

など、
私たちが日常見落としてしまっている、


≪当たり前のことは
当たり前ではない≫


≪今ここを生きる奇跡≫


という大切な気づきを感じられている方が
多いのだなぁと感じました。


そして、
私はこのパンチ➕飼育員さんたちの関係は、

その素晴らしい気付きを
私たちに伝えてくれる
本当に貴重な存在だったんだと
改めて気づきました。


パンチや飼育員さんという存在を通して、

命とは?

生きることとは?


そんな根幹の生き方の部分を
見せられているんですね。


そして飼育員さんたちの
動物との触れ合い方を見ていると

命と向き合うとは



という大切なことを思い出させてくれる。


どの命も本当に大切にしている。


私は、
あの飼育員さんたちは
本当にすごい人たちだと思っていて。


自分たちやパンチが、
コンテンツ化されて、
意図せず自分たちが利用され続けてもいて、
仕事にも多大な支障がでていて。
大好きな「人との交流」もできなくなって。


自分たちの大好きなやりたい仕事が
できないようになっていることにも
すごく苦しいのではないかとも思います。



でも、
そんな気持ちを持っていたとしても、
プロとして、

パンチのこと(人工哺育からの自立)、
サルたちのこと、
赤ちゃんたちのこと、
動物のこと、
そして観客やその他のこと、

自分たちで受け止めながら
今もなお、
この現状で最善を尽くしている。


ものすごい重責を背負って。


でも、崩れない。
自分たちが大切にしていることや、
動物たちを守るため。

そして、
ひたすら見守って、
必要なときは手を伸ばす。



あの飼育員さんたちは、
命と接する本当のプロです。



一年も経たずなのに、
サル山で、
そこまでの固い信頼関係を築けているのも
すごいと思います。



そのサルたちとの信頼関係が、
パンチの居場所づくりにも
必ずいい影響になっているし、
おかげで伸び伸び育っている。

こんな状況でも
サル山の雰囲気は良い。


私たちが見えないところで
それだけの何かを
積み重ねているからです。

**

でも、
今の飼育員さんの顔を拝見すると、
とても苦しそうできつそうです。



それは、
パンチを自立させるため
ということだけではないと思います。



たった2か月前の写真を見たら、
あまりにも違う姿で愕然としました。

カメラを常に向け続けられる、
それが勝手に利用されたり、
投稿されたり、
収益化もされたり、
複雑な心境だろうなとは想像していますが。

もちろんそれが全くないとも
思っていませんが。



私は、
自分の考えが浅はかだったのではないかと
最近感じるようになりました。



飼育員さんたちは、
「カメラを向けられることそのもの」より、

“命が軽く扱われていること”



その見る側の姿勢に
苦しさを感じているのではないか…
そこを強く感じるようになりました。


動物園に来ているのに、
パンチばかり一日中追って居たりすると、
(投稿目的も多いかもしれません)
他のサルも見てほしいという思いもあるでしょうし、

自分たちに向けられるカメラを、

もっと動物たちを見る方に向けてほしい。

もっと動物に目を向けてほしい。

という方が大きいのでは。


目の前の大切な命たちを見ずに、
自分たちに
視線が向けられていることが苦しい


大切な命たちが
バズりのために
扱われることへのやりきれなさ

ではないかと。


自分が嫌というよりも、
飼育員としての誇りや
動物たちへの思いの方が
強いのではと感じました。


本来見てほしいはずの
大切な命たちが

人が増えるほどに
見落とされていく

そして

軽く扱われる


そんな寂しさもあるのかもしれません。


おそらく、
観客が入る前あるいは帰ってから、
個体を観察することも
今は多いのだろうと思います。


それくらい、
観察力は素晴らしいように感じます。


常に状況も見ているし、
個の特性を大切にされている印象です。


そういう姿勢に、
人はまた
熱狂的に盛り上がるのだと思いますが。

だからこそ、
好奇な目で見る人が増えてしまったこと、
マナーもモラルも悪いこと、
動物ファーストではない見る側の姿勢は、

どうしようもなく苦しいでしょうね。



それでも、
倒れず、今もなお前線に立ち続ける。

撮影禁止にすることもなく
ひょっとしたら
私たち自身で
意識を変えてほしいと
見守ってくれているのでは?
とも感じてしまったり。


もし仮にベクトルが
自分の方に向いていたとしたら、
こんな過酷な現場には
立てないと思います。

でもそうじゃない。
どんなに苦しくても悲しくても
現場から離れない。

園長がおっしゃっていたように、
パンチはこの方々に育てられたから、
あのメンタルの強さなんだと、

遺伝としては成り立ちませんが、
私も本当に、そう感じます。



見る側の私たちは、
「かわいい」
「見たい」
だけで終わるのではなく、

目の前にある命を、
もっと丁寧に大切に
見つめることが大切


ではないでしょうか。

それはもちろん、
飼育員さんたちの命もです。


今ここに生きていること。

それ自体が、本当は奇跡。



殺伐とした今の世の中で、
そこに気づく人が増えたことは
素晴らしいことだと思います。

その気づきの中心にいて、
一生懸命に仕事をしている
責任感と覚悟を持った
お二人の飼育員さんは
本当に素晴らしい人材だし、


そんな運営をしている園は
本当に素晴らしいところだと思います。

だからこそ、
敬意をもって
接してほしい。

みんなの命を
一つ一つ大切にできる世界って
それこそ究極の世界平和。



そんな空気感を
あのお二人から強く感じます。



お二人の大切な想いが
今日も大切に育まれ
大切に扱われますように。

**

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