【AI時代に、なぜ人は“アナログな場所”に惹かれるの?】パンチ君から見る人間心理⑯
このシリーズは、
市川市動植物園のサル山で暮らす
パンチ君を通して、
人間心理を考察する連載です。
パンチ君、
サルたち、
飼育員さん、
スタッフさん、
見学者、
そしてSNS。
サル山には、
私たち
≪人間関係の縮図≫が、
そして
《生きるとは?》
ということが、
不思議なほど映し出されています。
愛着、安心感、承認欲求、孤独、境界線――。
長年「心」を探求してきた私の視点から、
その奥にある人間心理について綴っています。
前回はこちら
**
今はすっかり
AI時代ですよね。
最近は、
AIに悩み相談をする人も増え、
人間関係や感情の整理まで、
デジタルの中で行う時代になりました。
飼育員さんやパンチ君の
AIでの動画も山ほど出回っているそうで。
音楽もそうだし、
動画もすごい数だし、
もう止めようもない状態だなぁと感じています。
**
ほしい情報はすぐネットから拾え、
携帯1つで色んなことができる便利な時代。
けれど、
そんなこととは縁遠い、
非効率のサル山に、
なぜここまで
世界中の人が集まるのでしょうか?
もちろん、
バズりや収益化ということも
あるとは思いますが。
そこは今日は置いておいて、
どうして人はサル山に惹かれるのかに
焦点を当ててみます。
**
サル山って、
命の場所
でもあります。
命って、
THEアナログな世界。
どんなにAIが進化しても、
その個体からしか生命は育めないし、
希望とは裏腹に、
すぐ亡くなってしまう命もある。
サル山では、
・毎日の観察
・毎日の掃除
・一匹ずつ向き合う
・機械でもできない人の手でのエサやり地味な積み重ね
・赤ちゃんの見守り
・ケガや病気の見守りなど
そんな、
地味で終わりのない積み重ね
があります。
さらにパンチに関しては、
・神経を使う自立への距離感
・毎日しがみつきから自立への繰り返し
・去年から試行錯誤で始まっていた群れ入りのあれこれ
などなど。
これってすべてAIで指示はできるかもですが、
実際の業務は何もかもできないこと。
そして、
すぐに結果がでることでもない。
つまり、
効率化とは真逆の世界。
人間の子育てもそうですが、
愛は非効率
とでもいうのでしょうか。
**
私たちはつい、
日常に効率を求めてしまいます。
時間に追われ、
仕事に追われ、
日常に追われ、
すべてに効率ももとめられます。
そんなときに、
AIに聞けば、
情報はすぐにわかります。
でもそこには、
嘘も入っていることもあるし、
人間の感情もない。
デジタルの上のやり取りだけ。
時代が、
早い(高速化)
効率的
即結果というゾーンに入れば入るほどに、
なぜか人は真逆の、
遅い
泥臭い
地味
手間暇
愛情
というアナログに惹かれてしまう。
そこにこそ、
【本当の安心感】
があるから。
愛情とか愛って、
効率化できない
んですよ。
私も子育て中ですが、
本当に手間も時間も労力もお金もかかります。
昨日一歳を迎えて、
明日は二十歳なんてことはできません。
二十歳になるには、
二十年という月日がかかる。
めちゃくちゃ泥臭い時間や手間がかかる。
AIのように、
一瞬で答えが出るものでもないから
迷うこと、悩むこともたくさんあります。
でもそこにしか
本当の愛は育まれない。
そして
その非効率を超えるから
体験したこともない喜びもある。
AIやSNS時代は、
何でも早く、
便利に、
効率的になっていく時代ですが、
そこには「安心感」は少ない。
人の心を本当に安心させるものは、
真逆の
“時間”や
“手間”や
“向き合い続ける姿勢”
という目には見えないものも含まれている
のではないでしょうか。
パンチブームの奥に人は、
「本物の愛情」や
「効率化できない安心感」
を求めているような気がしています。
これからの時代、
人はますます、
「効率」と「ぬくもり」の間で、
“本当に安心できるもの”
を探していくのかもしれませんね。
そしてそこにこそ、
生きている実感も
感じやすいのかもしれません。
**
記事がいいなと思ったら、
いいね・フォロー・シェアで応援してください
延長になりました⇩
【12/31まで延長】
— 市川市動植物園(公式) (@ichikawa_zoo) May 29, 2026
『#がんばれパンチ サポーターズガイド』
現在もなお多くのご寄附を頂いておりますため、
ガイドの期間を12月31日まで延長します。
引き続きご支援よろしくお願いします。
改訂版のガイドはこちらから⬇️https://t.co/SDLwbT3BK1
これまでの寄附金額と使い道については⬇️ pic.twitter.com/CLMjfNhtWw
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願い致します!いただいたチップは、クリエーターとしての活動費に使わせていただきます。