初心者Webライターが初手で5000字の記事を書いた話でもするか
先月末、初めて本格的なライティングの案件を受注した。
これまで幾度となく私の情緒を乱してきたクラウドワークス。
「経験あり」が条件だったけど、ダメもとで応募したら受注した。
「受注しちゃった」が正しい心境だったかもしれない。
仕事を請け負う自信も実績も何もないけど、やらないと実績はできないし…でもちゃんと書けるか不安…相手方に迷惑になるのはやだし…と悶々としていたところでの受注。
こんなウジウジしてたのに、決まった途端
「とりあえずやってみるしかないしょ!」←道民全開
と切り替えられるのは私のとてもいいところ。
自己肯定感の高さには自信ある。
超駆け出しWebライターが、1本目の仕事でいきなり5000字の記事を書くことになった奮闘記を残しておきます。
まじで奮闘した。長いですこの記事。
契約後の手続きは、丁寧なやりとりで進んでいく安心感。
どうやらとてもしっかりした組織のようで、契約してるライターの数も多く、モリモリのマニュアル(レギュレーション、とも言うんだってね)と、複数名でのサポート体制。
ふたを開けてみたら、大手サイトのコラム記事の作成だった。
「あぁなんか初手なのにヤバめのところに来てしまったのかもしれん…」
と思いながら、執筆する記事を選ぶ。
選べる記事は最低でも5000字。
最高文字数は10000字。
納期は1週間。
10000字の方が書けそうな内容で危うく選びそうになったけど、5000字にして大正解だった。
10000字だったら終わらなくて泣いてた。
1〜2日目
とにかくマニュアルの量と種類がとんでもない。
記事構成ががっちり組まれていて、ライターが担当するのは本文の執筆と写真選定、紹介する商品の選定。
最初の2日間でできたのは、マニュアル読み込んで理解するのと見出しの一つめの途中まで。
8つも見出しあるのに2日でこれだけしか進んでない…残り5日であと7つも書くとかムリだろ…とちょっと胃がキリキリした。
進まないことに焦っていきなり文章を書き始めようとして、書けなくて落ち込む。
参考記事を読んでたらそれに引っ張られちゃって、コピペみたいになる。
というループに陥ったので、一度立ち止まってライティングの基本が書かれている本を読んでみた。
自分なりに、「こんな内容で書くには、このワード」と、文中で使いたいワードを書き出してから文章にする。
を繰り返していると少しずついい感じになってきた。
マニュアルの理解に追われてしまって、そもそもこの記事は誰に向けて何を伝えたくて、読む人にどう言う行動を取って欲しいのか、という基本的なことを最初に考えずに書き始めてしまったのもいけなかったんだと思う。
3日目
書くべきことは明確になってきたのに、とにかく言い回しが出てこない。
というか、私から生まれる言い回しがダサい。
この辺りからChatGPTの力も借りるようになった。
「文章を書いて」という指示ではなく、
「このダサい文章を良さげにして」的な使い方。
自分の意図を盛り込んだ上でキレイな文章にしてくれるので、丸投げにもならず、提案してくれた文章の言い回しを盗んで、自分の言い回しのバリエーションを増やせる。
AIの力を借りながらも、丸一日かけてやっと見出しが一つ完成するレベルのスピード。
自分のできなさに自信喪失ものだったけど、救いだったのは「作業自体は全然嫌じゃない」ということ。
やることが明確で夢中になれるものがあると、低血圧でも早く起きれる。
やりたくて起きたくて起きてるかんじ。
「私が仕事に求めてたのはこの感覚だよ」とワクワクした。
4日目
1日の作業時間が9時間を超えるも、思い通りに進まない。
1週間のうち半分まできたのに、やばめの進捗状況。
次の日は朝から夕方まで予定があるから、今日ある程度の目処が立たないと間に合わないかもしれない。
今のうちに間に合わなさそうとクライアントにジャブを打っといた方がいいのか…(結局連絡はしなかった)
「しっかりマニュアルあって構成も作られてていい!」
と最初は思ったけど、作り込まれているからこそ、書く側の自由度が下がる。
意外とやりにくさもあることがわかった。
5日目
朝からキャリアコンサルタント試験対策のお手伝いで、久々に人と喋る。
午後からは家族と会ってめっちゃ喋る。
これが良かったのか、帰ってからの作業の捗り方が尋常じゃなかった。
4時間くらいしか作業していないのに、見出し2、3個ぶん完成した。
毎日マニュアルと格闘してたおかげか、だいぶ染み付いて型がわかってきた。
ChatGPTの転がし方も上手になってきた。
質問の前に前回の回答のお礼言ったり、褒めたりして砕けた感じでやりとりしてたら、向こうも急に絵文字とか使ってきてちょっとキュンとしちゃったりして。
たぶん転がされてたのは私。
6日目
前日に続き、サクサク進み完成が見えてきた。
一通り最後まで書いて、疑問点をまとめてディレクターに送って送ってこの日は終了。
次の日は提出日なので、どうしてもこの日じゅうに「質問箇所の手直しをして最終チェックするだけ」の状態にしておきたかった。
最初の数日間が嘘のように要領を掴んで、ゴールが見えてきた。
マニュアルの中身もかなり理解した上で、2記事目はどのくらい時間短縮ができるのか、すでにこの時から楽しみになっていた。
私は昔から、
「できなかったことができるようになった、と実感する瞬間」
が大好きで、大変でかつ初めてのことに取り組む時は、この快感を得るために頑張っているといっても過言ではない。
ちょっとキモいことは自覚している。
バチっと決まった言い回しがAIに頼らずに出てきた瞬間、
マニュアル腹落ちしてんな自分、と思う瞬間、
他にもこの1週間でたくさんあった。
大変なのにワクワクした感覚はここからきていると思う。
7日目
実は提出日は次の日だったことが発覚。
「1週間」て、1週間以内なのか、丸1週間なのかで捉え方違うんだよね。
最初に確認しておけば良かった。
とはいえ、私にとってはラッキーな勘違いだったので、余裕を持って翌日提出できることに安堵した。
8日目
本当の提出締切日。
改めてマニュアルと、ディレクターがチェック用に使う資料なんかも確認して、誤字脱字とかNG表現とか、同じ語調の繰り返しがないかとか、これでもかとチェックをしてドキドキしながら提出。
この後修正作業があるので終わりじゃないことはわかっていたけど、ものすごい達成感だった。
普段ひとりごとはほぼ言わない私だけど、
「あーーーやったーーーーーー」とこぼしてしまった。
まぁ充実感もそこそこに、あっという間にフィードバックが返ってきた。
「記事の論点をしっかり捉えてとても丁寧に書いてくださった」と。
初めての執筆だからマニュアル読み違えて書き方間違えたところが数箇所。内容は「しっかり書いてくれているので、細かい部分をいくつか修正でOK」と。
なんか泣きそうになっちゃった。
修正にも1週間猶予くれたけど、明日には再提出しちゃうんだから!
この1週間、体感めちゃくちゃ速かった。
記事を書く以外に取り組んだこと、書いて身についたこと、感じたことはこんな感じ。
ディレクターとの関係性作り
複数の方が質問対応とかしてくれてたんだけど、とにかくみなさん優しくて丁寧でわかりやすい。
今回の案件は単発ではなく、テスト記事を書いて継続OKと先方が判断してくれたら、その後も挙手制で記事を選んで書いていける、最高オブ最高な案件。
テストとはいえ実際にサイトに載るものなので、テスト記事の執筆も通常通りの報酬をいただける。
最初が肝心だし、執筆内容はもちろんだけど、ディレクターとのやりとりで粗相があってはそこも減点対象になりかねない。
私が意識してたのはこれ。
・最上級に丁寧なビジネスメールを少し崩したくらいの語調でチャットに臨む
・レスポンス爆速
・質問する時は超論理的にわかりやすく
・「マニュアル熟読した上での質問」ということがわかる言い回しで質問する
質問送る時は、本文執筆するのと同じくらいの熱量で質問文考えてた。
「読んで一発で何を質問されてるかがわかる」を意識して。
ちゃんとした日本語を、適切な距離感で使える人
という印象を持ってもらうことは、これから継続して付き合っていく相手として記事の良し悪し以上に重要だと思ったので、ここは徹底した。
身についたこと
言い回しのバリエーションが増えた。(ChatGPTのおかげ8割)
AIに頼りきっていたわけではなく、AIの提案を活かし、ちゃんと自分で言い回しを生み出せたことも何度もあった。
今回は優しめの語調で書く記事だったので、また違う雰囲気の記事にも挑戦してみたい。
記事の内容があんま興味ないし触れてこなかったジャンルだったんだけど、それについて調べまくるうちに愛着が湧いてしまった。
好き嫌いとか役に立つかどうかに関わらず、今まで知らなかった知識が自分の中に蓄積されていくのはいいことだなと思う。
ジャンルも問わず書いてみたい。
意欲爆増
もっとライティングについて学びたくなった。
・どういう順序で進めるのが効率いいのか
・スピードを上げるためには?
・リサーチのやり方
・SEOについて
・AIの効果的で効率的な使い方
他にも細かいこと色々。
実践の中で試行錯誤しながら学んでいくのもいいけど、私は基礎から体系的に学んで自信をつけたいと思った。
基本的に相手に迷惑かけたくないし、自分も心地よくやっていきたい人間なので、自信を持って案件に応募できて、自信を持ってクライアントに提供できる記事が書けるスキルのある状態で取り組みたい。
相手に対して失礼のないように、が第一優先なのよね。マジメ。
だから今回ド初心者の私がしっかりお金のもらえる案件に挑戦するのはかなりの苦悩だったんだけど、やってみたら案外できた。(すんごい大変だったけど)
それがわかっただけでも大きな収穫だったと思う。
また挑戦しても大丈夫だろうなっていうのが見えた。
かけた時間を時給に換算したら100円以下だけど、
・「Web記事を書く」ことの型や流れ
・初めて書くのにかかった時間
・現時点で自分にできることとできないことは何か
・ライティングが「楽しいかやりたいか続けたいか」と思えたか
これを知れただけで、得たものは報酬以上だ。
ひとまず目先の目標は、
自信を持って「Webライターです」って名乗れるようになること。
長いと読むの大変だから、noteは2000字以内で投稿してたのに、4000字超えちゃった。
ここまで読んでくれた方(いたら)、ありがとうございました。
