熊本を走る③:熊本駅(熊本市)~野出 峠の茶屋公園~草枕温泉てんすい(玉名市)17km
電車・バスとランニングを組み合わせて熊本を走る、市民ランナー(時々、中小企業診断士の視点も入ります)の記録です。
今回はこちら。
ルート:熊本駅(熊本市)~野出 峠の茶屋公園~草枕温泉てんすい(17km)
時期:春
大まかな位置関係は下図のとおりです。

図は、国土地理院のものを加工して作成しています。
始まりは、熊本市の熊本駅。新幹線と在来線の多くの路線が集まる、熊本の鉄道の拠点となる駅です。ただ、熊本市の中心部は熊本駅周辺ではなく、2~3kmほど東の方向に行った中央区のあたりです。
とはいえ、熊本駅中心もバスや車は多く走っています。もっと静かに走りたい場合は、JR鹿児島本線で1駅北に行った上熊本(かみくまもと)駅を出発点にするといいかもしれません。
今回のコースは、熊本市の中心部からよく見える金峰山の山腹の道を通り、夏目漱石が小説「草枕」の冒頭で描いた峠の茶屋のモデルになったとされる場所の跡地を通り(モデルとなった場所は2つあるとされていて、野出はその1つです)、同じく「草枕」のメイン舞台となる温泉地・小天温泉を目指します。
金峰山の山頂には行きませんが、途中、結構上り道があります。私が走った道では、上りの累計が550メートルほどになりました。走りごたえのあるコースです。
スタートしてしばらくすると、車が減って静かになっていきます。金峰山を見ながら進みます。

やがて山道へ。舗装はされていますが、2キロほど上りが続きます。ときどき、ロードバイクのサイクリストやハイカーにも会う道です。きつくなりすぎないよう、ペースを落として走ります。

さらに先へ進みます。山では桜が満開でした。

そして、こちら。

梨の花です。
このあたりは果物の産地です。冬はみかん、夏は梨。どちらも、時期になると直売所ができます。そこで買うと、新鮮でとてもおいしいのです。
静かな道を行きます。右側に植えられているのは、みかんの木です。

石垣が積まれて段々になっているみかん畑。

眺望が開けている場所からは、こんな景色が楽しめます。

野出 峠の茶屋公園。漱石も、この道を通ったのでしょうか。
今回は、奥には入らず先へ進みました。

山道らしい場所も通りました。このあたりからは道が下りになります。

道端にキッチンカーが。

ここは、「飲むチョコレート専門店」。
山の上り・下りで、距離以上に疲れがたまっています。
1杯いただくことにしました。

ほどよい甘さと冷たさで、おいしかったです。
喉が渇いているときに飲むと一気に飲んでしまいそうなりますが、眺めのいい席に座ってゆったり楽しむ方が向いていると思います。
先へ進みます。
漱石の「草枕」に出てくる馬子の源さんの生誕地、という標識がありました。
このコースを走るなら、本が好きな方は「草枕」を読んでおくと、より楽しめると思います。

引き続き下り道を走ります。

少し、海が近づいてきました。

このあたりには、まだみかんが木になっていました。遅い時期に収穫する種類なのでしょう。

あとは下るだけ、と思っていたら、最後に上り道が。歩くぐらいのスピードで進みます。

そして、草枕温泉てんすいに到着。
ここでゆったりと温泉に浸かって疲れをいやします。

温泉を出たら、バス停まで歩きます。下り道ですが、1キロほど離れています。その分の体力は残しておきましょう。
途中、「草枕」のメイン舞台となった前田家別邸がありました。
バスの時間が迫っていたので、ちょっと覗くだけで出てきました。

小天温泉バス停に到着。ここから桜町バスターミナル行きのバスが出ています。熊本駅も通ります。本数が少ないので、時間をしっかり調べてから行くことをおすすめします。

前回に続き、温泉をゴールとしたランニングでした。
温泉が多い熊本ならではの楽しみ方です。
今回は、行きは熊本駅から直接走り出し、帰りがバスというパターンです。
片道を走り切れると、交通費が帰りの分だけですみます。こういうランも、私は好きです。
この日一番印象に残ったのは、草枕温泉てんすいの露天風呂から見た有明海の展望でした。また今度、山道を走ってこの景色を見にくると思います。
〈診断士の視点〉
金峰山に向かう鎌研坂から草枕温泉への道沿いには、「草枕の道」という標識がところどころに立っています。「こっちに行けばいいんだ」と目印にできる場所も多くあります。

私は金峰山への道をたびたび走っていますが、「草枕の道」の標識は点々とあるものの、全体像は少しつかみにくいように感じます。
漱石ゆかりの場所や温泉をたどりながら歩けるコースとして、もう少しわかりやすくなれば面白そうです。
ハイキングコースは熊本市がPDFのガイド冊子を作っているようですが、いつのものかがわかりません。スマホアプリで地図を表示できると案内されているのですが、記されているQRコードを読み込むと別のページに行ってしまいます。
https://kumamoto-guide.jp/popotabi/image/popotabi_guide.pdf
今はもう、アプリを取り下げてしまったのでしょうか。
だとしたら、ちょっと残念。
鎌研坂の先から草枕温泉てんすいまではいくつもの行き方があります。「この場所を通っていくのががおすすめ」という地図をスマホで表示できたら、とても参考になると思います。
〈今回走った自治体〉
熊本市、玉名市
