Oni-gokko-days。【22日目】
「おかあさん。 ぼくが10びょうかぞえるから、10びょうたったらおいかけてきてねっ!」
次男が振り向きざまに叫ぶ。
ここは、駅の近くの公園である。
幼稚園に通っている年頃だろうか。数人が走り抜けるそばで、ママたちが談笑している。
……だれも、走ってない。
ママというのは、走らない生き物である。

情報収集も大事なのだよ。
家に帰れば家事が待っているし、常に複数人・年齢性別バラバラの人間のお世話をする構えでいなければならない。
公園遊びは、子どもたちが体力を使って元気に遊ぶからチャンス!
ここでママは体力を温存し、帰宅してからの家事や育児でスイッチを切り替え、フル稼働できるようにしなくてはならないのだ。
その、はずだったのだが……!!
「ここ! ここ〜〜〜!! おかあさんはやくぅ〜〜〜!!!」
遠くの方で、次男がはしゃいでいる。
すぐ近くの植え込みでは、長男がニヤニヤしながら見ている気配がする。
さあ。
どうする?
▶︎ やる
やらない
……やるしかない。
元センセイの名誉にかけて。
絶っっっ対、とっつかまえてやる。

本気で。
左奥に見える人影が次男。
「ゆっくりっ……ゆっくりきてっていってるじゃん〜〜〜!!!」
叫ぶ次男を壁際に追いつめ、あっさりタッチ。
もちろん、容赦はしません。(大人気ない)
そのまま、陰に潜む長男(小5)から見えないように走り、じわじわと追いつめる。
「ちょっ……待ってっ!!」
気づいた長男の叫ぶ声なんざ聞きませぬっ!!
ぐいぐい追いつめ、背中にタッチ!!
「……遅いんだよっ!!」
とはいえ、まあまあオバサンな私も「走る」はハードなのだ。
「もう一回〜〜!!」と騒ぐ次男に「えぇ……ちょっと待って……」とつぶやいていたら、ヒョイと知らない子が目の前に現れました。
「おにごっこしてるのー?」
幼稚園に通っているくらいの年代の男の子が、目をキラキラさせて聞いてくる。
「そうだよー。あのお兄さんたちを捕まえるのさー」
「ぼく、はしるのめちゃくちゃはやいんだよっ! つかまえてあげる!!」
「……よし! まかせたーー!!」

天使のように見えました(笑)
彼は、本当に速かった。
ぐんぐん追いつき、お兄さんたちにタッチ!!
あっという間に鬼ごっこは終了したのでした。
本気で遊ぶことが多いからか、よく小さい子に話しかけられます。
あっという間に仲良くなって、名前も知らないのに「また遊ぼうねーー!」なんてことも。
子どもと遊ぶって、めちゃくちゃ楽しい!

気持ちの良いお天気のときは、仕事の手を止めて外で遊ぶのがいいなあと思った出来事でした。

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こちらの本でブックライターデビューしてます!
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今日の投稿は放課後ライティング倶楽部(AWC)の『66日ライティング✖️ランニング』のお題で書いております。
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