Gibson Les Paul "Gibsch"化計画
先日フィルタートロンを載せたGibson Les PaulにKlusonから出ているGretsch風のメタルノブを付けた。Bigsbyを搭載し、Filtertronも載っていて、メタルノブ、仕様はGretschなのだけれど、外観はどう見てもGibson Les Paul。Les Paulというギターがいかにオリジナリティーの高いギターかが伝わってくる。

Gibsonのギターなのだから当然なのだけど、パーツをGretsch風にしたところで、Les Paulのアイデンティティは保たれているし、Gretschのニュアンスは醸し出されてこない。
Gretschのアイデンティティって、あれは何なんだろう。Gretschはある種独特の存在感がある。それは、音ももちろんなのだけれど、それ以外にも見た目によるものも大きいのだろう。
GretschでもJetという小ぶりのボディのモデルも存在する。見た目はまるでLes Paulのような大きさなのだけれど、シェイプもレスポールのようなシェイプなのだけれど、やっぱりGretschはGretsch存在感がある。
私はGibsonも好きだし、Gretschも好きである。Gretschはあの50年代から60年代に至る数年の間に生産されたモデルの美しさが別格である。Gibsonのようにリイシューモデルも存在はするけれど、あの60年代初頭のGretschのあのイイカゲンなつくりは真似できない。あの頃のピックアップの独特のサウンドも真似できない。
GibsonもリイシューはVintageと音も風格も全然違うとは言え、Gretschのそれと比べればだいぶ良い線をいっている。Gibsonのリイシューは、独自の進化を遂げながらも原点に回帰しているのに対し、GretschのリイシューはVintageに近づけようと言うよりは、Vintageよりもしっかりとした、壊れないギターを作ろうと言う意気込みが見えてくる。
まあ、VintageのGretschのような作りのギターを今製作したら、新品としては使えたもんじゃないのだろうけど。
Gretschの50年代60年代のギターは本当に使うのに気を遣ってしまう。Fenderのようにラフに扱ってはいけないし、Gibsonのような作りの良さもない。
まあ、それがあのギターの良いところなのだろうけれど。
それでLes Paulである。音はフロントにFiltertronを載せたのでだいぶ印象が変わったのだけれど、あのチェットアトキンスのギターのようなペケペケ感はまだない。やっぱりリアピックアップもFiltertronにしてみなければいけないのか。
