1975年製Rhodes Stageのレストア
1975年製のRhodes Stageが入荷した。現在クリーニングと修理をやっているところなので、売りに出せるようになるのにはまだしばらくかかりそうではあるけれど、少しづつだが治している。
Rhodes Mark1はプラスチック鍵盤のMark2とは異なり木製のキーベッドがあるのでまず、それを外してクリーニングをする。木鍵盤のMark2もこの構造になっているのだけれど、本体重量が重たくなるデメリットはあるけれど、メンテナンスは比較的しやすい。

まず、この状態にして各部のチェックとクリーニングをしていく。
この個体については、いつか改めて書いておきたいのだけれど、ライブハウスに長年演奏されないまま放置されていたらしく、外装に汚れはあるもののキーブッシングやキーピン等は比較的綺麗だ。
足も、ペダルもない状態で手に入れたので、これからそれらのパーツを入手して直さねばならない。昨今は為替が高く、送料もとても高いので、しばらく治すのに時間がかかりそうだ。
1975年といえば50年以上前になってしまった。
私よりも先輩にあたる楽器だ。個人的にはこの年代か、70年代後半のRhodesが好きなのだけれど、なかなか手に入らない。
外装は汚れているが、中身はまだまだ現役のこういう楽器をレストアしていると、中古楽器屋の仕事の9割はクリーニングの作業であることを再確認することになる。掃除をしながら、ダメになっているパーツ等を見つけ、交換し、また使える状態に戻していく作業は根気がいる。決して楽しいわけではないけれど、達成感はある。
この楽器は88鍵なので、特に手間がかかる。Mark2の88鍵なんかは高音部分の調整が特に難しいのだけれど、Mark1は難しいというよりも手間がかかる。ダメになっているパーツもプラスチック鍵盤のMark2はほとんどの場合ピックアップやタインなのだけれど、Mark1は鍵盤が傾いていたりタッチにムラがあったりするので、手間がかかる。
進展があったらまた報告します。
