運転免許は簡単に取れても、命は守れない─ニュージーランドで見たヒヤリの瞬間
2024年8月21日、ニュージーランド南カンタベリー州ジェラルディン近くの州道79号線で、韓国ナショナルスキーチームのメンバー4人が乗ったワゴン車と対向車が正面衝突し、全員が亡くなったという悲しいニュースを読みました。
事故の原因は、運転していたコーチがセンターラインを越えたこと。
対向車のドライバーは直前まで衝突を避けられない状況だったといいます。また、4人全員がシートベルトを着用しておらず、それが致命傷を悪化させたとのこと。
速度超過はなく、疲労による注意力低下が事故を引き起こした可能性が指摘されています。
コロナー(検死官)は「シートベルト着用は死亡・負傷リスクを40%減らす」と強調していました。
このニュースを読んで、先日近所で運転していたときのことを思い出しました。
小さな道路から大きな道路に左折して出ようと待っていたとき、大きな道路から私のいる道路に入ってくる車が見えました。
ところがその車は、私の車線、つまり真正面に入ってきたのです。
ぶつかる寸前でした。
幸い、私は止まっていて相手もスピードが出ていなかったため、はっと気づいた運転手が本来の車線に戻りました。
ちらっと見るとアジア人女性。
「右側通行の国から来たのかな」と思いました。
ニュージーランドは、日本と同じ左側通行の国です。
日本から来た私には違和感なく運転できるのはラッキーだと思います。
私が右側通行の国で運転するのはきっと難しいです。
だから、その車線を間違えた運転手も、その手かなと思ったのです。
今回の韓国人選手の事故はシートベルト未着用が致命的だったようですが、疲労困憊の状態で運転したら、母国で身に着いた右側通行の感覚に引っ張られて、判断ミスしちゃうということも考えられるのではないかと思いました。
ニュージーランドでは、海外の運転免許証の書き換えが非常に簡単です。
私も実技や筆記テストは受けず、視力検査だけでNZ免許を取得できました。調べてみると、日本、韓国、アメリカ、イギリスなど「免除対象国」出身で、過去2年以上免許を持っていれば、筆記・実技なしで書き換え可能だそうです。
右左の違いだけではなく、道路事情や運転マナーも国によって異なります。これらの違いを学ばずに運転できる、というのは怖いなと思います。
海外で右側通行の国を運転したことがある方はどうでしょうか。
慣れれば普通に運転できるものなのでしょうか。
NZ Herald- Korean national ski team crash: Coroner finds driver error, lack of seatbelts key factors
