庚申〔かのえ さる・こうしん〕
いつも誰かの心と体に寄り添い、現場を支えていらっしゃる医療、教育、心理職のみなさま、本当にお疲れ様です。
しとしとと雨が降る季節、自然のバイオリズムや「目に見えない体調の波」を感じることはありませんか?
今回は、特定の日にちではなく、日本の暦に深く根ざした特別な節目「庚申(こうしん / かのえさる)」について紐解きます。
古くから伝わる暦の知恵に新しい視点を加え、現代を生きる私たちのセルフケアや、現場での関わりに活かせるヒントをあつめました。
どうぞゆったりとした気持ちでお読みください。
記事の内容
1.暮らしに役立つ情報。
2.健康 心と体
3.季節の花、花言葉
4.歴史的な出来事
5.記念日
6.まとめ
1.暮らしに役立つ情報:暦の知恵「庚申」とは?
日本のカレンダーを意識して見ていると、時折見かける「庚申」の文字。
これは古くから伝わる特別な節目です。
【暦の解説:庚申(こうしん)とは?】
古代中国から伝わった「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」を組み合わせた**「干支(えと)」の57番目**にあたる日です。
干支は年だけでなく日にも割り当てられており、60日に一度(年に約6回)この「庚申の日」が巡ってきます。
陰陽五行説において、「庚(かのえ)」は金の兄(強い金のエネルギー)、「申(さる)」も金に属することから、この日は「金の気が非常に強く、冷徹さや変化、行動力が促される日」とされてきました。
古くからこの日には「庚申待(こうしんまち)」という、夜通し眠らずに過ごす風習がありました。
現代の暮らしにおいては、60日に一度訪れる「これまでの習慣を見直し、心と体をリセットする日」と捉えてみるのがおすすめです。
次のサイクルに向けて、暮らしの動線やお部屋の片付けをしてみるのも良いですね。
2.健康・心と体:庚申信仰から学ぶ「心身のデトックス」
「庚申の夜は眠らずに過ごす」
という風習の背景には、人間の体と心にまつわる、少し面白い医学的・心理学的な教えが隠されています。
💡 知っておきたい専門用語:「三尸の虫」と「マインドフルネス」
道教(どうきょう)の教えでは、人間の体の中には不思議な生き物が棲んでいるとされていました。
● 三尸の虫〔さんしのむし〕とは:
人間の体内に棲むとされる3匹の虫のことです。
庚申の日の夜、人間が眠りにつくと、この虫が体から抜け出して天帝(神様)のもとへ行き、その人が普段行っている悪い行いや秘密を告げ口すると信じられていました。
告げ口されると寿命が縮まるとされたため、人々は虫が外に出られないよう、「一晩中眠らずに過ごす」という対策をとったのです。
● マインドフルネス(気づき)とのつながり:
現代の心理学や医療の視点でこの「三尸の虫」を捉え直すと、「自分の中に潜むネガティブな思考パターンや、無意識のうちに溜め込んだストレス・罪悪感」の象徴のようにも見えてきます。
🌿 心と体をいたわる小さな知恵
小児科医の先生方も、子どもたちの「爪噛み」や「チック症状」「夜驚症」などが、言葉にできないストレスや無意識の緊張(心の中の小さな虫の騒ぎ)からきている可能性を指摘されることがあります。
【おすすめのケア:書くデトックス(エクスプレッシブ・ライティング)】
庚申の「眠らない夜」を、現代風に「心をクリアにする夜」に変えてみましょう。
❶ ノートとペンを用意し、今頭の中にある不安、イライラ、モヤモヤを隠さずそのまま20分間書き殴ります(これが現代の「三尸の虫」のあぶり出しです)。
❷ 書き終えたら、その紙を破って捨てるか、そっと閉じます。
心の中に溜まったものを客観的に吐き出すことで、自律神経が整い、翌朝驚くほどすっきりと目覚めることができます。
3.季節の花、花言葉:サルビア
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RPのひとりごとー暦を知る旅
我が家の宗旨は「神道」です。「暦」は昔から親しんで参りました。その知識や知恵をお伝えしていきます。参考文献は神宮館高島暦(東京神宮館)。暮…
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