朝10時ジャスト、争奪戦が始まる「あの特急の個室」が教えてくれたこと
こんにちは。
公認会計士・税理士の大塚(としひで)です。
先日、会計士仲間と伊豆下田へ行ってきました。
旅の行き帰りで乗ったのが、特急「サフィール踊り子」。
行きは念願のプレミアム個室(4人席)です。
この席、実は発売日(乗車1ヶ月前)の朝10時ちょうどに
みどりの窓口に並ばないと、予約困難なプレミアムシートです。
仲間のひとりがわざわざ並んで予約してくれたおかげで、
私たちは運よく乗ることができました。
(本当に感謝!)
品川駅で買ったお弁当とビール、イカのおつまみを片手に、
個室の革張りソファにゆったり腰を落ち着かせた瞬間——
「あ、これは別物だ」
と思いました。
天窓からは陽が入り、相模湾がだんだん近づいてくる。
3人でゆっくりしゃべりながらの2時間半は、あっという間でした。
なぜ、こんなに人気があるのか
そのあと、下田の温泉に浸かりながら、ふと気になったんですね。
この列車、なんでこんなに人気があるんだろう、と。
それで後日、少し調べてみました。
料金を比べてみると
列車 東京〜下田(大人片道)
通常の特急「踊り子」 6,660円
サフィール踊り子(4名個室・1人あたり) 10,540円 ※
※ 内訳:運賃・特急料金(6,840円)+ 室料(14,800円 ÷ 4人 = 3,700円)
(出所:JR東日本HP。2026年7月時点の料金)
同じ区間を走るのに、1.5倍以上の料金です。
それなのに、毎回発売とほぼ同時に完売するらしい。
定員も全然違う
列車 定員 通常の踊り子号(9両編成) 546名
サフィール踊り子(8両編成) 164名
(出所:JR東日本HP等)
収益はどちらが有利か?
ざっくり「満席時の片道運賃」を試算してみました。
前提:
東京〜伊豆急下田間(片道・大人1名・通常期)
全席同一単価で試算
通常の踊り子号:546名 × 6,660円 = 約364万円
サフィール踊り子:164名 × 10,540円 = 約173万円
金額だけ見ると、通常の踊り子号のほうが稼げるように見えますね。
ただし、実際の稼働率はわかりません。
平日や閑散期は平均乗車率が落ちるでしょうから、満席での稼働は厳しいと推測します。
一方で、サフィール踊り子号はほぼ毎回満席に近い状態。
チケットの完売状況や、当日乗車時の満席アナウンスがあったことから、
平均稼働率はおそらく90%を超えているのではないかと思います。
実際の運用コストなど、詳細な財務データが公表されているわけではないので、あくまで個人的な推測です。
ただ、おそらくサフィール踊り子号を走らせることは、JR東日本に損益メリットがあるのではないかと思います。
仮に列車単独では赤字だとしても、旅行パックの売上なども含めてトータルでは稼げている——そんな状態なのではないかと。
つまり、この推測が正しければ、運ぶ人数が3分の1でも、高い稼働率と高い客単価でしっかり収益を確保している、ということです。
まさに「薄利多売」と正反対の戦略です。
では、なぜ人は倍近い料金を払ってでもこの列車を選ぶのか
今回個室に乗ってみて、私なりに考えてみました。
あの個室空間で私たちが買っていたのは、
「品川から下田へ行く手段」ではありませんでした。
気心の知れた仲間と、誰にも邪魔されずにゆっくり話せる時間
移動中なのに、どこかリラックスして本音で語り合える場所
なによりも、プレミアムな個室を体験したという充足感
そういう「体験そのもの」に、お金を払っていたのだと思います。
帰りの列車で考えたこと
帰りの列車でふと思ったんです。
私自身の仕事は、お客様にとって
単なる「目的地に連れていく手段」になっていないか——
「その時間そのもの」に価値を感じてもらえているだろうか、と。
そんなことを少し考えながら、
車窓を流れていく伊豆の景色を眺めていました。
旅って、思いがけないところにヒントをくれるものですね。
社長からもっと頼られる「右腕経理」になる方法(メールレッスン)のご案内
「AI時代に自分のキャリアはどうなるんだろう?」「AIとどう付き合っていけばいいのかな……🤔」
そんなふうに悩むことはありませんか?
今回お届けしたような、経理の「あるある」や「他部署とのやり取りのコツ」「キャリアのヒント」等を、メールで定期的にお届けしています。
登録していただいた方には、直後にこちら↓ の無料診断をプレゼントしています。
🎁 無料プレゼント:『経理パーソンタイプ診断』
15の簡単な質問に「YES/NO」で答えるだけで(約3分)、あなたが今「処理係」か「参謀」か、8つのタイプのどこにいるか(自分の現在地)が分かります。
「あ、自分ってこのタイプだったんだ!」という意外な発見と、これからステップアップするためのヒントが見つかる診断ツールです😊
🔗 『経理パーソンタイプ診断』を受け取って、メルマガを読んでみる
(※メールアドレスのみで登録でき、いつでも簡単に解除可能です)
