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RT6600axの次を待つ時間もまた楽しい

Synology RT6600axの後継機を心待ちにしている自分に気づくたび、やはり自分はこういう機械が好きなのだと思う。別に今使っているものに大きな不満があるわけではない。RT6600axは完成度が高く、実際の運用でも安心感がある。それでもなお、その次に何が来るのかを想像してしまうのである。これは単なる買い替え欲ではない。むしろ、新しい技術がどのように形になって現れるのか、それを見届けたいという好奇心に近い。

Synologyの製品には、単に速いとか新しいというだけではない魅力がある。ハードウェアとソフトウェアが一体で作り込まれていて、管理画面や設定思想まで含めて一つの製品として完成している感じがある。NASでもそうだが、ルーターでもそれは同じである。だからRT6600axの後継機となれば、単なるスペックアップでは終わらないはずだという期待が自然と生まれる。Wi-Fiの世代が進むことも気になるし、CPU性能やメモリ容量、VPNやセキュリティ機能の強化も気になる。だが本当に楽しみなのは、その全部をSynologyがどうまとめてくるかという点である。

こういう待つ時間は、昔なら少しもどかしいだけだったかもしれない。しかし今は違う。後継機が出るまでの間に、自分の使い方そのものを見直すことができる。いま本当に欲しいものは何か、次のルーターに何を期待しているのか、どこに改善があれば嬉しいのかを考える時間になる。たとえば、家庭用としての安定性は当然として、複数のネットワークをどう整理したいのか、NASや仮想環境との連携をどこまで意識したいのか、セキュリティをどの程度まで直感的に管理したいのか。そうしたことを考え始めると、単なる製品待ちではなく、自分の理想のネットワーク環境を思い描く時間に変わっていく。

不思議なもので、こうした期待は年齢とは関係がない。むしろ年齢を重ねるほど、好きなものはよりはっきりしてくる気がする。若い頃のように何でもかんでも新しいものが欲しいわけではない。本当に自分に合うもの、自分の環境にしっくりくるものだけに興味が向くようになる。その意味で、RT6600axの後継機を待つ気持ちはとても素直な感情である。必要以上に騒ぎ立てるわけでもなく、ただ静かに期待している。この感じが心地よい。

そして、こういう期待は日々の楽しみにもなる。ニュースを見たり、海外の噂を探したり、技術的な進化の流れを追ったりするだけで、頭の中が少し元気になる。まだ発表もされていない製品について、勝手に理想を膨らませるのも悪くない。アンテナは何本だろうか、デザインはどう変わるのか、2.5GbEや10GbEにどこまで踏み込むのか、SRMはどこまで進化するのか。そうやって考えていると、単なる通信機器ではなく、自分の生活や仕事の基盤を支える存在として見えてくる。

もちろん、現実には待った末に想像通りではないこともある。しかしそれでもよいのである。待っている時間に得られるわくわく感は、発売日にしか味わえない喜びとは別の価値がある。期待して、想像して、今の環境を見直して、必要なら構成まで考え直す。その過程そのものがすでに楽しい。ガジェット好きというのは、結局この時間が好きなのだと思う。手に入れる瞬間だけではなく、その前段階からすでに楽しんでいるのである。

RT6600axの後継機がいつ出るのかはまだわからない。しかし、だからこそ面白い。確定した未来ではなく、少し先にあるかもしれない進化を待つ。そのあいだに自分の知識も深まり、理想も研ぎ澄まされていく。新製品を待つという行為は、実は自分自身の関心や価値観を確認する作業でもあるのだろう。自分はやはり、こういうネットワーク機器やNASや仮想化の話をしている時が一番楽しい。そう思える対象が今もあること自体、かなり幸せなことだと感じる。

RT6600axの後継機が出たら、きっと最初にスペック表を見るであろう。そして写真を眺め、構成を想像し、導入したときの運用まで頭の中で組み立て始めるはずである。だがその日が来るまでの今もまた、十分に楽しい。心待ちにするとは、ただ我慢することではない。未来の楽しみを、今の楽しみに変えてしまうことなのだと思う。

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