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FacebookのMessengerに振り回される日

ここ最近、FacebookのMessengerがとにかく使いづらくなったと感じている。以前は何も考えずに文章を打ち、少し整えてから送信するという、ごく当たり前の流れで使えていた。しかし今は、エンターキーを押した瞬間に即送信されてしまう仕様になっており、その挙動がどうにも馴染まないのである。文章を書いている途中で改行したいだけなのに、意図せず相手に未完成の文が飛んでいく。この小さな挙動の変化が、想像以上にストレスを積み重ねてくる。

そもそも、エンターキーは長年「改行」の象徴であった。メールにしても、チャットにしても、文章を整えるために使うキーであり、送信は別の操作で行うもの、という感覚が身体に染み付いている。それが突然、「エンター=即送信」になると、頭より先に指が反応してしまい、考えが追いつかない。結果として、「あ、まだ途中だったのに」という後悔が頻発する。削除や訂正をすれば済む話ではあるが、その一手間が会話の流れを確実に乱す。

こうした仕様変更は、おそらくスマートフォンでの操作性を重視した結果なのだろう。確かに、短文をポンポン投げ合う用途では、エンター即送信は合理的かもしれない。しかし、少し長めの文章を書いたり、考えを整理しながら入力したい場面では、一気に不親切な存在へと変わる。Messengerは本来、気軽さと柔軟さの両立が魅力だったはずだが、今はそのバランスが崩れているように思える。

便利さを追求するあまり、従来の使い方をしてきた人間の感覚が置き去りにされている。仕様変更そのものが悪いとは言わないが、少なくとも選択肢や設定の余地が欲しいと感じる。エンターで改行するか、送信するかをユーザーが決められれば、ここまでの不満は生まれなかったはずである。小さなUIや操作感の違いが、日常のコミュニケーション体験を大きく左右するという事実を、改めて思い知らされた一日であった。

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