【入社エントリ】結婚式の仕事を諦めかけた私が もう一度、プランナーの道を選んだ理由
株式会社CRAZY(以下、CRAZY)では「人々が愛し合うための機会と勇気を提供し、パートナーシップの分断を解消する」をパーパスに掲げて企業運営しています。そのパーパスを実現する手段のひとつが、IWAI OMOTESANDO(以下、IWAI)。結婚式をはじめとするさまざまなお祝いの機会を提供する場です。
今回スポットを当てるのは、IWAIでプロデューサーを務める磯部未羽(いそべ みう)さんです。もともと、地元・栃木県の結婚式場でウェディングプランナーとして約4年間、100組以上の結婚式を担当してきたという未羽さん。彼女はなぜCRAZYに入社したのか、そして入社後の変化やこれからの叶えたい願いを聞きました。
CRAZYに入社するまで
Q.どんな幼少期/学生時代でしたか?
生まれ育った環境は、少し複雑だったかもしれません。小学校低学年の頃、両親が別居。それまでにも家庭内で色々なことがあり、私にとって実家は心が落ち着く場所ではありませんでした。そんな背景もあって「人が何を考えているか」には人一倍敏感だったかもしれません。人の考えを覗ける小説を読むのが大好きで、小さい頃の夢は「小説家」でした。

でも、一人で仕事と子育てをしてきた母からは「安定した仕事に就くためにも、資格をとりなさい」と言われていました。
苦労してきた母の言葉だから、そうだよな、と素直に思って。「人への興味」と「資格」をかけあわせて、公認心理士の資格が取得できる大学に進学しました。大学2年生のとき、大切な友人の死を経験し「本当の意味で、誰かに寄り添える人でありたい」と強く思うようになりました。しかし、家族とのトラブルや学費の工面が難しくなったことから、3年次で大学を中退せざるを得なくなりました。
Q.CRAZYに入社するまでは、どんなキャリアを歩んできましたか?
少し遡って、まだ大学に通っていた頃。学校の近くにあった結婚式場で配膳のアルバイトをしていました。理由は「他のアルバイトと比較して、時給が高かった」から(笑)。ただ、いろんな結婚式の場に立ち会う中で「みんな、いろんな背景を抱えながら前に進もうとしているんだ」と分かって。結婚式に立ち会えば立ち会うほど、「複雑な家庭で生まれ育ったら幸せになれない」「一人親はかわいそう」といった、私の凝り固まった家族観や結婚観が柔らかくなってほどけていく感覚がありました。

大学を中退してこれからのことを考えたとき、真っ先に出てきたのは「結婚式場で働きたい」という想いでした。そして、地元で結婚式場を運営している会社に就職。入社から約1年後、ウェディングプランナーになりました。
今でも覚えている結婚式があります。打ち合わせの中で、新郎さまから「弟と10年以上話をしていない」と伺いました。その話をする新郎さまは、どこか寂しそうで。そこで結婚式当日、新郎さまの中座のエスコート役を、弟さまにお願いしてはどうかと提案してみました。少し戸惑いながらも、照れくさそうに会場をあとにするふたりの姿を見て、胸がいっぱいになったのを今でも覚えています。
表には出てこない真の願いを、ベストな形で実現する。そんなウェディングプランナーの仕事を、誇らしく思っていました。

一方で、働く中で葛藤も生まれてきて。
限られた人員の中で売上目標を達成するためには、どうしても「効率化」を重視せざるを得ませんでした。演出のセールストークと分刻みの進行オペレーションは、どんどん上手くなっていく。売上目標は達成できて、おふたりも喜んでくれている。でも、これが私の心からしたかったことかと問われると、素直に頷けませんでした。
売上を上げるのは、もちろん大事なことです。でも、先程の新郎さまと弟さまの事例のように、直接式場の利益にはつながらなくても、お客さまの心からの願いに気づいて実現できたら、一緒に喜びあえる。そんな環境で働けたら、と思ったんです。
「もっとおふたりと向き合いたい」「それが実現できる場所で働きたい」という想いは、日に日に強くなっていきました。
Q.働く場所として、CRAZYに興味を持ったきっかけは?
CRAZYを知ったのは前職入社後に、プランナーデビューをする前のことでした。勉強のために、全国の結婚式場のウェディングレポートをひたすら見ていた時期があって。その中に、IWAI のレポートもありました。
高砂もない、席次もない、ケーキ入刀もない、入場や両家代表挨拶もない。結婚式の「当たり前」とされているものが、全然ない。

「なんだ、この式場は!?」
それが、IWAIに抱いた最初の感想でした。同時に「なるほど!」と思ったんです。たしかに、高砂がなければ、ふたりとゲストの距離はぐんっと近くなる。演出を抑えた分、話す時間が増える。意味を持って、削ぎ落としているのが分かったんです。
ただ、「普通」とされているものをなくすのは、勇気がいることです。それを実践してしまうIWAI って、いったいどんな式場なんだろう。運営しているCRAZYという会社は、どんな会社なんだろう、と気になりました。
それからプランナーになって、理想と現実の間で悩む機会がたくさんありました。実はそのたびに、CRAZYやIWAIのHPやSNSを見て「場所は違うけど、理想に向かって頑張っている人たちもいる!」と励まされていたんです。
そして、「もっとおふたりと向き合いたい」と温め続けてきた想いが、CRAZYなら実現できるんじゃないか?と考えるようになりました。
ただ、ウェディングプランナーは「体力があるうちしかできない仕事」と言われることも多く、結婚や妊娠・出産を機に、退職する人が少なくありません。私自身、2年前に結婚したのですが、深夜帰宅ばかりでパートナーとはすれ違いが続いていること。私の身を削るような働き方を見て、パートナーが心配していることも心苦しかった。「これからのことを考えたら、キャリアチェンジしたほうがいいのでは?」と何度も悩みました。
CRAZY入社の決め手
Q.CRAZYへの入社を決めた理由を教えてください。
それでもCRAZYへの入社を決めたのは「ここでなら、おふたりはもちろん、自分の人生も大事にできる」と思えたからでした。
実は、CRAZYに入社できなかったら、結婚式の仕事はもう諦めようと思っていたんです。「もっとおふたりと向き合いたい」という私の願いを叶えられる場所は、CRAZYしか思い浮かばなかったから。
最初の面談は「どんな人生を歩んできたのか」をじっくり話す時間からスタートしました。スキルや職歴の確認ではなく、「私」という人間を知ろうとしてくれた。「まだ入社するかどうかも分からない人に対してもこんなに向き合ってくれる会社だから、あんなに純度の高い結婚式になるんだ」と納得しました。

また、入社前にも関わらず、キャリアや人生の相談に乗ってくれたときがあって。その頃の私は、自己犠牲を払ってお客さまに尽くすことが「素晴らしいプランナー」だと思っていました。自分や身近な人を後回しにして、残業や休日出勤を繰り返していました。その結果、心身のバランスを崩してしまったんです。そんな私の様子を知ったCRAZYのメンバーから、電話がかかってきて。親身に話を聞いてくれたあとに「自己犠牲は、CRAZYではカルチャー違反だよ」と言われて、ハッとしました。
お客さまと向き合うのは、もちろん大事。同じくらい、共に働く仲間、友達、家族、そして自分自身と向き合い、大切にすることも大事。自分自身が幸せでないと、周りの人、そしてお客さまを幸せにすることなんてできない。それがCRAZYの考え方なんです。
本気で人と向き合うって、こういうことなんだ。そう思えたことが、CRAZYの入社の後押しになりました。
CRAZYで働いてみて
Q.実際にCRAZYに入社してみて、どうですか?
入社してから、驚くことばかりです(笑)。
まず、CRAZYでは「仕事とプライベートを分ける」という考えがありません。すべて「生きること」につながっている。だったら、すべてを全力でやろう、と考える人ばかり。例えば、週に1回、全社員が集まるカルチャータイムという時間があります。そこでは、仕事のことだけでなく、プライベートで感じたこともシェアするんです。

また、働き方の面でもカルチャーショックを受けています。一般的に、ウェディングプランナーは土日祝日は休めない、リモートワークもできない職種だと思います。でも、CRAZYのプロデューサーは、お客さまとの打ち合わせ以外の時間は、リモートワークが可能なんです。また、土日祝日にお休みを取ることもできます。
実際、CRAZYにはお子さんのいるプロデューサーが多く、旅行や学校行事があるときは土日祝日にお休みをとったり、家族の事情にあわせてリモートワークを活用している人も大勢いるんですよ。
実は、私もCRAZYの制度を活用しながら、福島県と東京都の二拠点生活をしています。CRAZYに入社するにあたって、夫と暮らしていた福島県から、CRAZYのある東京都に引っ越したんです。主な活動の拠点は東京都ですが、夫が休みの土日祝日には福島に帰ったり、リモートワークを活用して福島から仕事をしたりしています。
前職のときは、一緒に住んでいるのにすれ違いの生活をしていました。無茶な働き方をして、たくさん心配もかけてしまいました。物理的な距離は離れてしまいましたが、今の方が一緒の時間を楽しめているんですよ。

仕事面でも、これまでとは違うことだらけでした。例えば、前職の発注業務や問い合わせ対応は、FAXと電話で行っていました。同業他社の方に聞いても、似たような環境が多いので、それが業界の「当たり前」なのだと思います。でもCRAZYには「当たり前だからしょうがないよね」という空気がありません。それぞれの知見をシェアしながら、より良い仕組みやツールを見つけて、フル活用していこうという姿勢がある。そんな環境が、理想を追求しながらもしっかり成果を出せている理由なんだな、と実感しています。
Q.これまでの経験はCRAZYでの仕事にどう活きていますか?
私は、前職で100組以上の結婚式を担当させていただきました。結婚式の「スタンダード」は分かっているつもりです。だからこそ、IWAIが届けるものの価値を、より深く感じられていると思っています。
そして、スキルや経験ではないかもしれませんが、「本当の意味で、誰かに寄り添える人でありたい」と思い続けてきたこと自体が、プロデューサーの仕事にすごく活きているのを感じています。実はCRAZYに入社するまで、「こんな理想を突き詰めたような場所で、私のスキルや経験が通用するのだろうか?」と不安だったんです。でも、その不安を素直に打ち明けたら、「『人と向き合いたい』『寄り添える人でありたい』と思うあなたの気持ちそのものが、CRAZYではとても価値のあるものなんだよ」と言ってもらえて。

決して順風満帆な人生ではなかった。辛いこと、悲しいこともたくさんあった。でも、それを経たからこそ、今見えている景色がある。届けられている価値がある。今は、そう感じています。
Q.最後に、これからの意気込みを聞かせてください。
私自身、2年前に結婚式を挙げました。その時に「色々あったけど、私今幸せだな」と思えたんです。
私のような体験を、私が担当するおふたりにも体験してほしい。人生は、キラキラでハッピーな出来事ばかりではありません。辛いこと、悲しいこともたくさんある。でもそのすべてが自分を作っているし、それらを経験したから出会えた人たちがいる。そんな自分のすべてを肯定できるような結婚式を提供していきたいです。
結婚式という節目を通じて、おふたりが「この人生でよかった」と思える瞬間に立ち会いたい。そして、これから先どんなことがあっても、「きっとまたいい景色を見られる日が来る」と希望を持てるような、そんなきっかけを届けていきたい。それが、私の今の願いです。

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執筆:仲奈々
