結婚式から人生の総合支援へ。代表森山が語る、CRAZY事業拡大の裏側
2012年の創業以来、婚礼事業「CRAZY WEDDING」を中心に展開してきたCRAZY。2024年には、転職エージェント事業「CRAZY CAREER」や、宿泊サービス「CRAZY ANNIVERSARY」など、新たな取り組みも次々とスタートさせています。
なぜ、結婚式を提供してきたCRAZYが、キャリアや宿泊サービスを手掛けることになったのか?そして、事業を拡大し続ける中でも、なぜ今もなお「結婚式」にこだわり続けているのか?
その理由と、サービスを通じてCRAZYが描く未来を、代表の森山に聞いてみました。
人生の節目を通して、愛がみえる世界をつくる
─現在はいろいろなサービスを展開しているCRAZYですが、その原点は「結婚式」ですよね。そもそも森さんはなぜ、婚礼事業を立ち上げようと思ったのでしょうか。
森山:婚礼事業そのものを立ち上げたいというより、“結婚式”というフォーマットを借りて、人生がよりよくなるきっかけを届けたい、という想いからCRAZYはスタートしました。
CRAZYを創業する前、僕は人材コンサルティング会社で6年半ほど働き、多くの人の“変容”と向き合ってきました。どうしたら人は幸せになれるか、どうしたらその人らしい人生を歩むことができるか。そういったことを、ずっと考え続けていたんです。

でも、「時間をとって人生について考えましょう」と言われても、なかなか難しいですよね。では自分の人生に自然と向き合えるのってどんなタイミングだろう?と考えたときに、「結婚式」だと思ったんです。
進学や就職など、人生にはいくつかの“節目”がありますよね。そのタイミングで、自分の過去を振り返ったり、価値観と対峙したり、そしてこれからを考えたりする人は少なくないはずです。その中でも結婚式は、特に大きな節目ではないでしょうか。
そんな、誰もが自然と人生について考えるタイミングに、プロが適切に介入することで、自分をより愛せるようになったり、成長できたり。さらには、ふたりと家族や友人、そしてふたりの関係が変化し、これからの人生がより豊かなものになっていくんです。

─その「プロ」の役割を、CRAZYが担ってきたのですね。具体的には、CRAZYではどのように、結婚式を通じてふたりの人生に関わってきたのでしょうか?
森山:CRAZYでは、結婚式の準備期間中に、自身の過去や内面と深く向き合うためのプロセスを設けています。その一つが、ふたりからゲスト全員に贈る「手紙」です。
CRAZYの手紙は、便箋にぎっしり書いていただくのが特徴です。だから、最初は「大変そう…」「そんなに書くことあるかな…」と心配される方が多いんですよ(笑)。たしかに時間はかかるので、そういった意味では大変だと思います。
でも、手紙を書く時間は、自然とゲストとの出会いやこれまでを振り返る時間になります。それは、誰に強制されるでもない、心から湧き上がってくる想いですよね。「あの人のこんな考えに惹かれて、仲良くなったな」「あのときのこの言葉を言われて、嬉しかったな」とゲストとの歴史を振り返る時間は、自分の歴史を振り返る時間でもあります。
つまり、ゲストへの手紙を書くプロセスを通じて、自然と自分自身の人生と向き合っているのです。さらに、大切な人との思い出を振り返るから、幸せな時間でもあるんです。
だから、手紙を書くというプロセスは、ある種結婚式当日と同じくらい濃い時間になるんですよ。

─その他にも、CRAZYが結婚式を通じて人生に深く関わっている事例を教えていただけますか?
森山:CRAZYの結婚式では、ふたりの人生の背景や価値観を深く理解するために、対話を重ねることを何よりも大事にしています。
たとえば打ち合わせでは、ふたりがこれまでどんな日々を歩んできたか。ふたりでこれからどんな人生を歩んでいきたいのか。そのために、どんな結婚式にしたいのか。そんなことを、プロデューサーと一緒に振り返っていきます。そこで話していただいた内容をもとに、プロデューサーがふたりのこれまでの人生とこれからを綴った「ライフストーリー」をつくるのです。深く人生と向き合う時間になるから、話しながら涙してしまう人も少なくないんですよ。
また、式本番の進行を担当するディレクターチームは、プロデューサーと協力しておふたりはもちろん、ゲストにとって本当に心地の良い空間をつくるために全力を尽くします。たとえば、「親との関係にずっと悩んでいたけど、式を機にどうにかしたい」と新婦さまが話していたのなら、式の流れや温度感、ふたりやゲストの様子を見て、ベストなタイミングで新婦さまの背中を押しに行くんです。それができるのは、式の準備期間中に、おふたりの人生に深く関わり、深く理解しているから。
こうしたCRAZYの仕組みと社員の関わりを反映させた現場の取り組みが、おふたりやゲストにも届いているから、クチコミでも43ヶ月連続「東京都クチコミランキング1位」という評価をいただけているのだと思っています。

“節目”は、結婚式だけじゃない。自分らしい生き方を実現する機会を、より多くの人に提供していくために
─2024年4月には転職エージェント事業「CRAZY CAREER」の提供を開始しました。CRAZYがウェディング以外の事業を始めた理由を教えていただけますか。
森山:CRAZYが提供しているものは、人生に向き合う“機会”と“勇気”です。その“機会”のひとつが、結婚式でした。
しかし、先程も話したように、人生には結婚式以外にもたくさんの人生に向き合う機会、つまり“節目”があります。そのひとつが「転職」です。転職は、自分自身の生き方を見つめ直す“機会”です。そして、転職の決断には“勇気”が必要です。
─結婚式と転職。形は違えど、人生に向き合う“機会”と“勇気”の提供、という意味では同じなのですね。
森山:はい。だから、CRAZY CAREERでは、結婚式で培ってきたプロセスがすごく活きるんですよ。
今の人材業界では、効率化を重視した結果「こんな役職に就きたいなら、こんなキャリアを積むのが安全だ」「この業界が伸びているから、異業種転職するならここがいい」といった“確率論”的な発想で提案を進めるスタイルが基本になっています。
CRAZY CAREERでは、結婚式と同様に、まずはこれまで歩んできた人生や今後の理想の人生を、ライフコーチと対話をしながら掘り下げていきます。対話が深まるにつれて、自分の本来の価値観や理想に気づく瞬間が訪れるんです。

その顕在化した「真の願い」を叶えるために必要なキャリアを一緒に描いていきます。そして、実現に向けて、一歩踏みだすための“勇気”を、CRAZY CAREERが提供することで、結果的に、心から納得できるキャリアにつながっていくんです。
─そして、2024年12月11日には、ふうふの記念日のための宿泊サービス「CRAZY ANNIVERSARY」をスタートさせました。
森山:以前から「結婚式後もふたりの人生に関わりたい」と思っていましたが、それがやっと実現できました。
結婚式はゴールではなく、ふたりの生活のスタートです。一緒にいる時間が長くなるほど、「分かり合いたいのに、分かり合えない」と思う瞬間が増えていくはずです。結婚式後も、大切な人に気持ちを伝える機会と勇気をお届けしたい。その想いが「宿泊サービス」という形になりました。

CRAZY ANNIVERSARYには、結婚式や転職エージェントのようにプロデューサーやコーチはいません。その代わりに、独自に開発した音声ガイドがふたりを導きます。そこで、自分の本心に触れ、日常の中では伝えられていない想いを伝え合い、ふたりの関係性について見つめ合うような時間を過ごしていただくんです。
─CRAZY ANNIVERSARYも、機会と勇気の提供であることは変わらないのですね。
森山:はい。ただ、CRAZY ANNIVERSARYには新しい可能性を感じているんですよ。先程もお話したように、CRAZY ANNIVERSARYにはスタッフはおらず、アプリがその役割を果たしています。つまり、アプリさえあれば、時間も場所も問わずにCRAZYらしい体験を提供できるようになるんです。
CRAZY ANNIVERSARY以外に、どんなサービスでアプリを活用していくのか。それをどんな方法で広めていくのかはまだ模索中ですが、僕達ができることの幅が大きく広がったな、と思っています。
たくさんの愛に“気付かせてもらった”からこそ、愛をみえるようにしたい
─森さんの話を聞いて、ここ数年CRAZYが結婚式以外の事業を次々と立ち上げた理由が分かりました。どれも、人生と向き合う機会と勇気を提供するため、つまり、クレイジーが掲げるブランドメッセージ、「愛はみえる。」を実現するためだったのですね。そもそも、CRAZYはどうして「愛」という目にみえないものを扱うようになったのでしょうか。
森山:僕自身が、周りの人から愛を与えてもらい、その愛に救われてきたからです。
こんなことを言うと、「人に恵まれた人生を送ってきたから、そんな理想論が言えるんだ」と言う人もいるかもしれません。でも、25歳のときには、兄を自殺で亡くし、「もし兄が愛を感じられていたなら、違う世界もあったのではないか」と自分を責め、鬱を患ったこともありました。
僕は未熟だから、これまでたくさんの人に悲しい思いをさせたり、怒らせてしまったりしてきました。その度に自分に失望するのですが、最後は周りの人たちの愛に支えられてきました。今の僕があるのは愛があったからこそ、愛は何よりも大切だと思っています。
僕だけじゃなく、愛はどんな人の周りにも存在しているんです。でも、目にみえないから気づきづらい。僕は運良く気づけたけど、気づけずに苦しんでいる人も大勢います。だから、そのみえない愛を、言葉や体験を通してみえるようにする。それが、愛を扱うCRAZYの役割だと思っています。

─最後に、森さんが考える「これからのCRAZY」について教えてください。
森山:CRAZYは「人々が愛し合うための機会と勇気を提供し、パートナーシップの分断を解消する」というパーパスを掲げています。機会と勇気が必要なタイミングは結婚式だけでなく、人生の中でたくさんある。だからこそ、お客さまの人生に長く深く関わり、人生のあらゆるタイミングで機会と勇気を提供できるパートナーでありたいと思っています。
「CRAZY CAREER」や「CRAZY ANNIVERSARY」といった新サービスの提供を始めたのも、人々の人生全体にもっと関わりたい、という思いがあったからです。
機会と勇気の提供を通じて、人の人生が愛情に溢れていくような、愛し愛される世界をつくっていきたい。今後も新サービスを生み出していき、身近な人間関係を大切にする人にとって欠かせない企業となることを、CRAZYは目指していきます。

We Are Hiring!
CRAZYでは、一緒に働くメンバーを募集しています!
2026年には、横浜・みなとみらいを舞台に、「CRAZY GRANDE MAISON(クレイジー・グランメゾン)」を開業予定です。

Immersive Table(没入型の食体験)というコンセプトを軸に、“今この瞬間”に大切な人と没入し、美味しさの先にある感動を分かち合う、新たなレストランウエディングの形に挑みます。
少しでもご興味をお持ちいただけた方は、ぜひ以下よりご確認ください。
◾️新店舗「CRAZY GRANDE MAISON」オープニングメンバー募集詳細
こちらからご覧いただけます
◾️オープニングメンバー採用説明会
日程:8月12日(火) / 9月2日(火) / 9月16日(火)
時間:① 12:00-13:00 / ② 19:00-20:00
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執筆:仲奈々
撮影(一部):kuppography
