なぜボクは「JPEG撮って出し」を好むのか?〜ミニマル思考的編集アプローチ〜
現代人は忙しい。
例に漏れず、ボクだってそうだ。
新しい企画、日々のプロジェクト進行、打ち合わせや会食の合間を縫って、趣味のバスケ(いまは怪我で行けてないけど)やYouTubeの更新、SNSでの発信だってやってるし、このnoteの更新だって何かと時間を取られている。
そんな忙しい日々の中で、写真を撮る時間を効率的に使いたいボクにとって、JPEG撮って出しは最適化されたフローなのだ。
ワークフローの最小化
RAWのように後から現像して仕上げることもたまにはやるけど、日々の更新はJPEG。
何しろ撮ったその場でそれなりに美しい写真を手に入れられるわけだから。
Instagramでの日々の更新なら、これで問題ないと思っている。
(あくまで個人的見解です)
例えばこの写真。
ZV-E10のピクチャーセレクトでハイコントラストモノクロにして撮影したもの。何もいじっていない。(たぶん…)
もちろん、撮影してPCに取り込んで、RAWから現像して仕上げて・・・は楽しいし余裕があればやりたい。
実際に過去の展示会で掲示した写真作品はすべてRAWからの現像をしたものだ。
例えばこれなんかはそう。(2023年の展示でプリント額装した作品)
というか、このあたりの時期はすべての写真をRAWから現像していた。
もちろん、ハナからの没写真は触らないけど、かなりの数手を入れていたような記憶がある。
そして、いつしかM11のJPEG撮って出しの画に似せて現像しようとしていた。
この事実に気がついたときにはちょっとショックだった…
撮って出しを選んだ理由については、こちらにも書いた。
まぁ、そのあたりはさておき、プロカメラマンでもない限り、現実問題として日常から100枚近いRAWデータを現像している時間はない。
一方で、撮影と投稿という打席にはできるだけ多く立つほうが上達は早いと思っている。
いいねやコメントに限らず、リーチやインプレッションを分析することで、自分のあげた写真の市場での反応を客観的に分析することができるから。
このあたりの話はまた長くなるのでタイミングがあればぜひ別でやりたいところだけど、すくなくともいいねがつけばOKという浅い話ではない、ということだけは覚えておいてもらえたら嬉しい。
少し話がずれたけど、なので可能な限り現像はカメラにお任せすることにしているわけだ。
たまにRAWとJPEGを食材とレンチンで例えられたりするけど、無理やり料理に例えるなら、ファミリーレストランでハンバーグセットをオーダーするような感覚だろう。
気分でソースを変えたり、あえて塩を振ったりもするけど、基本は出てきたものを美味しくいただく。
厨房で調理をしているのはマニュアル通りに動くカメラさんだ。
ただ、自分的にはこの例えはあまりしっくり来てなくて、いまのところなんとなくイメージが合うのは絵画における絵の具と下絵の関係性といったところだろうか・・・
RAW現像した写真はあくまで作品であり、最終到達点だ。
なので、RAWが油絵での仕上げ、完成作品とするなら、JPEGはスケッチのような感覚だと思っている。
だから、毎日作品を仕上げるつもりはなく、あくまで基礎練としてのスケッチを次々に撮ってはInstagramに上げていく。(基本的には1日最低1投稿)
と、いうのも下書きをたくさん練習することで、構図や光と影の読み方を学び、体感的に覚え、完成作品の精度を上げられるのではないかと思っているから。
もちろん、現像は現像で練習しないと上手くならないので、それはまた別でやる必要はある。
それとは別で、まずは写真の基礎・基本である構図と光の読み方を鍛えようとする意図だ。
シンプルな撮影設定で、最大限の効果を
自分の写真についてもいつの間にかミニマルになっていってる。
いろいろ試す中で、やっぱりそれが自分としては好きなのだろう。
モノクロにすることで構図や光を意識し、背景や余分な要素を排除することで、シンプルながらも印象的な写真を作り出すのが性に合っているのだ。
ちなみに、スマホに入れたライトルームアプリで少しだけ加工することはある。
例えばこのあたりとかはそう。
大胆にクロップして黒を引き締めた。

作品とは呼ばないけど、お気に入りの一枚に仕上がっている。
このとき大事なのが自分のフォトスタイルに合ったカメラとレンズを選ぶこと。
以前はM11を使用していたけど、怪我の影響もあっていまはZV-E10で撮影している。
その分オートフォーカスやズームが使えるようになったので、同じ場所からいろんなアプローチができるようになった。
無駄のない撮影を心がけることで、さらに効率よくクオリティの高い写真が撮れるようになると良いなと思っている。
仕事にも通じる「必要最小限で最大限の効果」
これはあくまで個人的な話だけど、撮影に限らず、仕事でも必要最小限で最大限の効果を得ることは意識していたりする。
例えば、企画書なんかも「75〜80%で試してみる」アプローチを実践している。
最初から完璧を目指すのではなく、まずはクライアントに大枠の方向性を見てもらってから試行錯誤を通してブラッシュアップしていくスタイル。
自分にとっては写真も企画もアプローチは同じなのだ。
自分のスタイルに合った選択を繰り返し、最終的にベストな結果を出すことが、忙しい中で効率的に成果を上げるコツだと思っている。
(万人に当てはまるやり方だとは思ってないのでご注意を)
最小限の機材、最小限の設定で最大の効果
カメラ機材や設定についても、スペックだけでなく自分のスタイルに合うかが重要だ。
特に消費社会が加速する現代においては、次々に新しいカメラ、新しいレンズが登場する。
悲しいかな、Z5ⅱの登場に踊らされている自分がいるのも事実だしね。
ただ、自分の作風的には(いまのところ)解像度や連写スピードよりも、自分の好みの色味や撮りやすさを優先するほうが良さそうだと感じている。
Z7やZ8,Z9だとオーバースペックすぎると感じているのはそのあたり。
Z5がちょうど良さそうなんだけど、Mark2は一応みてみたいかな。
使用する機材も自分のニーズに合わせて厳選し、無駄を省くことで、写真に対する集中力を高めることができる。
試行錯誤を重ねながら、最適な機材と設定を見つけ、余計なものを排除していくのがミニマル思考の本質なのだ。
もし、選択肢が多すぎて迷っているなら、きっとこの過程があなたの写真スタイルを磨くカギになるはず。
ぜひ、ミニマル思考的アプローチで、最小限の時間と労力で最大の成果を得ることを目指してみてほしい。
それではまた。
*本記事はRAW現像を否定するものではなく、自分自身の写真へのアプローチについての見解を示したものです。
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