【映画感想文】 モキュメンタリーと(しつこい)ループ 『きさらぎ駅 Re:』 ※ネタバレ感想有
概要(前作のネタバレ有り)
都市伝説をベースにした映画の続編。
『本当に続編作るの?』と正直かなり不安だった一本。
というのも前作が既にループ物だったから。
同じルートの怪異現象を既に2回ループしているのである。
不安が強かったが、結果としては低めのハードルは超えてくるぐらいには面白かった。
決して名作では無いし、見なくても全く問題無い。
が色んなチャレンジもあって面白い。
サブスクで無料で見れるなら全然オススメの一本。
ネタバレ有り感想
もともと薄味の都市伝説を既に薄めた前作。
もう味が残ってないのでは?という不安をまさかの方法で解消。
そう、流行りのフェイクドキュメンタリー方式を冒頭に持ってくるという離れ業。
正直、昨今のレベルの高いフェイクドキュメンタリーと比べるとクオリティが高いとは言えない。本田望結をメインに据えている事もあり、そもそも演技面の温度感にリアリティが無い。演技がハイレベルで無いからこそ、リアル感が増しても良さそうなもんだが、本作ではプラスの効果はあまり見られなかった。
ただ、新しい事をやろうという発想が粋である。それだけでも賞賛に値する。
しかし、ここから先はさすがにちょっと退屈だった。まさか更にループを重ねるとは、、
トライアンドエラーを通じて怪異現象を攻略していく様は『オール・ユー・ニード・イズ・キル』っぽさもあったりしてアイディアは悪く無い。
でも肝心のトライアンドエラーの過程が、前回既に2週している怪異現象マラソンと大筋が同じすぎるし、そもそもそんなにクオリティが高くない。2週でも多いなと思ったのに、今作では数えるのがめんどくさいきれないぐらいにループする。
人間ドラマや登場人物の成長など、ここでも新たな追加要素はあるが、そんなものが見たい奴はこんな映画は選ばない。
ネットの力を使って物量で怪異現象に攻め込むという大オチはちょっと好き。
元の世界に戻れる条件など、細かいロジックで腑に落ちないところはあったが、前作と違いを出そうと思ったら何かをしなきゃいけないだろうし。
