【第1回】なぜ橋の上は凍りやすい?構造から見る納得の理由
冬になるとニュースで耳にする「橋の上は滑りやすいので注意」という言葉。一度は聞いたことはあっても、
なぜ橋だけ滑りやすいのか?
その背景にどんな“見えない技術”が働いているのか?
実はあまり知られていません。
そこで本シリーズでは、
冬の道路に潜む危険を“構造”と“インフラ技術”の視点からやさしく解説する全3回シリーズとしてお届けします。
第1回:なぜ橋の上は凍りやすい?構造から見る納得の理由
→橋だけが冷えやすい“物理的な仕組み”を紹介
第2回:橋の手前で表示される「只今の気温」の意味
→道路温度計が果たす“冬の危険予測”の役割を解説
第3回:-20℃~+40℃に耐える橋梁用伸縮装置の技術
→普段見えない“橋を支えるインフラ技術”を紹介
【第1回】なぜ橋の上は凍りやすい?構造から見る納得の理由
冬の道路でよく耳にする「橋の上は凍りやすいので注意」という言葉、これは本当なのでしょうか?
結論からいうと、本当です。
橋は河川や道路をまたぐ形で建設されるため、構造上、非常に風通しの良い状態になります。地上からの温かい空気の影響を受けにくく、橋の桁や床板は上下から冷やされやすい特徴があります。
その結果
● 橋は熱を蓄えにくい
● 気温が下がると急激に冷たくなる
● 雨・雪・霜が付着するとすぐ凍る
という状態になり、路面凍結がおこりやすくなります。
薄い氷の幕が広がる「アイスバーン」は、特にこうした風通しのよい橋の上で発生しやすく、冬季のスリップ事故の原因に。
北国だけでなく平野部でも起こるため、「橋の上はとくにすべりやすい」という認識をもつことは大切なのです。
次回、「只今の気温」が果たす役割についてお伝えします。
お楽しみに♪
