大人からピアノを始める方へ〜迷わず楽しむためのヒント
近年、「ピアノを習いたい」
「昔やっていたから再開したい」
というご相談をよくいただくようになりました。
子育てが一段落した、
趣味をもちたい、
老後の楽しみに始めたい……理由はさまざまです。
どんなきっかけであれ、ピアノに向き合おうとするお気持ちはとても素敵だと思います。
初めてピアノを習われる際の心構えについては、以前の記事でもお話ししました。
↓
【まず「楽器」のこと】
レッスンを始める前に、自宅の楽器についても少し触れておきたいと思います。
「本物のピアノに勝るものはない」というのが講師としての正直なところですが、どんな楽器を選ぶかは、
ご自身が「どうなりたいか」によって変わっていいと思います。
◆ 趣味として気軽に楽しみたい方
電子ピアノで十分だと思います。
ただし、必ず**「88鍵」**あるものを選んでください。
鍵盤の数が少ないと、曲によっては弾けない部分が出てきてしまいます。
◆ ある程度しっかり弾けるようになりたい方
できればアップライトピアノをおすすめします。
タッチの重さや音の表現力が、電子ピアノとはやはり違います。
上達するほど、その差を指先で感じるようになります。
◆ 本格的に取り組みたい方
グランドピアノがベストです。
そして目標にかかわらず、**「キーボード」だけは避けてください。**
キーボードは鍵盤の幅がピアノと異なるものが多く、
タッチも非常に軽いため、指の感覚がズレてしまい、後々苦労することになります。
せっかく始めるなら、ご自身の目標に合った楽器で、気持ちよく練習していただきたいと思います😊

【レッスンが始まったら、まず「録音」を】
先生も見つかり、いよいよレッスンがスタート。
新しい曲が決まったら、楽譜を開いてみましょう。
「わからないことが、たくさん書いてある……!」
そう感じるのは当然のことです。
音符、リズム、シャープ、フラット、拍子、その曲の調性、、
先生はひとつひとつ丁寧に説明してくださるはずです。
でも、家に帰ると「あれ、どうだったっけ?」となることも、よくありますよね😊
そんなとき、ぜひお願いしてみてほしいのが**「レッスンの録音」**です。
先生に一言「録音させていただいてもよいですか?」と断るだけ。
ほとんどの先生は快く応じてくださいます。
丸ごと録っておけば、自宅練習のお手本として何度でも聴き直せます。

【わからないことは、そのままにしない】
録音が難しい場合は、レッスン中にメモを取るか、その場で先生に聞きましょう。
「こんなこと聞いたら恥ずかしい」——絶対にそう思わないでください。
先生は何でも聞いてほしいのです。
理解して、帰ってほしいのです。
生徒さんに理解して帰っていただくこと、それがプロとして当たり前のことだと私は思っています。
個人レッスンか、大手音楽教室かによって雰囲気は多少違うかもしれません。
でも、**「わからないことをそのままにしない」**。
大人のピアノ学習は、これに尽きると感じています。
【自宅練習で迷ったときは】
録音を聴きながら練習していても、
「これ、合ってるのかな?」と不安になることがあるかもしれません。
そんなときのヒントをいくつかご紹介します。
◆ 音符が読めない
時間をかければ、必ず読めるようになります。
焦らず一音ずつ確認していきましょう。
(音符をスムーズに読むコツについては、長年の経験から、**ある言葉を覚えるだけでぐっと楽になる方法**があります。)
↓
こちらの記事からよろしかったらどうぞ
第一弾です。
第二弾です。
↓
◆ リズムがわからない
リズムの基本は「音の長さ(音価)」の確認から。
たとえば、
♩. 付点四分音符+♪八分音符の
「ターンタ」というリズム。
メトロノームを四分音符で鳴らしながら、その拍の間に八分音符を滑り込ませる練習をしてみてください。
YouTubeで「ピアノ リズム 初心者」などと検索すると、わかりやすい解説動画もたくさん出てきますよ😊
◆ 調号(シャープ・フラット)がわからない
まずはネットで調べてみてください。
シャープとは?フラットとは?
「ト長調とは」などで検索するとすぐに情報が出てきます。
ただ、実際の音の雰囲気は文字だけではつかみにくいので、
次のレッスンで先生に弾いてもらうのが一番の近道です。
【片手では弾けるのに、両手になると弾けない!というとき】
これは、ほとんどの方が一度は経験することです。
決して焦らないでください。
そんなときに一番効果的な、
ウサギとカメのお話のように地道ですが確実な方法があります。
それは、**「1小節ずつ仕上げていく」**ことです。
「右手のこの音のとき、左手はこの音」と、縦に見ます。
最初は頭で考えながらで大丈夫です。
その1小節だけを何度も繰り返し練習します。
できたら次の2小節目だけを練習して、そのあと1小節目と2小節目を通して弾く。
次は3小節目だけ、フレーズごと……という積み重ねです。
時間はかかります。でも、必ずできるようになります。
🎹 ひとりごと
レッスンの中で、私はいつもこの方法を使います。
弾けない理由には、必ずどこかにつまずきの原因があるのです。
その原因を一緒に見つけて、直して、また弾いてみる——。
そうして仕上がった瞬間、**「なぁーんだ、できちゃった!」**と嬉しそうな顔を見せてくれる生徒さんが、本当にたくさんいます♪
その顔を見るたびに、私もピアノを教えていてよかったなぁと思うのです。
自分のペースで、コツコツと
私はいつも生徒さんに伝えています。
ピアノの練習は、コツコツの持続がやがて花開いていくのだと。
疲れた日は「今日は4小節だけ」と決めて、それでいいのです。
自分のペースで、続けることが何より大切です。
今は調べようと思えば、ネットでもYouTubeでも、AIでもすぐに答えが出てきます。文明の力も、どんどん借りましょう!
でも、一番頼りになるのは、やっぱり目の前の先生です。
どんどん質問して、どんどん弾いて——皆さんのピアノライフが、豊かで楽しいものになることを願っています😊
🌸この記事が、donchan1962さんに記載していただきました!
ありがとうございます😊
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