常連さんが来なくなったとき。お客さんの将来は考えて、自分の将来は考えていなかった
ぞうも、ハゲ増す店長です。
店長時代、一番気を遣っていたことがあります。今日はその話を書きます。
現場に立っていた頃を振り返ると、意外なところに一番の緊張感があったと気づかされます。
一番気を遣ったのは、「常連さんが来なくなったとき」
店長として現場に立っていた頃、一番神経を使っていたのは、実は売上でもクレーム対応でもありませんでした。常連さんが、ある日突然来なくなったときです。
毎日決まった時間に来ていた人が、パタリと姿を見せなくなる。最初の数日は、たまたま忙しいのかと軽く考えます。でも1週間、2週間と経っても現れないと、心配な気持ちが膨らんでいきました。
顔なじみのお客さんほど、その存在感は大きいものです。今日は来ていない、今週は一度も来ていない。そういう小さな変化に、現場では自然と気づくようになっていました。
長く店に立っていると、お客さん一人ひとりの生活リズムのようなものが、なんとなく見えてきます。だからこそ、そのリズムが崩れたときの違和感には敏感になっていたんだと思います。
平日の夕方に必ず来る方、土日の朝一番に並ぶ方。そういう習慣を持つお客さんほど、姿が見えなくなったときの違和感は大きく感じられました。誰に頼まれたわけでもないのに、頭の片隅でずっと気にかけている自分がいたんです。
理由がわからないまま、心配だけが残る
常連さんが来なくなったとき、一番困るのは理由がわからないことです。
体調を崩されているのか。パチンコに飽きてしまったのか。それとも、他の店に移ってしまったのか。理由を確かめる術は、こちらにはありません。
スタッフ同士で「最近○○さん見ないね」という会話をすることもありました。誰も理由を知らないまま、ただ心配だけが積み重なっていく。そんな時間が、何度もありました。
まれに、しばらくして再び来店してくれることもありました。「入院してたんだよ」と、後から教えてもらうこともあります。そういうときは、ほっとする気持ちと同時に、何もできなかった自分に対するもどかしさも感じていました。
一方で、そのまま二度と姿を見せない方もいました。理由を知る手段がないまま、心の中にずっと引っかかりとして残り続けます。お客さんとの関係は、店とお客さんという一方向のものに見えて、実は現場に立つ側の心にも、静かに影響を残していくものだったんです。
今でも、ふとした瞬間に「あの人、元気にしているだろうか」と思い出すお客さんが何人かいます。連絡先も知らず、確かめる手段もない相手のことを、それでも気にかけ続ける。そんな不思議な関係が、現場にはいくつも存在していました。
自分の将来は、全然考えていなかった
今、振り返って思うことがあります。お客さんのことは、あれだけ気にかけていたのに、自分自身の将来については、ほとんど考えていませんでした。
常連さんが来なくなった理由を、あれこれ想像しては心配していた自分です。でも、パチンコ業界という仕事の先行きや、自分自身の将来については、驚くほど無頓着でした。
目の前の現場を回すことに、いつも全力を注いでいました。お客さんの変化には敏感なのに、自分の人生の変化には鈍感だったんです。
22年間、そうやって過ごしてきました。ようやく自分の将来と向き合い始めたのは、業界の縮小という現実を、無視できなくなってからです。もっと早く、お客さんへの気遣いの分だけ、自分自身にも目を向けていればよかったと、今は思います。
不思議なもので、他人の変化にはあれほど敏感だったのに、自分自身の変化には長い間気づかないふりをしていました。給料が上がらないこと、業界の先行きが不透明なこと。うすうす気づいていながら、目を背けていた部分もあったと思います。
それでも、気づいたのが今でよかったとも思っています。過去は変えられませんが、これからは変えられます。お客さんのことを気にかけてきたのと同じくらいの熱量を、これからは自分自身の未来にも向けていくつもりです。
はげましの言葉
今日はしみじみした話でしたが、頭髪に関しては、来なくなった理由がはっきりしすぎていて、逆にすがすがしいです😂
それでは、ハゲ増して参りましょう😂
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたチップは次の記事を書く燃料になります✨
「面白かった」「続きが読みたい」と思ったら
ぜひハゲましてください😆
毛玉店長、全力で発信し続けます!
