#3ド田舎での集客。大学生が仕掛ける販売戦略
どうやって集客する?
販売の舞台は岩手県のとある田舎町。
SNSが通用しないこの田舎町で、どう勝負する?
《前回までのあらすじ》
「寄付なしで子ども食堂を運営する」
今から約一年半前(当時大学1年生)、持続的な子ども食堂を実現するために、寄付なしで運営することを決意。
そのためには、お金を出す側にもメリットが必要ということで、物販に挑戦することにしました。「利益は全額、子ども食堂の運営費に充てられる」という付加価値のある商品で、運営費を集めることに。
そのために僕らは、ある飲食店に直談判。
手作りのクッキーと大判焼きを卸してもらえることになったのですが……
僕らの挑戦の舞台は、岩手県にある岩手町という田舎町。
まずは、自分たちの生まれ育った地域で「持続的な子ども食堂モデルの構築」に挑戦してみることにしました。
少しだけ、僕らの町について共有させてください。
先ほど書いたように、僕らは大自然に囲まれた田舎町で育ちました。
(「大自然」と聞くと聞こえは良い!)
この地区には大型のスーパーはなく、昔ながらの商店が2件ほど。
そして、文具店や制服を取り扱う呉服店、美容院、布団屋さんにクリーニング屋さんなど、決して栄えているとは言えない地区で、書いていて悲しくなってきます笑
毎日グランドゴルフに打ち込む
おじいちゃん、おばあちゃん。
週に一回、モルックや体操を楽しむ
おじいちゃん、おばあちゃん。
週に一回、バドミントンで体を動かす
おじいちゃん、おばあちゃん。
不定期で行われる料理教室。参加者はもちろん、おじいちゃん、おばあちゃん。
なぜかわからないけど、僕らの地域はおじいちゃん、おばあちゃんの集まりが多く、若者より活発に活動しています。
とは言っても、野球少年団やサッカークラブ、ホッケークラブは全国常連と、若者たちも負けずにスポーツに打ち込んでいます!
#ホッケーの町、岩手町
この、少子高齢化が深刻なこの田舎町は、僕らにとって絶好の挑戦の場所でした。
まず、僕たちのターゲット層は
「おじいちゃん、おばあちゃん」。
商品が大判焼きということで、ターゲット層は自ずと決まっていきました。
次に考えたのは、
「どうやって告知を出すか?」
今回は、SNSでの集客は通用しないと考え、
「足を使って営業する」
ということを決め、僕らは販売会のチラシを一軒一軒ポスティングして回りました。
広告宣伝費に割けるお金も多くなかったので、スーパーでB4版のチラシを印刷し、それを半分に切り、一枚2.5円のチラシをとにかく配りました。
また、商店街の全店舗、公民館や社会体育館に「販売会のポスター」の掲示をお願いし、地域の人々が販売会の告知を目にする機会をとにかく増やしていきました。
そして、僕らが販売会場に選んだのは、昔からある居酒屋さん。
居酒屋といいつつ、お昼にはランチの提供も行う、地域の集いの場として機能しているお店でした。
町内でのイベントにも参加している店舗で、地域の人々にとっても「あそこのお店ね!」という共通認識のある場所を販売会場として選択。
販売会の1ヶ月ほど前から広告活動を始め、一軒一軒ポスティングする姿を見た地域の方々の間では、「若者が何か頑張っている」という噂が広まり始めました。
次に、僕らが行ったのは、
「噂をカスタマイズする」
ということ。
「若者が何か頑張っている」という話題の上がり方は、直接的な集客にはならず、単なる話題として終わります。
そこで僕らは、地域の人々が集まる場所に足を運び、「僕らのコンセプト」をとにかく説明して回りました。
「来月に大判焼き・クッキーの販売会を開催すること」
「その収益は子ども食堂の運営費に充てられること」
そして、人が集まる"ある店舗"では、常温保存が可能なクッキーの先行販売を行いました。
その"ある店舗"とは、地域の「呉服店」。
その呉服店はちょっと変わっていて、毎日お客さんで賑わっています。しかし、その多くのお客さんは服を買わず、「店主と話すため」にそのお店を訪れていました。
店主の方も「ここで、皆さんとお話しするのが楽しいの」と、訪れたお客さんに無償でコーヒーを提供している、服屋なのかカフェなのかわからなくなる空間です笑
僕はこの店主に活動のコンセプトを説明し、クッキーの先行販売をお願いしました。
店主はそのお願いを快諾し、商品の先行販売が始まりました。
とにかく地域の人の目に触れるように活動した、販売前の1ヶ月間。
数百件のポスティング。
町内の店舗、施設でのポスター掲示。
人々が集う場所での活動説明。
噂が広まる店舗での商品の先行販売。
この小さな田舎町で、僕らの活動はすぐに知れ渡りました。
今回は1ヶ月で4回(毎週火曜日)の販売会を予定していました。
販売時間は14時~16時の2時間。
告知の効果が発揮され、第一回の販売会では、
開始15分で大判焼きは完売。
クッキーも開始1時間で完売。
開始からものの1時間で販売会は終了しました。
速攻で完売してしまった販売会では、大判焼きを求めてきた半分以上の方々が、商品を購入できずに帰ってしまう結果となりました。
しかし、これが今までのどの作戦よりも大きな「広告」となって、僕らの活動を大きく後押しすることになりました...
続きはまた次回!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
僕たちの団体の次なる挑戦に向けて、外への発信を強めようと思い、始めたのがこのnoteです。
半年後の今年の冬、僕たちは今までで一番大きな挑戦を開始します。
その挑戦で、皆さんの力をお借りしたい!
そのためにも、多くの人にこの活動を、この団体を知ってほしいと思っています。
少しでも興味を持っていただけたら、
「フォロー」や「スキ(ハート)」で応援していただけると嬉しいです。
次回の投稿もお楽しみに!
