改めての謝罪と、LGBTQアライとしての再出発について

こんばんは、烏丸百九です。

まず最初に、過去に私が行った差別的な言動により傷ついた方々、また不安にさせてしまったLGBTQ当事者の方々に、改めてお詫び申し上げます。
このnoteは「誰かへの攻撃」や、「論争の再開」を目的にしたものではありません。自分の過ちの整理と、今後の行動を明文化するために書いております。 

詳細については、以下の過去noteをご参照ください。



1. ここまでの経緯(要点)

私は約一年前に、トランスジェンダーの作家である李琴峰先生について、SNSや配信内で非常に不適切な言及を行いました。内容としては、相手のジェンダーを勝手に決めつけたうえで批判し、結果としてトランスジェンダー差別、二次加害行為になったものです。 

この件について私は、関連する投稿の削除、配信の非公開化を行い、再発防止の方針として

  • 当該人物への肯定・否定を問わない言及をしない
    -(当時の判断として)当事者向けのリアル活動への参加等を控える
    といった自己制限を公開しました。 

また、その後の対応の仕方についても問題があり、私は改めて謝罪を出し、関係する別の方への言及もしない、SNSの使用を一定期間控える等、追加の自己制限を設けました。 


2.何が間違っていたか?

私はこの件で、少なくとも次の点を誤りました。

  • 「当事者の属性」を推測・断定して語ったこと
    当事者の属性は、第三者が決めつけてよいものではありません。推測で語った時点で、相手の尊厳と安全を損ねます。 

  • 「批判」よりも先に、相手の人格や立場に踏み込んだこと
    社会問題を語る際、私が扱うべきなのは政策や構造であり、個人のアイデンティティを材料にすることではありません。

  • 謝罪と意見表明(既に非公開済みの配信)を同時に行い、謝罪を濁らせたこと
    最初の謝罪noteの後で、配信にて意見表明するなど、本来行うべきでない方法で<謝罪>をしたことが、余計にお相手を傷つける結果となってしまいました。
    謝罪は、説明や自己正当化と混ぜるほど薄まりますが、私はその線引きを誤りました。

当時、李琴峰先生や周囲の皆様には、多大なご心痛とご迷惑をおかけし、改めて、大変申し訳ありませんでした。

その後、僅かな金額ではありますが、こちらの「李琴峰さんを支える会」様に対し、自分の配信の収益から、ご寄付をさせていただいております。
このnoteもお読みの皆様も、是非ご寄付に御協力をいただければと存じます。

もちろん、寄付をしたからといって、私の過去の差別的言動やその影響が消えるわけではありません
あくまで、自分なりに責任を意識し続けたいという気持ちから行っているものです。


3.Transgender Japan(TGJP)様に対する謝罪

こちらは、今までパブリックに表明出来ていなかった(後述)、別の件についての謝罪となります。

Transgender Japan(TGJP)」様は、トランスジェンダー当事者の人権擁護活動や、トランスマーチの実施などの活動をされている団体です。

2023年から2024年にかけ、TGJP様の元代表の方について、刑事事件に関する報道がなされた際、私は「人権団体代表がそのような容疑で報道されること自体に問題がある」という考えから、SNS等で批判的な発信をしてしまいました。

しかし、その後の裁判で無罪が確定し、弁護士や当事者側から詳細な経緯が公表されたことで、私が警察発表や報道だけを前提に判断していたことが明らかになりました。
(現在では全ての書き込みを削除、撤回しております)

裁判の内容について、詳しくは下記の弁護士JPの記事をご覧下さい。

本来であれば、無罪判決が出た時点で、直ちに自分の発信を撤回し謝罪すべきでした
しかし私はそれを後回しにしてしまい、その結果タイミングを逸し、本日まで謝罪が大きく遅れました。どのような事情があったにせよ、これは私の判断の誤りです。

改めて、Transgender Japan(TGJP) 様、および元代表様に対しては、警察発表を鵜呑みにした誤った批判を行った件について、深くお詫びと謝罪申し上げます。大変申し訳ありませんでした。

また、これらの表明をもって「謝罪は済んだ」とするつもりはありませんが、私自身の気持ちとして、11月に実施された「東京トランスマーチ2025」イベントに対しても、配信の収益の一部をご寄付させていただきました。

クラウドファンディングの応援メッセージページ。

4.既に宣言した方針について

このような状況の変化から、以前での謝罪にて表明した「活動方針」についても、一部を変更とさせていただきたく、こちらに表明いたします。

  • 次項5の内容と前後しますが、烏丸は、あらためて「LGBTQアライでありたい」気持ちで行動したいと考えています。

  • それに伴い、<烏丸が「LGBTQアライ」として、プライドパレードや各種講演会などの、当事者向けのリアル活動へ参加する事の永久的な禁止>とした、謝罪当時の文言を撤回・変更し、今後は<「LGBTQアライ」として、プライドパレードや各種講演会には積極的に参加する>方向に変更させていただきたく存じます。

  • また、<note、YouTubeを含む烏丸の諸発信における、そうすけさんや彼の友人等、関係する人物への今後の永久的な言及の禁止>という文言については、当時の私の感情も含めた、やや自罰的な約束であったと今では感じています。

  • 一年が経過し、私自身も相手の方々の現状や、人間関係を把握していないことから、「永久的な言及の禁止」という表現については、ここでいったん下ろさせていただきます

  • 今後も特定の個人を話題化して攻撃することは行わないという原則を守りつつ、自分や周囲の安全や誤解の解消のために必要と判断される場合には、事実関係を説明する余地だけは残しておきたいと考えています。

  • 差別に反対する発信、当事者団体等への支援の呼びかけは、これまで通り続けます。 

  • なお、李琴峰先生ご本人について、私が肯定・否定いずれのかたちでも名前を挙げて取り上げることは、今後も行いません。この方針は、以前の謝罪で表明した内容から変わりません。

  • ただ、先生を攻撃している一部の人々による差別的な言動については、当然ですが、その問題点を指摘していきます


5. それでも私が「LGBTQアライ」を、改めて名乗る理由

長くなりましたが、ここからが今回の本題です。

詳しい事情はここに書きませんが、私は今年8月のメンバー限定配信以降、LGBTQに関する表立った「差別反対」の発信を休止しており、配信などでリスナーの質問に答える等、限定された言及に留めてきました。

私は、過去に差別的な行為をした人間です。だからこそ「アライ」という言葉を使うことには、最大限慎重であるべきだ、と自分でも思っています。

一方で私は、これからも社会問題を扱う表現者として、LGBTQ差別に反対する立場を明確にし、そのための行動を継続する責任があるとも考えています。 

だから私は、「アライであること」を免罪符にしません。
私は「アライでありたい」と名乗り、行動で証明していきます。

そのために、今までの失敗を踏まえて、以下の具体策を約束します。


6. アライとしての具体的な約束

  1. 個人のアイデンティティを推測で語らない
    当事者性・属性・背景について、推測や断定はしません。

  2. 当事者の声を“盾”にしない/代弁者にならない
    私は当事者の代表でも広報でもありません。紹介する時は、一次情報(当事者団体の声明、統計、法制度等)を明示し、自分の意見と区別します。

  3. 誤りが判明したら、すぐ修正し、謝罪は謝罪として出す
    「説明」と「反論」を混ぜず、まず迅速に修正と謝罪をします。


7. 最後に

私は、過去の件を「終わったこと」にしたいのではありません
逆に、終わらせないために、自分のルールを言語化し、守り続けます。

これからの私を評価するなら、肩書きではなく、発信と行動で見てください。
そして、もしまた私が誤った方向に行きそうなら、もし余力があればで構いませんので、事実と論点に即してご指摘いただけると大変ありがたいです。

未熟な私ですが、どうか今後ともよろしくお願いいたします。

2025年12月6日 烏丸百九

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