2025年 ベスト音楽総まとめ(同人部門)
どうもです。
2025年の総まとめ的な記事、第7弾。
最終的に「2025年 ベスト音楽総まとめ」記事に反映される「同人部門」です。主にM3で頒布された同人作品からアルバム・EPを5枚選出してます。
#1『Bloom Licht』/ Vivid Lila
◆リリース日:4月27日
◆所属:無所属
◆デジタル配信:https://linkco.re/SSgYn3UU
すずやみ/鈴谷皆人による同人サークル・Vivid LilaのニューEP。全4曲を収録。春をテーマに据え、ゲストボーカルには、秋奈、hana、nayuta、棗いつき、と今回も豪華メンバーを迎えています。
Tr.1「春風のピチカート」は、春らしい明るく爽やかな曲調と、可愛らしく真っ直ぐな歌声が完璧に溶け合った1曲。Tr.2「まばたきの合図」は、何かが始まりそうな高揚感・期待感が一気に花開くサビが最高。Tr.3「ルミナスの欠片」は、春の夜空を彷彿させるサウンドで寂しさを前向きに昇華。Tr.4「サクラリコレクション」は、春だからこそ訪れる出逢いと別れを描いたエモーショナルナンバーで、特に気に入っています。サウンドもメロディも抜群の心地好くて、安心して身を委ねられましたね。
#2『Dream Blue』/ Endorfin.
◆リリース日:4月27日
◆所属:一二三(Hifumi,inc.)
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/A00185962
作曲・sky_delta、ボーカル・藍月なくるによる音楽ユニットEndorfin.の14thアルバム。各Instrumental ver.を加えた、全12曲を収録。
"進路選択を前に、自分には何もないと感じている少女が、眠りの中で様々な可能性を体験をしていく"―そんな物語を描いたコンセプトアルバム。いつもに増して透明感と清涼感に溢れたサウンドが印象的で、夢見心地になる浮遊感に誘われる1枚でした。別世界の煌めきに溢れたTr.2「Focus on」、階段を駆け上がる様なリズミカルなサビが癖になるTr.4「Draw World!」が特に存在感があり、そして何より表題曲「ドリームブルー」が素晴らしい。水平線と青空が目の前に広がる様な爽快な情景を描き出した1曲。少し懐かしさを感じさせるEndorfin.らしい疾走感と、サビのタメが絶妙なアクセントとなっていて好きです。なくるさんの歌声も、風に揺れる様に漂いながら空気感を醸し出していて、サウンドと絡み合うセルフコーラスも心地好さも格別。11月には待望の1stワンマンもあり、想い出深い年になりました。
#3『わたしとキミの幸せな終末』/ 藍月なくる
◆リリース日:5月11日
◆所属:一二三(Hifumi,inc.)
◆デジタル配信:https://linkco.re/nQr3EEuE
◆小説版:https://nakuru.booth.pm/items/6870317
コンセプトアルバム。"来週末、世界が滅びます"と告げられた時、どう過ごすのか――そんな究極の問いをテーマに据えた、全6曲を収録。
世界の終わりを目前にした人々の様々な選択を描き出しており、楽曲毎に視点も感情もジャンルも異なるので、いくつかの短編小説に触れている様な余韻を残してくれた1枚でした。Tr.1「ヘイマルメネー」は、運命を受け容れる事を掲げた合唱曲。祈りの様でもあり、その華やかさが逆に不穏も孕むのがアクセントとして印象的。Tr.2「アンチテール」は、やり残した事がない様にと願う切なさを宿したピアノロック。Tr.3「ミスリルドロップ」は、一緒にいたい温かさと最期を憂う気持ちが胸に迫る色鮮やかなポップナンバーとなっています。対照的にTr.4「Predatory」は、生を諦めず抗う意志を叩きつけるハードコアナンバー。Tr.5「Seed of Fate」は、終りのその時まで最愛の人と過ごそうとするロマンティシズムが光ります。そしてラストTr.6「軌跡」は、Feryquitousさんらしい神秘的で壮大な音像に包まれ、滅びゆく世界の最期を美しく描き出しました。多彩でありながらテーマを基に見事に統合され、短編ながらも極めて濃密な作品世界を築き上げた名盤。なくるさん自身が時折お話を聞かせてくれる死生観を覗かせる1枚にもなっていたなと、勝手ながらに思ってます。
#4『solitude』/ ubique
◆リリース日:10月26日
◆所属:無所属
◆デジタル配信:https://linkco.re/4FXmAaFz
"ひとりがいい、ひとりもいい。"をコンセプトに掲げる、Composer瀬名航と、Vocal鎖那による音楽ユニット。待望の1st EP。全6曲を収録。
"ひとりでいたい"、"ひとりでいる時間も好き"、そう感じる人々に寄り添う優しいメッセージが込められた1枚。繊細な心象風景を、キラキラ・コロコロとしたポップなサウンドに昇華して魅せる、遊び心と温度感が実に巧みです。跳ね感あるリズミカルな進行の中で、軽快な浮遊感をもたらしてくれるのも特徴的。鎖那さんの歌声もそよ風の様な柔らかくキュートで、空間いっぱい響き渡ります。そして、これらの要素からは想像つかない程、歌詞はネガティブで難しい一面も含めて包み隠さずに伝えてくる。この良い意味でのアンバランス感が癖になると云うか、真に寄り添ってくれていると感じられますね。Tr.2「君の人格、最悪であれ」が特に好きで、聴いていると凄く気持ちが吹っ切れて前を向けるんですよね。Tr.5「青夏塗りの蝶々」は、サビの疾走感とほんのりエモーショナルな香りが心地好い1曲。ラストのTr.6「ひとりぽっち」は、ブラスサウンドの華やかな彩りもある中、"ひとりだからこそ"を美しく突き詰めた、これからも名刺代わりになるであろう1曲でした。嬉しい事に、来年5月4日には早くも初のワンマンライブが開催決定し、チケット握れたので楽しみです。
#5『Neko Hacker Ⅳ: Mirai Post』/ Neko Hacker
◆リリース日:6月13日
◆所属:無所属
◆レーベル:OFUTONE Records
◆デジタル配信:https://lnk.to/MiraiPost
4thアルバム。全12曲を収録。ゲストも超豪華で、ボーカルはお馴染みの顔ぶれから初共演の新鮮なメンバーまで、サウンド面でも懐かしさと新しさが絶妙にブレンドされました。
"時を超えて響く音楽"をコンセプトに掲げ、今の貴方の気持ちが封じ込められ、未来の貴方へそっと届きます様にと、願いが込められた1枚。Kawaii Future Rockという独自のジャンルを依然として貫きつつ、今作は仲間と共に寄り道もしながら、旅に出掛けている様な距離感と爽やかさ、高揚感が感じられました。アッパーでキャッチーなメロディ、親しみやすく誰しもが抱いた事ある様な感情を刺激してくる様なリリック、そしてテクニカルなフレーズも交えつつ、休符も含めたキメの美しさ。最大8弦ギターまで取り入れたメタル仕込みサウンドも堪らなく、特に仲町あられ(夢限大みゅーたいぷ)をボーカルに迎えたTr.3「好きになっちゃえ!」のリフが好きすぎる。InterludeであるTr.8「Pulse」では環境音も取り入れており、これを境に終盤は近未来感も溢れ、"前進感"が立ち上がる構成も秀逸。初のワンマンツアーファイナルと強く紐付いた楽曲も沢山あります。Tr.9「夢追う者よ」は自然と笑顔でシンガロングだったし、Tr.10「Simulated」はレーザーや照明と完璧に連動する圧倒的なライブ映えでした。お蔭で刻まれた想い出そのものが、"時を超える音楽"になりました。ありがとう、ネコハカ。
以上、同人部門の5選でした。大方いつも通りのラインナップですね。大好きだから仕方ない、新譜リリースに最大級の感謝を。ではまた!
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