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新曲で彩る一週間【6/30~7/6】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。6/30~7/6リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。
 ※今週は、歌い手・VTuber・ボカロP・動画師・MIX師・絵師等がチームを組んで楽曲を制作し各種動画サイトに投稿するボカロ楽曲の投稿祭「ボカデュオ2025」の楽曲が何曲かあります(チームメンバーは動画の概要欄を参照お願いします)。


#1『accompany』/ XIDEN

◆所属:RK Music
◆作詞:IORI・SHVNA、作曲:NAKAMURA・Hiroyuki、編曲:鵺録音
◆デジタル配信:https://linkco.re/VyRghQBA

 4thシングル。制作陣は2nd、3rdから続投と、お蔭で世界観もかなり固まってきましたね。ダークで艶やかな世界観で、音に"溶ける"、"浸かる"、”沈む”様な感覚が何とも癖になる1曲。一心同体という名の逃れられない愛情を描き出しており、いつもに増して近い距離感での歌唱も魅力的ですね。歌い回しのバリエーションも多彩で、全方向から染み込んでくる。耳元での囁きポイントはゾクッときました。


#2『響く音の、その先で』/ ヨノ-Yono

◆所属:RK Music
◆作詞・作曲:ヨノ、編曲:出羽良彰
◆デジタル配信:https://linkco.re/PR0ZPRUS

 1stEP「はじまりの音」に収録された新録曲。美しいピアノと重厚なオーケストレーションが織り成す壮大で幻想的なサウンドスケープは、どこか一つの理想郷に辿り着いたかの様。そして美しさだけではない、一歩ずつ踏みしめながら進んでいく様な確かな足取りを感じる力強いメロディが胸に迫りますね。ラスサビで一気に視界が開ける音の高まりと、歌声が神秘的な輝きを増す瞬間には息を呑むしかない…。デビューしてからの歩みや、等身大の愛に満ちた歌詞も、特に"今、過去を抱きしめて行くなら 幸せの裏もきっと愛せる"の一節がとても好きです。彼女の只ならぬ覚悟と優しさを感じます。


#3『未来カンパネラ』/ AZKi

◆所属:ホロライブ
◆作詞:TATSUNE、作曲:山田竜平、編曲:山下洋介
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/k8r9q5

 11月5日にリリースされるニューEP『Re:Start』から先行公開。雄大なストリングスが空気を震わせ、風を吹かせる様なロックナンバー。メロディラインも優しさに満ちつつ、果敢さを秘めていて、足を“前へ”と語りかけてくる音の流れが良いですね。温かくて優しい歌声は勿論、背景にある彼女のストーリーがあるからこそ、きちんと届く言葉の数々もあって。この先になら光があると信じられる様な仕上がりだと思います。


#4『Bubblin』/ HIMEHINA

◆所属:Studio LaRa
◆デジタル配信:https://himehina.lnk.to/bubblin

 4thアルバム。先行リリースされている「キスキツネ」や「愛包ダンスホール」「V」「LADY CRAZY」「マザードラッグ」などを含む、未発表の楽曲を加えた全17曲を収録(内inst2曲)。
 はじける泡やしゃぼん玉の様な煌めきとその一瞬の儚さを、命や人生になぞらえて、必死に生きていきたい、歌にのせて心を届けたい!と云う、生きる事への意味をタイトルへ込めた1枚。表題曲Tr.6「バブリン」は、そんな本作のコンセプトを象徴した仕上がりで、ボカロ的なスピード感の中でキュートで鬼キャッチーなメロディが連なっていて最高でした。祭囃子を意識した和メロのサビが好き。忘れてはいけないのがヒメとヒナがそれぞれ作詞を手掛けた楽曲。ヒナ作詞のTr.9「絶望を翔る恒星」はゴリゴリのロックナンバーで、絶望すら蹴散らして突き進む主人公感に満ち溢れた歌詞が魅力的。ヒメ作詞のTr.10「密命」も同様に主人公感があり、貫く正義を華麗なピアノの旋律に乗せて歌い上げていました。新録曲はTr.14「Lemonade」がブッチギリで好きですね。夏の空気感を閉じ込めた爽やかでエモーショナルなサビメロが最高すぎる…。2024年8月のライブで先行披露されたTr.15「風編み鳥」とTr.16「涙の薫りがする」は、どちらも未来へと進んでいく力強さや勇気に溢れており、改めて今後も愛され続けるであろう楽曲だと思います。ラストトラック「生と詩」では、壮麗なオーケストレーションに包まれながら、"歌を残して"、"君と生きた証にしたいから"と命を懸けた切なる想いを届けてくれました。全体的にHIMEHINAのステージがまたひとつ上がった事を確かに感じられるアルバムでした。長年の活動の中で出逢ったVTuberやJOJIたち、出来るだけ大勢の仲間を巻き込んで未来へ進んでいきたい、そんな強い意志を歌詞は勿論、サウンドの奥行きやスケール感からも感じられました。今作を冠したワンマンライブはパシフィコ横浜にて11月22、23日で開催。今からとても楽しみです。


#5『鈍色幻灯』/ 心世紀 × 罪十罰

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞:真崎エリカ、作編曲:水野谷 怜 (Arte Refact)
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/Onedaythepalemoon

 制作陣は初の全体オリ曲「現世回帰」から続投となった1曲。壮麗にして重厚。バンドサウンドの土台も、オーケストレーションの彩りも非常に強固で美しい…。月の満ち欠けに希望を重ねた生命讃歌として、儚い香りは漂わせつつも、サビからはしっかりと勇ましい生命力を感じますね。押し出し方が圧巻。そして、6人揃った時の無敵感がやっぱ最高すぎる。無垢性と神聖性が共存した歌声を響かせる唯一無二のグループだと思います。7月11日、初ワンマンまで遂に1週間切りましたね、神ライブの予感ですのよ。


#6『Berry Berry Lady』/ 灯里愛夏

◆所属:バンダイナムコエンターテインメント(PROJECT IM@S vα-liv)
◆作詞:やぎぬまかな、作編曲:Nor
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/9GPmDQ2h2

 4thシングル。7月1日に開催されたバースデーライブにて初披露されました。4thにして遂にカワイイに全振りした楽曲が登場。ほんわかとした空気感に包まれながら、キュートでファンシーなサウンドが弾けるKawaii Future Bassな1曲。甘くて柔らかい歌声との溶け合い方も絶妙ですね。歌詞には、福岡からシティガールになる事を夢見て上京してきた愛夏の心境を映し出しつつ、"あなた"へのメッセージを忍ばせているのが何ともズルい。


#7『ラズリベラ』/ みそらみみ

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:ノイ
◆デジタル配信:無し

 チーム「静寂シロップ」のボカデュオ参加曲。疾走感を伴って軽快なカッティングが際立つロックナンバー。エレクトロサウンドの鮮やかな彩りもあり、艶やかな美しさと、研ぎ澄まされたカッコよさが良い塩梅で交錯してますね。フレーズ語尾で感情をキレよく絞り出す様な歌い方もやっぱり印象的で、吐息感との使い分けが巧い。


#8『溶けきれない背景』/ 白嶺六花

◆所属:ヨルよなかproject
◆作詞・作編曲:Kyiku
◆デジタル配信:無し

 ボカデュオ参加曲。ガチで良すぎて個人的ボカデュオ2025ベスト楽曲です。まるでビジュアルノベルや劇場アニメの主題歌の様な雰囲気で、MIXやMVまで全てが綺麗に作り込まれた1曲。音と歌と言葉が、存在しないはずの記憶に直接触れているかの様な感覚を呼び起こしてくれる程。情景を浮かび上がらせる寂しげで切ないメロディ、それを丁寧に運ぶのは、儚くも美しい芯を持った歌声。MVに映る少女の存在が色褪せてしまわない様にと、繊細な揺らぎに温度感も伴って届けてくれていますね。ラスサビのセルフコーラスによるクライマックス感もとても好きです。


#9『天麗』/ 薄荷あをい

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:Corolla.*
◆デジタル配信:無し

 チーム「羽織り」のボカデュオ参加曲。自然と流れる一滴の涙の様な美しさと切なさを兼ね備えたピアノロックナンバー。洗練されたシンプルさ故に、秀逸なリズムの呼吸感が感情を駆り立て、ストリングスの響きも盛り上がりに美麗なニュアンスを添えてくれています。穏やかに沁み渡りながら、高音域では艶やかさを増す歌声の浮遊感も素晴らしい。


#10『翠夏の唄』/ Flare Rune

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:Twinfield
◆デジタル配信:無し

 チーム「アストランティア」のボカデュオ参加曲。日差しが照り返す眩しい夏の情景を想起させる1曲。EDMとロックが絶妙なバランス感でミックスされていて、爽やかでエモーショナルなメロディが胸を焦がしてきますね。透明感に満ちた歌声も、空へと真っ直ぐ描かれるひこうき雲の様に迷いなく伸びていて、聴き心地が良すぎる。ボカデュオ曲は季節的にやっぱ夏ソングが欲しくなりますね。


#11『Cladiate』/ 神月都

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:ラバ屋
◆デジタル配信:無し

 チーム「Diafana」のボカデュオ参加曲。耳に届く音の全ての音が余りに心地良く、透明なヴェールに包まれる様な音空間が素晴らしい1曲。煌めきを伴いながら波紋の様に広がるエレクトロサウンドと、美しく研ぎ澄まされたピアノの旋律が、織物の様に繊細に重なっていますね。その上にそっと重なる歌声も軽やかで、柔らかくて、そよ風の様な繊細がステキ。


#12『アポカ (APOKA)』/ 晴 ; xei

◆所属:無所属(韓国出身)
◆作詞:晴・Miiro、作編曲:Miiro
◆デジタル配信:無し

 チーム「想像工学徒」のボカデュオ参加曲。ボーカルの晴さんが好きだったので、ボカデュオ曲来て嬉しい…。精神世界をそっと覗き込んだかの様な、ほんのりダークでメルヘンチックな世界観が広がる1曲。小気味いいジャジーなリズムと、サビのメロディラインが次第に癖になりますね。ピアノソロも好き。そして何より透明純度と息成分の高いピュアな歌声。軽やかに空気を震わせながらしっかりと存在感を放っています。


#13『微睡』/ NEUN

◆所属:RK Music
◆作詞:NEUN、作編曲:小坂ナオ
◆デジタル配信:無し

 チーム「Weiss」のボカデュオ参加曲。切なげなピアノの旋律が、まるで心の奥底をノックするかの様に始まる1曲。徐々に叙情的なドラマ性を帯びていき、刻一刻と"その時"が迫っている事を感じさせる展開が良いですね。焦燥が滲んでいく感覚。触れたら今にも消えてしまいそうな儚さで満ちた歌声もその感覚を加速させていると思います。


#14『眩々』/ CULUA

◆所属:RK Music
◆作詞・作編曲:rinri
◆デジタル配信:無し

 ボカデュオ参加曲。夜の帳が静かに降りる頃、月明かりによって歌声にスポットライトを当てたような壮大なバラードナンバー。美しい旋律がゆっくりと広がっていく中、サビでは何かが決壊する様に力強いサウンドが後ろ支えする圧巻の展開。その高まりが強く響くボーカルの情感をグッと引き出し、真っ直ぐ胸を刺してきますね。彼女の言葉の端々に込められた繊細な抑揚には、音源とは思えないリアルな"ライブ感"が滲んでいて本当にステキ。


#15『TASTY』/ 小鳥遊キアラ

◆所属:ホロライブ EN
◆作詞:monii、作曲:Johnny R・monii、編曲:Asteroid Music Team
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/al3Zjt

 ニューシングル。7月6日の誕生日ライブにて初披露されました。キアラ史上最もセクシーに仕上がった1曲で、視線を絡め取る様な女性らしさを前面に押し出しながら、優雅な誘惑のベールを纏っています。柔らかいお洒落な音色と、K-POP的なメロウなグルーヴ、余裕に満ちた伸びやかで艶感のあるボーカルとMVのダンスパフォーマンスもやはり魅惑的ですね。彼女のオリ曲も大分増えて世界観が固まり、VTuber音楽シーン全体で自身のジャンル的ポジションを確固たるモノにしたなと思います。


#16『歌姫』/ V.W.P

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:笹川真生
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/DIVA

 V.W.Pのメンバー自らが声優としても参加したTVアニメ『神椿市建設中。』のOP主題歌。爽やかなサウンドとは裏腹に、笹川さんらしい奥深い不思議な浮遊感が漂った1曲。一部意図的であろうノイズがかった音割れや、フレーズ一つ一つだけでも確かな余韻を残してきますね。どこへ行くのか解らないけれど、それでも飛び込んでいくしかない、そんな物語の幕開けを告げるOP曲らしさも充分あるなと。派生曲シリーズの楽曲名がさりげなく散りばめられた歌詞もファン心をくすぐるモノでした。


#17『Ruler』/ 前島麻由

◆所属:NEWCOME
◆作詞:川田まみ、作編曲:中沢伴行、fumi
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/A00196082

 ニューシングル。TVアニメ「クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-」オープニング主題歌として起用されました。"自己"をテーマに、ダンサーの身体表現を通して喜怒哀楽という感情の起伏を描き出した意欲作。と云う事なんですが、純粋に滅茶苦茶メタルコアで最高です…。拳付き上げシンガロングだけでなく、思いっきりブレイクダウンも搭載しててモッシュ不可避。前島さんの歌声は重厚なサウンドに負けない、寧ろ味方に付けてしまう程のオーラや立体感があるのでカッコイイ曲ほど映えますね。最後にライブを観たのが2年前なので久々にライブ行きたくなった。


#18『GREENWASH ME』/ DALI

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:フランス
◆レーベル:自主

 ニューシングル。改名後からなんか覚醒してますね彼等…とても好き。約4分半の中でデスコアやニューメタルなど様々なジャンルを自分達のプログメタルコアに落とし込んでいて。重量感のあるサウンドと牽引力あるボーカルも一体感も凄い。始めはどこか奇妙でサイケデリックな雰囲気だったのに、気づけば叙情的に拡大したスケール感に吞まれてフィニッシュでした。アルバムも制作中だったら嬉しいところ。


#19『Catch 22』/ Crooked Royals

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:ニュージーランド(オークランド)
◆レーベル:自主

 ニューシングル。2022年に選出したメタルコアベストアルバム『Quarter Life Daydream』ぶりのリリース。久々で嬉しすぎる。独特のリズム感の元、テクニカルに畳み掛けてくる展開。その中で繰り広げられるツインボーカルの掛け合いも曲全体をドラマティックに押し上げていますね。Djentyなリフの応酬に絡まる突然のラップも見事。そして何よりギターソロがエグすぎてプログレオタクも満面の笑みです。


#20『X_AXIS』/ Survive Said The Prophet

◆ジャンル:ポストハードコア、メタルコア
◆国:日本(東京)
◆レーベル:Sony Music Records

 8月20日にリリースされる7thアルバム『Luv Sux Sessions』のリード曲。ゲーム『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 インフィニットブースト』のテーマソングにも決定しました。どこか懐かしさすら感じさせるスクリーモ的の衝動が重なりながらも、サバプロらしい開放的でキャッチーなメロディは健在。基本的には次々となだれ込んでいく様な展開ですが、その隙間を縫う様にVo. Yoshが歌声で切なげな一滴を落としているのが良き。ライブで更に化けそうな予感しかない。


 以上、6/30~7/6はアルバム1枚、シングル19枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。


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