新曲で彩る一週間【12/22~12/28】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。12/22~12/28リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『Crystallize』/ 瀬戸乃とと
◆所属:RK Music
◆作詞:nana hatori、作編曲:小山寿
◆デジタル配信:https://linkco.re/XRBQdqCE
11thシングル。初めて全編英詞に挑戦した、壮大なロックバラード。繊細かつ重厚なサウンドスケープが崩れかけたディストピア感を描き出しながら、メロディを重ね、じわじわと胸を満たしてきますね。メッセージの核は、"To diamonds from dust"というフレーズでしょう。どれだけ押し潰されても、それでもなお光を掴み取ろうとする力強い意思。麗しさと力強さを併せ持つ歌唱は、その想いに確かな説得力をもたらすモノでした。
#2『プログレス サイン』/ 夢限大みゅーたいぷ
◆所属:ブシロードミュージック
◆デジタル配信:https://bmu.lnk.to/yumemita_1stALpr
待望の1stアルバム。2024年8月にリリースされたデジタルシングル「コハク」以降のシングル12曲に、新録3曲を加えた全15曲を収録。
名盤。"ゆめみた"らしさを全方位に惜しみなく放ちながら、同時に未来への決意を刻み込んだ1枚。バンドサウンドを骨格に据えつつ、リズム隊不在という編成だからこそ、電子音やキーボードが縦横無尽に駆け巡る。豪快で、華麗で、どこか無邪気さもあって。爽やかにも、暑苦しくも、キャッチーにも、カオティックにも振り切れる、その振れ幅の広さが頼もしいです。Vo.仲町あられの歌声もまた良くて。絶対に怖気付く事のない純真で勇敢な歌いぶり、その真っ直ぐさが奔流の中でもブレることなく届いてきます。そして何より、全15曲中6曲を占める堀江晶太楽曲の存在でしょう。彼の作る楽曲が大好きな自分にとっては覇権な訳です。これまでも「コミュ着火Fire!」「コハク」「チューニング」と数々の名曲を生み出してくれました。リード曲「アイの夢限」も彼が手掛け、朝風が頬を掠める様な軽やかさ、それでいて背中を押してくれる様な、静かな盛り上がりが、アルバムの指標としてこれ以上ない1曲でした。他の新曲も良かったですね。Tr.2「どんがらがっしゃん」は、ビックリ箱から音が元気に飛び出してくる様な賑やかさがあり、ライブ映え待ったなし。Tr.3「みゅーたんとミュータント」は、原口沙輔らしい、変拍子を多用したリズミカルな構成と中毒性が癖になり、相性ピッタリでした。ゆめみたのライブ楽しいので、来年の全国ツアーファイナル東京公演でまた遊びに行こうと思ってます。
#3『LOVEぃ』/ ヰ世界情緒×春猿火
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:大沼パセリ
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/Ist9WbXq
コラボ曲。11月3日に開催されたツーマンライブ「Singularity Live Vol.4」にて初披露されました。ドラムンベースのビートが全体を煌びやかに駆動させつつ、オシャレな華やかさが心を掴む1曲。浮遊感を演出しながらも、サビはキャッチーで、"LOVE LOVE LOVEぃ よ"のグルーヴが一気に引き締まる感じも好き。歌詞には、2人の名前を思わせる言葉遊びがあり、愛を繋ぎ止める仕掛けが粋。軽やかに手を取り合って跳ね回る、光を振りまく、そんな楽しそうな歌唱にこちらも笑顔になります。
#4『クロマティック feat.ヰ世界情緒』/ 少女革命計画
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:矢野達也
◆デジタル配信:https://zula.lnk.to/7UAxGEZL
ゲストに同事務所のヰ世界情緒を迎えた、少女革命計画としては初のコラボ曲。手掛けたのはお馴染みの矢野達也、その名に違わぬ構築力を魅せ付ける約5分半に及ぶ堂々たる大作でした。過去や現在、ポジもネガも、あらゆる感情全てを色として受け入れ、独自の色彩を放っていく。そんな思想が音に旋律に歌声に、隅々まで行き渡っていて。シーンが目まぐるしく切り替わるリズムチェンジは、まるで一幕毎に舞台装置が入れ替わる舞台劇の様。そこに転調祭りまで掛け合わせながらも、不思議と置いて行かれない気持ち良さが本当に素晴らしいなと。情緒ちゃんがいるお蔭で、全体的に歌声に神秘的な光を帯びて響き渡っているなと思います。圧倒的な祝福感に満ちた大団円をいつか現地でも体感したい…!
#5『ルートキュア』/ 明透
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:水槽
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/9l5zBCFV
ニューシングル。"がんばってあたしを捕まえてよ"と云う印象的な歌い出しから、聴き手の心を射止めてくる1曲。エレガントで魅惑的ながら、過剰に飾り立てる事のない心地好さが良いですね。明透ちゃんの、柔らかな温かさと見事に調和して、丁度いいバランスになっていると思います。カッティングギターの押し引きも絶妙。
#6『ファーストエイド』/ 琶舞
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:水槽
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/snqN6BLT
ニューシングル。明透と同じく、こちらも水槽が楽曲提供。夜が次第に更けていくのに、どうも落ち着かない、胸の奥に溜まったヘイトが邪魔をする感覚。けれど、そうした感情に引きずられないオシャレすぎる仕上がり。ギターリフも良すぎて、棘を美しい形へと削り出しています。ダウナーな空気と、突き放す様なクールさ、その両方を抱え込む様な美しい歌唱も見事。
#7『Bouquet』/ 皇美緒奈
◆所属:RIOT MUSIC「無原唱レコード」
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/A00208707
◆フィジカル:https://mugensho.lnk.to/Bouquet
待望の1stアルバム。初のオリジナル楽曲である「セントエルモの火」を始めとするシングル5枚に、豪華クリエイター陣による新規書き下ろし6曲を加えた、全11曲を収録。
タイトル通り、デビューから現在に至るまでの軌跡を、一つの花束として束ねた作品。全体を包むのは、勇壮なメロディラインが高らかに響くロックナンバーから、優しい旋律がじんわりと沁み渡るバラードまで、上品で奥行きのある楽曲が並びました。美緒姉の歌声は「大丈夫」とぎゅっと抱きしめる様な包容力を持ちながら、時に確かな推進力を感じさせ、その魅力が本作では最大限に活かされているなと。リード曲Tr.3「ADVANCE」は奥井雅美と黒須克彦と云うアニソン界の強力タッグが生んだ1曲。王道ながら10年代の少し懐かしいアニソン感が良かったです。新曲の中では、Tr.6「Relicta」とTr.7「spinela」が特に気に入っています。前者は霜月はるかさんが手掛け、ケルト音楽っぽい異国情緒と多重コーラスに惹き込まれます。後者はMANYOさんが手掛け、陽だまりの様な優しいメロディが泣きを誘うバラード。どちらもノベルゲームや同人音楽でお世話になっている方なので嬉しかったですね。そして、アルバムを締め括るTr.11「Wings of Light」は彼女自身が初めて作詞に挑戦した1曲。手紙をしたためるように、歌声を通して光を届けてくれる、至極のバラードでした。
私は別現場があり行けなかったのですが、12月27日にはアコースティックワンマンライブが開催されました。ぜひ冒頭無料だけでもご覧ください。
#8『PH0EN1X』/ 石狩あかり
◆所属:あおぎり高校
◆作詞・作編曲:鬱P / Utsu-P
◆デジタル配信:後日
ニューシングル。鬱Pが手掛けた、異国情緒漂うラップメタルナンバー。人生で初めてのラップに挑戦したとの事ですが、フレーズ毎の表情感から確かなセンスを感じます。サビでは一転して、タイトルに相応しい羽ばたく様な力強さあって。しかも、まさかのブレイクダウン搭載でモッシュ不可避。ラストは拳突き上げシンガロングで最高でした。
#9『boundary』/ 獅白ぼたん
◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:ササノマリイ
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/IfycZp
ニューシングル。タイトルが示す通り"境界"をテーマにしたエレクトロポップナンバー。輪郭と余韻を残しながら、幻想的に滲ませていくサウンドが素晴らしい。軽やかなのに、どこか薄暗い光の重みを宿しているなと。メロウなグルーヴも気持ちよく、まどろみの感覚が呼び起こされます。ししろんの独特のシルキーさを纏った穏やかな歌声も相まって本当に心地好い。
#10『Calling』/ 焔魔るり
◆所属:RK Music
◆作詞・作編曲:Powerless
◆デジタル配信:https://linkco.re/CfxA2431
ニューシングル。テーマは"祈り"、焔魔るり本人が綴ったポエムによる構想を元にした、"新章"の幕開けに相応しい1曲。安らぐ美しいピアノの旋律に包まれたかと思えば、メタリックなサウンドが荘厳で神秘的な世界を押し広げていく。世界に導かれ、呼び覚まされる、行かなければと。祈りが独白から使命へと変質していく様な、そんな美しさがとても良いですね。歌唱も、揺らぎが決心へと力強く響いてきます。
#11『winterluv』/ Winter Bouquet
◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:nyankobrq
◆デジタル配信:https://linkco.re/XxSf6G37
雛森アンシアと、柊さんたによるユニット、初のオリジナル楽曲。ウィンターソングらしい結晶的な煌めきを散りばめたFuture Bassに仕上がっていますね。軽やかなラップパートと共に生み出されるグルーヴが心地好く世界を押し広げていく。柔らかく澄んだ歌声に導かれる感じが良きです。
#12『誰も見てない夢を見ろ』/ 天音かなた
◆所属:ホロライブ
◆作詞・作曲:ヒグチアイ、編曲:THE CHARM PARK
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/n9UzGK
12月27日の卒業ライブで披露された、彼女の最後となるオリジナル楽曲。卒業が決まる前に制作された楽曲であり、MVも含め当初は"ラストソング"として意図されたものではなかったそう。それでも結果として、これほどまでに終幕を思わせる佇まいになり、受け取り方も変化していくのが、音楽の持つ美しさだよなと改めて実感しましたね。生命力を解き放つ力強さがあり、言葉一つ一つに積み重ねてきた想いが託されている様で。大きく未来へ羽ばたいていく姿が自然と重なって見えて、感動を誘うなと…。本音を言えば悲しいし寂しいし悔しいけれど、6年間本当にありがとう。どうか元気に穏やかな日々を過ごしてくれればと願っています。
#13『今日をしるして』/ アークナイツ
◆所属:Yostar
◆作詞・作編曲:アオワイファイ
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/hf0uaha1jir-aj
本格戦略タワーディフェンススマホRPG『アークナイツ』の6周年記念楽曲。歌はメインヒロインであるアーミヤ(CV:黒沢ともよ)が担当。アークナイツが持つ重厚な世界観をしっかりと背負いながらも、ポップに仕上げ、人の心に届く1曲に。歌詞が本当に良いですね。一歩、一日、その重みを知っているからこそ、胸に来るモノがあります。アーミヤは理想論だと言われても、それでも心から信じて、掲げ続ける覚悟を持っているので。サビメロから希望の光を確かに感じます。
以上、12/22~12/28はアルバム2枚、シングル11枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他、何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteのアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。
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