見出し画像

ヰ世界情緒 3rd ONE-MAN LIVE「Anima Ⅲ」ライブレポ

 8月7日(水)パシフィコ横浜国立大ホール。KAMITSUBAKI STUDIO所属のVsingerヰ世界情緒の3rdワンマンライブに行ってきました。1stと2ndは配信のみだったので、現地では初開催。ストリングス隊まで引き連れた生バンド編成で行われました。

 結論、最高すぎました。情緒ちゃんの世界、創作、歌声、色んなモノをこの日限りの密度、濃度で浴びれて幸せだったし、やっぱり唯一無二だなと。神秘的で華もあって、それでいて可愛いらしさもあって魅了されるばかり、その瞬間が何度も何度も訪れてた記憶です。何とか記憶を蘇らせつつライブレポ書いていきます。

 まずは、描き続けた君へでスタート。2ndアルバムのリードトラックであり、2023年に展開してきたワンマンライブ「SINKA LIVEシリーズ」を象徴する1曲ですね。しっかり2ndワンマンから地続きである事を知らしめる開幕だったと思います。そのまま勢い落とさず、ディメンション暮れなずむ約束システムズコアと、序盤からアップテンポな曲を畳み掛けてくれました。生バンドの迫力エグイし、歌声も力強く、それに応える様にファンも拳突き上げて掛け声を合わせていて。こうなったらもうテンション爆上げ。この辺りのカッコイイナンバーは嬢メタルならぬ、"情メタル"だと思ってます(ギターソロで思わずメロイックサインを掲げる)。

 軽く挨拶のMCを挟んだ後は、そして白に還るを披露。壮大な雰囲気で幕を開けるこの楽曲、何度聴いても一気に会場の空気を変えてくれますね(先のMCまでのゆる~い情緒ちゃんはどこへ…となる)。続けてラピスのお人形グレイスケイルも披露したんですが、グレイスケイルはアレンジもあったから余計に引き込まれましたね…。ウィスパーボイスも織り交ぜたポエトリーラップが特徴的な1曲で、只々鳥肌。このパートラストは、デビュー曲物語りのワルツで、こちらもアレンジされており、そもそも情緒ちゃんの歌い方も4年前と変わっているので、懐かしさと新鮮さが同居した不思議な世界へと誘ってくれました。古参程エモ散らかしたはず…。

 ライブ後半になると、ステージ転換。舞踏会の会場みたいなセットがステージ上部に現れて、情緒ちゃんも黒い衣装に着替えて移動。また、このタイミングでストリングスに加えて金管楽器(トランペットとサックス)のメンバー2人も登場しましたね。そんな豪華なサウンドに彩られながら、大人っぽいジャズロックナンバー此処に棘と死をを披露。マイクスタンドを握りながら、少し妖艶さも感じる振り付けや表情、歌声が印象に残ってます。
 続く、いろはに咲きてでは、サックスの方が途中フルートに持ち替えている神業を披露してて驚き、神イントロを持つヰ世界の宝石譚まで繋がりましたね。音源よりロックテイストになって、ピアノの煌びやかさを残しつつも、カッコイイ仕上がりになってた記憶です。
 このパートラストは、「皆さんが愛してくださっている曲です」と云う前振りからシリウスの心臓を披露。思っていたよりも早いタイミングで、泣く準備もできておらず、余計にガチ泣き。このバンド編成でしかも現地開催、これ以上ない完全体での「シリウスの心臓」だったと思います。モールス信号を背景の映像だけでなく、セットのライティングでも表現してて。一瞬たりとも見逃してはならないと本能が疼いて、微動だに出来ない程に感動してました。間違いなく今年の…いや人生のハイライトですね…。

 こっからは怒涛の早着替えと新曲ラッシュで、まだまだファンを驚かしてくれました。まずは、太陽の様に温かな色合い変異体Margaret solと名付けられたアイドル衣装に着替え、VALISと共に「異世界転調リクエスト~ぼくらの逃避行」のメドレーを披露。息ピッタリのフォーメーションダンスで盛り上げてくれて、指先まで目が離せなかったですね(目が足りない)。次もゲストで、DJセットと共にAiobahnが登場してバカブチ上がり。割とリリースされたばかりのコラボ曲new worldを披露すると、ハンドクラップも起きて、身体は勿論の事、心も踊る楽しさを味わえました。
 僅か2曲で、再び衣装チェンジ映像が流れて、月の冷たさも感じる黒を基調として変異体Margaret Lunaに着替えると、「Capullo」と「アンビバレント」の新曲2曲を初披露。前者はLemm提供との事で、変拍子がカッコよく、華麗に歌いこなしてましたね。後者は中毒性あるメロディとノイジーなアウトロから恐らく笹川真生提供かなと(エンドロールクレジットにも発見)。むっちゃ良かったのでリリースが待ち遠しいです。

 4度目の衣装チェンジは、お淑やかなドレス姿の変異体Edelweiss。しかもポニーテールスタイルで可愛いすぎる。披露されたのは3rdアルバムでも最後を飾ったバラードANGELICで、天界の花園を彷彿させる美しい世界観を魅せてくれました。続けて、音楽的同位体の星界ちゃんを呼び、シェイクをデュエット。生バンド超ライブ映え、リズミカルなダンスが良すぎましたね。興奮冷めやらぬまま、またしても新曲「眠りゆく芽吹き」を投下。参加型MV制作曲でもあったので撮影OKとなり、一応スマホを持ちつつ、しっかり情緒ちゃんのパフォーマンスを直で見届けました。mopiと下村陽子提供の楽曲なんですが、サビが最高でした…。普通に泣きメロすぎる。

 早いことに気付けば本編ラスト楽曲へ。披露されたのは「ARCADIA」でした。1stアルバムのラストトラックであり、ライブを重ねる毎に成長してきた大切な楽曲。何度聴いても歌詞もメロディも本当に良くて、情緒ちゃんの感情のこもった歌声に包み込まれ、気付いたら涙だし、感動しっぱなし。現地で聴けて本当に良かったなと、今も思い出すだけで泣きそうになります。

 アンコールでは、白に黄色い向日葵のアクセントが付いた普遍体Sunflowerに着替えて登場。情緒ちゃんが初めて作詞をしたかたちなきものと、同じく作詞を手掛けた新曲「みらいのかたち」も披露。彼女の気持ちが言葉から歌声から仕草から前面に滲み出ていたし、泣けてくる叙情的なメロディがもう…(本編ラストから香椎モイミ3連発はヤバすぎ)。

 感動的な余韻に包まれる中、ラストもMCの時間があったはず。覚えている限りで書くと、「創作は私にとって命であり、希望であり、それを受け取ってくれる貴方は誇りそのものです。貴方のお蔭で真っ直ぐ生きていいんだって思えたから。創作と、ヰ世界情緒と、貴方が、私の世界の中心です。何度生まれ変わっても、ヰ世界情緒でいたいなって思います」って、涙を少し堪えながらも話してくれたのが印象に残っています。
 あと、中盤辺りのMCだったと思うんですが、「貴方の未来に私を居させてくれてありがとう」って言葉も良すぎて記憶に刻まれています。彼女から発せられる言葉の数々はどれも優しさに満ち溢れていて、本当に好きです。
 最後は、「無責任かもしれないけれど、ここで応援してる私がいる事を忘れないで。ここまで連れてきてくれてありがとう。次のライブでまた会おうね!」と、いつもの嬉しい言葉でお別れをして、終幕となりました。
 エンドロールでも新曲「ETERNAL」が流れ、余韻を更に加速させてくれましたね…。終わってしまった寂しさも勿論あったけれど、それ以上に凄くパワーも貰えたし、それに伴う感動が押し寄せてきて良かったです。

 改めて、物凄いライブだったなと思います。3rdアルバムで感じた、創作の行く先、届く先を確信した力強い歌声は生歌でもひしひしと感じました。それだけ彼女の想いを感じるライブだったと云うか、活動4年分も乗っかっているし、ライブ直前のドキュメンタリー映像で言っていた、「みんなに喜んでもらいたいって気持ちも私の中である種のプロ意識みたいなものなのかもしれない」って言葉の重みも受け取る事ができました。

 私は元より、曲を聴く事が好き以上に、総合芸術作品としての""音楽""が好きでライブに足を運んでいるし、この日の体験は正にドストライクでしたね。演出も、音響も、楽曲も、歌声も、光景も、全てが色鮮やかで。ライブ会場である事を忘れさせる空間で、ヰ世界情緒の世界を堪能できました。

 もう気付けば10年以上、神椿以外にも沢山ライブに足を運んでいますが、まだこんなに感情が揺さぶられる、最高に楽しくて、自然と泣ける程の感動ができるんだって。そう思わせてくれた情緒ちゃんに感謝しかないです。本当に素晴らしいライブをありがとうございました!

【セットリスト】
1.描き続けた君へ
2.ディメンション
3.暮れなずむ約束
4.システムズコア
5.そして白に還る
6.ラピスのお人形
7.グレイスケイル
8.物語りのワルツ
9.此処に棘と死を
10.いろはに咲きて
11.ヰ世界の宝石譚
12.シリウスの心臓
13.異世界転調リクエスト / ぼくらの逃避行 with. VALIS
14.new world feat. Aiobahn
15.Capullo ※新曲
16.アンビバレント ※新曲
17.ANGELIC
18.シェイク with. 星界
19.眠りゆく芽吹き ※新曲
20.ARCADIA
(encore)
21.かたちなきもの
22.みらいのかたち ※新曲
(endroll)
23.ETERNAL ※新曲


いいなと思ったら応援しよう!

こーへー 最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートも嬉しいですが、代わりに「スキ」や「シェア」、「コメント」してくださるともっと嬉しいです!

この記事が参加している募集