トゲナシトゲアリ 5th ONE-MAN LIVE "鳴動の刻" ライブレポ
2月7日(金)パシフィコ横浜 国立大ホール.
東映アニメーションが製作するオリジナルアニメ、ガールズバンドプロジェクト『ガールズバンドクライ』の劇中に登場するガールズバンド「トゲナシトゲアリ」のワンマンライブに行ってきました。2023年9月の公開練習ライブと昨年3月の1stワンマンは行けていたのに、アニメが大ヒットしすぎて(それはそれで嬉しいが)2nd以降のワンマンはチケット全然当たらない!そんな中、徐々に会場キャパもデカくなり遂に当選。約1年ぶりの現地まで行く事ができました。
1.初期から辿るセトリ
前半はアニメ放送前の楽曲を10曲、後半はアニメ放送後の楽曲9曲(+アンコール2曲)を披露した二部構成でした。活動初期から追っていた身としては、1stライブぶりに聴けたのは嬉しかったです。成長っぷりが分かるし、懐かしさも込み上げてきたので。そして、やっぱり「極私的極彩色アンサー」と「爆ぜて咲く」がイッチャン好きだなと再認識。
勿論、アニメ放送後の楽曲の中には初めて聴く曲もあったので、遂にライブ現地で聴けた喜びもひとしおでした。大きなバックスクリーンに映し出されたアニメ映像と共に浴びる事で、アニメ視聴時の感情や余韻が蘇ってきて特別な体験になりました。
一方で、前後半の間に設けられた20分のインターバルには暇でしたね…。メンバーの衣装替えの為に必要だったのは理解できますが、幕間映像やBGMがあれば、非日常の空間が途切れる事なく楽しめたのではないかなと。フェスとかなら休憩があっても問題ないですが、ワンマンですから。個人的には可能な限り非日常体験を維持する工夫があって然るべきだと思っています。
でもまぁ、ライブ全体を振り返ると、この後のトピックでも触れますが武道館までの道のりを辿る様なセトリは粋だったなと。ファンと一緒に声を出したり、シンガロングしたりして熱くなる瞬間も多く、ライブを重ね、着実にバンドもファンも練度を上げてきた事も実感できて嬉しかったです。
2.目を見張る程の成長
この日は、Vo.理名、Gt.夕莉、Ba.朱李の3人に、サポートメンバーとしてDr.宮内沙弥、Key.長﨑祥子を加えた5人編成でのパフォーマンスとなりました。Dr.美怜、Key.凪都は昨年7月から活動休止中のため、この形での出演となりましたが、1stライブ以来に見た3人は見違えるほどに成長していて感動したし、嬉しかったですね。
夕莉は、余裕のある演奏を魅せ、ファンへの笑顔を届けるパフォーマンスが印象的でした。朱李は元々抜群に上手かったですが、更にバンドのグルーヴを支える程に洗練されていましたね。MCはまだ台本感が残る部分もありましたが、朱李の「やれんのかぁ!」⇒客「うおおおぉ!」⇒朱李「うるせえええぇ!」の掛け合いや、座ってくださいって言ったのに「なに座ってんですか、誰が座っていいって言ったんだよ!」と理不尽な煽りで、会場に火を付けてくれたの最高でした。彼女はTwitter芸人だけじゃなかったw
そして何より、圧倒的な成長を遂げていたのは理名。最後まで体力切れを感じさせない声量と、抑揚やニュアンスと云った表現力の向上が印象的で。声優としての演技が巧くシンガーとしての表現に昇華されている様な、そんな感情を抱かせてくれました。真っ直ぐな眼差しからは、"私がバンドの顔なんだ"と云う意思や、その類のオーラさえ放っていたと思います。ステージを縦横無尽に動き、バンドを引っ張っている位には存在感ありましたね。
演奏に関しては、特に前半の楽曲は難易度が高い事もあり、サポートメンバーとのキメのタイミングで微妙にズレてるな…と気になる場面は散見されてしまったけれど、全体的には確かな進化を感じました。終盤に披露された「運命の華」では、3人がステージ中央に集まり、息を合わせた演奏や美しいハーモニーを響かせてくれて、完全に一つになっていたなと。夕莉から「今はほぼ毎日会っているかけがえのない存在」と語られた様に、3人の絆がより深まっているみたいで何よりでした。
後は願わくば、大きなお世話だと思いますが、療養中の2人が安心して帰って来られる様な環境・雰囲気を整えていて欲しいなと思います。
3.待望の武道館発表
アンコール後の特報で遂に、9月23日に日本武道館公演を開催する事が発表されました。「目指せ武道館!」というフレーズがアニメ予告映像段階から掲げられていたバンドですが、こんなに早くに実現するとは流石に思っていなかったですね。円盤7巻の抽選券が非公開だったから武道館発表来るかもとは予想していましたが、それでも9月とは。早すぎです。ホントにアニメが大ヒットして良かったなと…。
発表の瞬間、その場でガッツポーズしたくらい嬉しさは勿論ありました。ただ一抹の不安も感じていて。9月と云う日程で、メンバー5人は揃うのか。揃ったとして、過去最高のパフォーマンスまで仕上がるのか。この日のライブも、アニメ感動バフや、3人の成長は感じられたものの、1stライブの感動には到底及ばなかったのが正直な処です。度肝を抜かれたのは公開練習ライブだったし、"音楽だけでも絶対に売れる"と確信するくらい感動したのは1stライブだった。
どうか武道館は5人で立って欲しい。そうでなければ、言い過ぎかもしれないけど意味無いまであると云うか。最悪、後日に再演してでも、5人が揃う日がある事を願わずにはいられないですね。
スケジュール的にも武道館は円盤1巻の売上を受けて、半年前には既に決まっていたはずで。療養中の2人にも届いているはず…。決まったからには、最高の舞台を作り上げて欲しい。夢の舞台である武道館をどう完成させるのか。アニメ映像を再現するなら中央円形ステージになるよな?とか、その後の展望は…?とか、色々と想う処はありますが、今は考えるのを止めておきたいと思います。唯一つだけ言えるのは、トゲナシトゲアリは、まだまだ大きく羽ばたいていけるバンドだと云う事。1年前から私は確信しています。
色々と書きましたが、1stぶりに見れた3回目のトゲトゲライブ。今出せる最大限を感じれたパフォーマンスではあったし、むっちゃ楽しかったです。やっぱり最高にカッコイイバンド。だからこそ、叶うならば武道館で、5人揃ってない寂しさや、感動し切れなかった引っ掛かりを晴らしてくれたら嬉しいです。改めて、武道館ガチでおめでとう!絶対行くから。チケット握るから。待っててください。素晴らしいライブをありがとうございました!
\おつトゲ~!/#トゲナシトゲアリ
— アニメ『ガールズバンドクライ』公式 (@girlsbandcry) February 7, 2025
5th ONE-MAN LIVE『#鳴動の刻』
にお越しいただいた皆様、ありがとうございました!
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【セットリスト】
1.名もなき何もかも
2.極私的極彩色アンサー
3.傷つき傷つけ痛くて辛い
4.黎明を穿つ
5.偽りの理
6.気鬱、白濁す
7.理想的パラドクスとは
8.運命に賭けたい論理
9.サヨナラサヨナラサヨナラ
10.爆ぜて咲く
11.雑踏、僕らの街
12.空の箱
13.空白とカタルシス
14.蝶に結いだ赤い糸
15.視界の隅 朽ちる音
16.闇に溶けてく
17.声なき魚
18.運命の華
19.誰にもなれない私だから
(encore)
20.渇く、憂う
21.生きて生きていく
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