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everlasting flowers Piano Concert「Rassembler」ライブレポ

 2月1日(土)銀座王子ホール.
 spriteが贈るビジュアルノベルゲーム『everlasting flowers - Where there is a will, there is a way』のピアノコンサートに行ってきました(昼公演)。理由は明快、昨年8月29日に発売されてすぐクリアして、もう最高だったので(感想も以下に貼っておきます)。出演者も豪華で、主題歌を担当された、安月名莉子さんやCeuiさんは勿論、以前から敬愛して止まない藤永龍太郎さんも演奏されるとの事でドキドキでした。

 初めて来る会場でしたが、銀座という土地柄もあり、非常に美しい内装で厳かな雰囲気が漂う本格的なクラシックホールでした。座席も運良く中央で、ステージ全体を見渡せる好位置。少し緊張しながらも、既にステージにはグランドピアノが置かれており、開演まで期待は高まる一方でした。

 定刻通り開演すると、まずはAsuchaさんが赤いドレス姿で登場し、息を吞む中「Convallaria」のピアノアレンジから静かに始まりました。この日の為にアレンジされたピアノソロは、ピアノ1本だからこそ、メロディの美しさがより引き立ってましたね。主題歌と云う事もあり、この時点で早くも涙がこぼれそうだったんですが、グッと堪えてました…。
 途中からはヴァイオリンの百合香さんが青いドレスで登場し、ピアノの旋律に豊かな音色を添えていきます。2人が並ぶと、キービジュアルの深菜と蘭をイメージして衣装を仕立ててきてくれたのだと思い、思わず見惚れてしまいましたね。ヴァイオリン奏者ってなんでこうも画になるのか…。
 何曲か披露した後、さらに藤永龍太郎さんもジャケット姿で登場し、アコースティックギターの素朴な音色が加わり、厚みが増していきました。
 そして、遂に安月名莉子さんもピンク色のドレス姿で登場。4人体制で、この日初の歌唱曲となる「Red Contacts ~勇気のしるし~」が披露されました。こちらもこの日の為に藤永龍太郎さんがボーカルアレンジを手掛けたもので、音源化もされていない為、非常に貴重な時間となりました。圧巻の歌声で感動の余り、歌詞を憶えていないです…(不覚)。

 ここで一旦前半終了との事で、15分の休憩が挟まれました。ずっと半分息を止めてる様な緊張感だったので、正直ありがたかったです。それだけ時に目を閉じて、音や歌声に集中して聴き入っていたし、弾いてる姿に魅入ってしまっていたので。目の前で音が生まれ、自分の奥深くまで届いてくる感覚は何物にも代えがたいです。

 後半は初っ端から安月名さんが登場し、ピアノと共に「Convallaria」を歌唱。主題歌が遂に歌われ、その美しさに静かに涙でした。作品で体験した感動が一気に蘇ってくるし、やっぱ名曲すぎる。安月名さんの歌声は柔らかく、響きが膨らんでいく様な魅力がありましたね。力強いのだけれど、同時に優しく包み込んでくれる感じ。生歌でも上手すぎました。
 続いて、Ceuiさんも水色ドレスで初登場すると、「Blue Contacts ~記憶のきずな~」を披露。前半の「Red Contacts」と同様、藤永さんのボーカルアレンジによる楽曲で、作詞はCeuiさんが手掛けたとの事。主人公2人である深菜と蘭のイメージソングがこうして完成し、生で聴く事ができたのは感慨深い時間でした。Ceuiさんも生歌は初めて聴いたのですが、透明感に溢れており、光が差し込むと同時にスッと身体に入ってくる歌声でステキでした。
 また、藤永龍太郎さんの唯一のソロギター曲「The Transitioning Seasons」も披露されました。しっかりチューニングもして、ポジションも調整して、弾き始める姿カッコよかったです。一音一音、優しく丁寧な音色が心に沁み渡りました。ゲーム本編でもアコギを聴かせてくれるシーンがあるのですが、それが想い起こされる様な演奏だったので、余計に記憶に残っています。藤永さんの事が益々好きになりましたね。
 聴き入っていると、気づけば時間はあっという間に過ぎていました。ラストはCeuiさんが再び登場し、「今日という日が、皆さんの心の中でずっとずっと咲き続けますように」と祈りを込める様に「Herbarium」を披露。こちらも涙を誘うと同時に、背中を押してくれるエンディング曲で、作品をクリアした時の余韻や受け取ったメッセージを思い出して泣きでしたね…。

 ありがたい事にアンコールもあり、演者全員が登場し、安月名さんとCeuiさんのデュエットによる「Convallaria」が再び披露されました。音源も無いし、これはきっと今日限りかもしれません。交互に歌いながら、サビではお互いに目を見つめ合いながら歌う姿もあり、鮮明に記憶に残っています。このコンサートに来れて本当に良かったと、そんな事を思いながら温かい気持ちで聴く事ができました。

 最後に全員がステージ前に並び、Ceuiさんから「皆さんとこうして一度しかない日を味わえて幸せを感じています」と感謝の言葉を述べ、お辞儀。万雷の拍手に包まれながら、コンサートは幕を閉じました。


 2時間半近くあったのですが、感覚的には本当にあっという間。着席でゆったりと音に耳を傾けて聴き入る時間は至福の時でした。作中の名シーンが思い起こされていくのも、こう云ったコンサートならではの醍醐味ですね。息を呑む様な美しい演奏と、心を揺さぶる歌声が響き渡り、身体の内側から熱くなる感覚を久しぶりに味わいました。先述した様に思わず涙が溢れる瞬間もありましたし。

 ピアノメインのコンサートは初めてでしたが、その魅力を強く実感できるコンサートでもありました。全てが繊細で、奇跡的で。一音も聴き逃がしたくない!って気持ちに駆られる位には自然と集中していたと思います。やpっぱり自分は美しい音楽が大好きだし、何よりあらゆる楽器の中でピアノの音色がイチバン好きだなと再認識もできました。上手く言葉にできないのだけれど、心が喜んでいる感覚が間違い無くあるのよ。改めて、作品で味わった感動が蘇る、更にはそれを増強させる沢山の感動をもたらしてくださった皆様に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました!

【昼公演 セットリスト】
1.Convallaria Piano Reflection Ver.
2.Tomorrow Is Another Day
3.Ressembler
4.六畳の距離感
5.We' re Open
6.夜凪
7.Cocktail Glass
8.Red Contacts ~勇気のしるし~ / 安月名莉子
9.日陰の草
10.壊れた心
11.友達の定義
12.朽ちていく世界
13.Convallaria / 安月名莉子
14.Famille
15.夏の暁
16.Blue Contacts ~記憶のきずな~ / Ceui
17.曇天
18.君と見る夕日
19.Skeleton Leaf
20.色褪せない花
21.The Transitioning Seasons
22.再会の誓い
23.Herbarium / Ceui
(encore)
24.Convallaria / 安月名莉子・Ceui

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