1年前の今頃は…
ソウルファミリーの皆と、笑い合う。
「去年の今頃は…ねー!」と。
【5月10日、大峠がやって来る。】
皆でその対策に追われていた。
わたしの住んでいる地域は被害が大きいから
これまでの人生が一旦終わる
覚悟をしなくてはならなかったのだ。
わたしにとっては
破壊に次ぐ破壊、だった。
離婚したばかりで、孤独に耐えていたところに
今度は余命宣告を受けたかのような日々が始まり
人生最悪の冬だった。
月に何度か、ファミリーと過ごせる時間は
皆の前向きな姿勢に励まされるものの
1人で部屋にいる膨大な時間は
果てしなく長かった。
実際には、何事もなくその日は過ぎ
数日、1週間、1か月…と経っても
わたしは、毎朝
「あ、今日もここで生きてるんだな」ということを
噛みしめる癖が終わらなかった。
それだけで、すごいと
心から思うようになってしまった。
朝ごはんの目玉焼きも美味しいし、
紅茶の香りもサイコーだし
道に咲く春の花々にも
「あぁ、地球って美しいな」なんて思ったり。

1年経っても
わたしは朝の目玉焼きに飽きていないし(笑)
あの頃と同じ気候に、同じ花が今年も見頃となって
道で当然のように咲いている。
でも何も、当たり前なんてないんだよね。
今日も、ありがとう。
