2025年3月スウェーデン旅行の記録④
スウェーデン滞在3日目はライブもなく、ストックホルム散策。
本当はエスキルストゥーナに行って、KENTPROMENADENアプリを見ながら、
徒歩でKentの縁の地を歩き回るのもいいなと思っていたが
そうするとどう考えても、前回行けなかったABBAミュージアムに行く時間がない。
今回は絶対にABBAミュージアム行くぞと固い決意でスウェーデンに来たので、
エスキルストゥーナ再訪は断念(次は行きたい)
昼過ぎ入館の予約をして、念願のABBA THE MUSEUMに行ってきた。
宿から地下鉄でKungsträdgården駅へ。
ストックホルムの地下鉄はミュージアムのようになっていて名物になっているが、
実はあんまり意識しておらず、あれそうなんだ?くらいだったのだが
(宿の最寄り駅だったFridhemsplanも何回か行って気付いた)
このKungsträdgårdenは明らかに他の駅とは違う思い入れを感じた。
さすが王立公園と名の付く駅だけある。





別の電車だか地下鉄に乗り換えるために駅を出ると、何やら美しい景色が目に入ったので、
乗換駅とは違う方向へ少し歩くと、そこには休日でにぎわう王立公園があった。

もう少し時期が遅ければ、桜が見ごろを迎えていたようだ。
そしてストックホルムはあちこちの公演で集会をしている。
前日のインタビューを撮影した広場も、Pet Soundsから出たら
恐らく自然環境に関する小さな集会が始まっていた。
横断幕にGretaの名前があったので、恐らくグレタ トゥンベリのことだと思われる。

明るい赤茶色の建物は教会、手前の建物はスウェーデン王立歌劇場。
やはりあらゆる建物が美しい。
振り返るとフェリーに乗れる港もある湖。

こんなにたくさん白鳥がいるの生まれて初めて見たよ…
きれいだけど、ワタシとても鳥怖い。

街のどこを切り取っても美しい絵画なので、写真を撮るのは諦めて動画で撮影した。
上のはキャプチャしたもの(動画は載せられないので)
予約の時間もあるので少し戻って、ABBA THE MUSEUMへ向かう電車へ乗る。
すると路地にこんな銅像を発見。

閑散とした通りにも趣がある。

また少し歩くと少し大きな広場があった。

晴天なのもあるが、とにかく目に入るもの全てが美しいせいで
ABBA THE MUSEUMに時間までに辿り着けるのか不安になってきたところに、
こんな標識が目に留まった。

目的地まで1.9km、徒歩で楽勝じゃん?!
ということで、電車だか地下鉄は早々に諦めて徒歩で向かうことにした。
次はトラムに絶対に乗る。


湖岸のこんな通りをしばらく歩くと、
Djurgården島へ渡る橋があり、その橋を渡りもう少し歩くと見えてきたのは北方民族博物館。

画像でも逆光がまぶしい。


こういう建造物が当たり前に残ってる国とか都市の人たちは
一体どんな気持ちで毎日生活しているのだろうと真剣に考えてしまった。
そしてあれやこれやと画像や動画を撮影しながら、
ようやく辿り着いたABBA THE MUSEUM。
前回のときに来たかったけど、体調も悪かったし、時間もなく叶わなかった場所。
スウェーデン音楽の基礎であり、小学生の頃から好きと言う点で
ビートルズと変わらないファン歴(ビートルズよりはうんと浅いが)
京都のドラァグクイーンパーティー、Diamonds Are Foreverにも
時々ながら遊びに行かせてもらっている身としては
ABBAは絶対に無視できないところである。

入り口地味だな。



入館してすぐ地下へ行く階段があるのでそれを降りると
ABBAのメンバーの衣装の展示から。

入り口の地味さは何なのかというほど、キラキラというか
ギラギラしている。


このエントランスをくぐるとまずは映像が流れているのだが、
みんな入って右側の壁のところで立って観ているので
前に立つと申し訳ないような気もして、映像はほとんど観ずに先へ進む。

アルバムや舞台衣装の展示もあるが、
フォトスポットやサイレントディスコ、ブースに入ってABBAカラオケなど
アトラクション的なものが多い。
5人目のメンバーになり切って舞台に立てるブースもある。

とにかく館内どこでもABBAの曲がかかっていて
色んな人が口ずさんでいたり、カラオケで熱唱しているのが聞こえたりと
とても賑やかだった。

ABBAのメンバー、フリーダはKentと同じくエスキルストゥーナは、
サーミとマルクスと同じTorshällaの出身。
前回エスキルストゥーナに行ったとき、O氏に
「Kent以外にすごく有名なエスキルストゥーナ出身の人がいるけど
アンニ=フリッド リングスタッドって分かる?」
と聞かれ、分かるわ、ABBAやろ!となった記憶がある。
でもフリーダがエスキルストゥーナ出身なのはあのときまで知らなかった。
ABBAのファンである母にネックストラップとフォトブックを買い
ABBA THE MUSEUMを後にする。
どうやって帰ろうかと悩んでいると、あの有名な遊園地、
Gröna Lundの文字が目に入ったので、とりあえず入り口まで行ってみた。

ここは開園が1883年と歴史のある遊園地で、音楽ライブも行われている。
中には入らず、元来た方角へ戻りながら、
さてこの後どうしようかと考える。
それにしても風景が本当に美しいので、色々考えてても全部忘れるのは問題だ。



来るときに通った、北欧民族博物館の裏側。

次来るときは入ってみようと思う。
それより中心部に戻るのにどうやって戻ろうかと
考えながら再び渡るDjurgårdensbron

元来たStrandvägenを歩きながら、発見した妙に重厚感のあるセブンイレブン。

いつもの何となくの勘で、ストックホルム中央駅周辺まで
歩いても大した距離なさそうな気がするなと思い、
もうここまで来たら全部歩いてやろうじゃないかと心に決め
繁華街のSergels torg周辺まで歩き始めたら、あっと言う間に着いた。
Googleマップで30分くらいと書いてあるが、そんなにかかった気がしない。

有名なオブジェ。
ここがドラッグ売買の目印になってるとかなってないとか。
そして有名なSergels torg。

広場の向こう側にある通りが繁華街のDrottninggatan。
このライオンがいるところ。

画像左方向へ向かって、いつもお世話になっているレコードショップ、
Bengansへ行ってみる。

前回は行ったけど時間がなくてほぼ何も見なかった。
今回は人が多くて全然ゆっくりできなかったが、
入ってすぐ目に入ったKentコーナー。


言っとくけど、こうやって写真撮ってたの私だけじゃないから!
若い女の子数人グループとかも撮ってたから!
Kentのレコードを持ってレジに並んでいる人もいたので
Kentの経済効果はレコードショップにもかなり影響があったのだろう。
30周年のレコードも出たしね。
特に何も買わず、そのまま何となく歩いていたら、
前回も通ったRiksdagshuset。


今マップで確認しながら書いていたら気付いたけど、
ABBA THE MUSEUM行くときに白鳥がいた湖からずっと繋がっているようだ。
王立歌劇場見えてるやん。
前回来た時はこの穏やかな川がものすごく荒れていて怖かった。
似たようなアングルで前回も撮ってた。

写真だと分かりにくいが轟音を立てて、
落ちたら一瞬で飲み込まれる勢いだったのである。
改めて見直すとやっぱり暗いな、2016年12月のストックホルム…。
橋を渡り、Riksdagshusetを通り抜けてGamla Stanへ。
狭い路地を歩いていると、ちょうど何かの工事をしていたようで、
通りにくいなと思っていると、前方に楽隊が歩いていて
音楽を鳴らしながらゆっくり歩いている。
楽しくていいが進まないので適当なところで角を曲がった。
するとBokhandelと書かれた、手製の小さな看板が目に入り、
こんな路地に本屋さんかと矢印に従って行ってみた。
見つけたのが、ここ。

まず外観が素敵すぎて、入っていいのか?と戸惑ったが
えいやっと気合を入れて店内へ。
正面の小さなレジカウンターの向こうに、
メガネを掛けたインテリジェントな印象のほっそりした、
気難しそうな紳士がイスに腰掛け、長い脚を組んでマックで誰かと会話していた。
古風な店内と、気難しそうな風貌の店主さんな割に現代的である。
話の邪魔をしてはいけないと、小さな声でHejと挨拶して店内を見て回る。

明らかにシャーロックホームズリスペクトな店内である。
あーーーそういうお店なのか!!!と並んでいる書籍を見ると
やはりミステリーサスペンス小説が多数。
英語書籍だけなのかと他の棚も見ると、
入口の左手にはスウェーデン語書籍が並べられていた。

こんな一角も。

書店のコンセプトが完璧で感動してしまい、
余り本は買わないでおこうと思っていたのに、
1冊が短めのシリーズ本(もちろんスウェーデン語)を3冊購入した。
こんな素敵な書店に入って何も買わないとか無理だから!
会計時、気難しそうだがとても上品でインテリジェントな雰囲気の店主さんが
意外にもとてもにこやかで、私をスウェーデン語の分からない旅行者と思ってか、
英語で話しかけてくれた。
でもスウェーデン語で本当に素敵な本屋さんですね!とがんばって言うと、
すごく嬉しそうにありがとうとスウェーデン語で返してくれた。
お話するまできっとダメだろうと思い店内写真は撮らなかったが、
一応聞いてみると二つ返事でOKをくださった。
にもかかわらず、撮った写真が全部ブレてるのは我ながら実にセンスがない。
もう一度お礼を言ってお店を出るとき、
満面の笑顔で手を振ってくださった姿がキュートな紳士で最高だった。
絵に描いたようなギャップ萌えである。
絶対好きになるじゃないか、こんな素敵な紳士!
そんな素敵な紳士がサスペンスやミステリー専門書店の店主さんとか、
もう存在そのものが小説の世界である。
この本屋さんにはまた行きたい、絶対に。
インスタアカウントも即フォローした。
映画のような本屋さんを出て来た道を戻り、Drottninggatanの先へ行った。
飲食店も多く、ちょうどお腹も空いてきたしコーヒー飲みたい、
そう思った時に必ずそこにあるのがエスプレッソハウスである。
そら入るわ。
いつものようにコーヒーとカルダモンロールを注文。

またエスプレッソハウスのカルダモンロールが食べたい。
日本で食べると何となく生地が重いのが多い気がするが、
ここのはフワッとしていて美味しいのだ。
前回は具合が悪くてカルダモンロールしか食べられなかったが、
今回はカルダモンロールばかり食べている。
いちいち極端な人間である。
この後会社へのお土産を買ったり、
日本の友人が教えてくれた古着屋さんを外から覗いてみたり(ちょっと人が多かったので入らなかった)
翌日友人と待ち合わせする予定の中央駅地下のCOOPがどこか探しに行ったりしつつ、
そのまま徒歩で宿に帰ることにした。
福岡の櫛田神社にお参りする以外、何一つ信仰心のない人間だが
こんな美しい教会見るとやはり感動する。


ストックホルム中央駅の景色は正に絵画。
しかし駅舎の美しさと言う点で、東京駅は引けを取らないと思う。
東京駅の駅舎は美しいし、現代的な高層ビルとのコントラストは、
あれもまたストックホルム中央駅と違ったベクトルで美しい。

どこか遠くでデモをやっている音が聞こえるなぁと思いつつ、
COOPを探しに地下へ潜り、無事発見して地上へ戻ろうとすると、
私が地下へ降りてきたのと同じエスカレーターにデモ隊が乗って降りてきた。
日本でもデモ隊は見かけるが、駅の中に入ってくるのは初めて見たので
ちょっと驚いて思わず写真を撮った。
分かりにくい画像だがFREE PALESTINEのデモ隊。

地上へ出て、宿へ向かう途中、
SÖDERMALMの標識と景色が胸に染みた。

変な時間にカルダモンロールを食べてお腹いっぱいで、
晩ご飯どうしようかと思い、宿の近くのスーパーマーケット、
ICAでハムとチーズのロールパンサンドのようなものを買って、
前日にCOOPで買った安い紅茶だけで宿で済ませたのだが、
ICAのサンドイッチもこれまたとても美味しかった。
なぜ3~400円程度のサンドイッチがどこで買っても美味しいのか。
お陰ですっかり幸せな気分になったので、
翌日ライブの後では絶対手を付けられないから、
帰国に備えて荷造りを粗方すましておくことにした。
