日本語教師養成講座、終えました。
資格をどう活かす? どこで働く?
みなさん、コレ、デジャヴではありませんから。
「その2」です。
ふつうに1話で完結させるはずが、私の「日本語教師養成講座」体験について詳しく書いていたら、取った資格をどう活かすのか、まで行きつかず前章は終わってしまいました。
期待して読んでくださった方々には申し訳ない!
もし、まだ前章を読んでいない方がおられましたら、ま、読むまでもないかもしれないんですが、一応、下にリンク貼っておきます。
学士ではないので・・・
日本語教師養成講座420時間を無事終了しましたが、学校を卒業して半年余り、未だこの資格に関連した仕事には着けていません。
一番大きな壁は、学歴です。
日本語教師の募集はとても多いのですが、ほぼ全ての求人の応募資格には
・四年生大学卒で日本語教師養成講座420時間修了者
・日本語教育能力試験合格者
・大学または大学院で日本語教育を専攻、副専攻した者
と書かれてあります。
私は最終学歴が短期大学なので、なかなか求人の資格にマッチしません。
就活取り残され感
そもそも私が日本語教師養成講座を受講しようと思い立ったきっかけは、インターナショナルスクールに通っていた息子が、日本語クラスで読んでいた一冊の本でした。
日本人ならふつうに読み分ける、
関西人・外国人・日本人・社会人
苦労人・保証人・管理人・支配人
この「〜じん」と「〜にん」をどう区別しているのかを説明できない、という事実に自分で驚き、日本人でありながら日本語に改めて興味を持ちました。
*ちなみにこの「〜じん」と「〜にん」の使い分け方は、
二字漢字に「する」が付かないものと付くもの、です。
上段のすべてには、「する」を付けると変ですよね。
関西する人、外国する人・・・・。
下段の「〜人」の前に、「する」を付けても違和感のない言葉になりますね。
苦労する人、保証する人・・・。
これは、「日本語は「空気」が決める・石黒圭著」より、抜粋。
息子が9年生か10年生の時に、日本語クラスのテキストブックになっていた一冊です。
私はイギリスとアメリカに合計12年間暮らしたので、英語はまあまあ話せます。
だから、ここで日本語をひとつの言語ととらえて向き合うのも面白いかも、インターナショナルスクールでいやいや日本語クラスを取っている息子のサポートのためにもやってみよう!と思ったわけですが、今風の言葉で言う「思ってたのと違う」が実感でした。
それは、「日本語教師養成講座、終えました」に詳しく書いてあります。
養成講座の第2ステップとも呼べる「演習(模擬クラス・模擬授業をやる過程)」に入ると、早い人はもう日本語教師として就職が決まっていて、「就職先の学校から、420時間終わり次第来てくださいって言われている」とか、「就職が決まっているのでとにかく420時間を終えてください、と言われている」などと聞き、すごい人たちがいるんだな、と思っていました。
しかし、その時は私はまだ自分の知識のために学んでいるに過ぎないと言う気持ちだったので、就職が決まっている人たちに対して特にどうという思いはありませんでした。
そしていよいよ仕上げの「教育実習過程」へ。
ここで3ヶ月、実際に外国人の「留学生」役の人たちを相手に模擬授業をします。
少しだけ話がそれますが、クラスメイトは顔ぶれがよく変わります。
前の記事で書いたように、420時間を最短の半年で終える人もいれば、私のように1年半かかる人、仕事などが忙しくて途中で一度中断せざるを得ない人などなど、みんなそれぞれのペースで学んでいるので、入学から卒業までずっと一緒、という人は逆に珍しいのではないかと思います。
私が最終段階の教育実習過程に入ったときも、知っている人はふたりだけでした。
さて、教育実習期間ですが、ここまで来ると休憩時間も就職の話になりがち。
私の感覚では、日本語教師の資格を取ったとしても、それは「日本語教師になる道も作っておく」「興味があって学んだ結果、資格がついてきた」と言う、仕事選びのone of themに過ぎないのですが、私が在籍していたクラスの80%ほどの人たちが、卒業したら日本語教師として働く、という雰囲気でした。
そんな就職の話題を耳にすると、なんとなく気持ちが落ち着かなくなってきました。
演習の初級・中級・上級と10分程度の模擬授業のために丸2日間費やしたり、私の授業に対して的確なフィードバックをしてくれたクラスメイトや先生からのアイデアなどが財産として積み上がっているわけです。
しかも、先生になったら外国人に接し、彼らの日本語の上達を助け、私もまた彼らから学ぶことが多いでしょう。
これはきっと、すごくやりがいのある仕事に違いない、と日本語教師がとても魅力的なものに思えてきました。
そんなこんなで卒業後、すぐにでも日本語教師になりたいな、と思うようになりましたが、なかなか420時間修了のみでは学士を持っていないと門戸は開いてもらえないもの。
クラスメイトたちは、この教育実習過程さえ終わればいくらでも就職先はありそう。
ここで初めて短大までしか卒業していない自分の不利な立場を感じました。
大学さえ出ていれば、それが経済学部だろうと情報工学部だろうと、なんなら音大でもいいわけです。
外大や教育大である必要なし。
いいなあ〜、大卒の人。
クラスメイトたちが、どこその日本語学校はしょっちゅう求人広告出しているからヤバそうだよね、とか、あの学校はここの先輩が専任講師しているから有利だよ、とか言っているのがうらやましくて、そもそも私が日本語教師養成講座に興味を持った理由や、つい3ヶ月ほど前までは先生になるつもりなどなかったことを忘れて、クラスで孤独感を感じていました。
仕事は自分で作る!
もちろん、大学を出ていないからと言って日本語教師になれないわけではありません。
学校によっては、日本語教師養成講座420時間を終えていればOKというところもありますし(ただ、とても少ない)、企業が外国人従業員のために社内で授業をしてくれる講師を求めている場合もあり、そういうところも420時間を修了していれば良い、というところが多いようです。
大卒でない場合、一番良いのは「日本語教育能力検定」に合格することでしょう。
この検定試験に合格すれば、「登録日本語教員」の国家資格が与えられ学歴は不問。
がしかし、私が通っていた学校の先生に聞いたところでは、毎年の合格率が大体50%だとか。(日本語教育能力検定試験)
これを高いと見るか、低いと見るか・・・。
みなさんはどう感じますか?
私もできれば2、3年のうちにこの試験に合格したいなと思っています。
そんなわけで、3月に無事卒業し、日本語教師を名乗れるようにはなりました。
でも、検定試験に合格したわけではないので、なかなか雇ってくれるところがありません。
今年は息子が高校を卒業し、大学へと進学する年でした。
インターナショナルスクールを5月下旬に卒業し、9月末からアメリカでの生活が始まった息子。
9月半ばに家族3人で渡米し、息子の入寮を手伝い10日間ほど滞在して私たち夫婦だけで帰国しました。
この息子をアメリカに送り届けるまではなかなか落ち着かない気分だったので、私が自身の日本語教師の仕事についてきちんと考えるようになったのは本当に最近です。
ネットでいろいろ調べると、語学プラットフォームでオンライン教師をするというのが、割と定番な様子。
ここでは、特に資格を持っていなくても講師になれるプラットフォームもあります。
英語で自己紹介ができる程度の英語力は必要そうですが、なんのツテもない人はここからスタートするものひとつかも、と思っています。
とは言うものの、資格を取ったと言うことはフリーランスの道がある、と言うこと。
だったら、自分自身のネットワークで私が日本語教師の資格を取ったことを宣伝してみよう、と思い立ち、SNSで繋がっているアメリカ駐在時代に親しくしていた現地の友達や、息子のインター時代のママ友ネットワークなどに「日本語教えます」的なメッセージを送りました。
結果、今のところ、ふたりが手を挙げてくれたのみです・・・。
しかも、私があまりIT personではないので今後、私のクラスが繁盛した時のために彼らにはオンライン授業の実験台になってもらっている状態。
お金はいただいていません。
考えようによっては、今は自由な時間がたくさんあり、レッスンプランをいろいろ考えられる期間。
実際に日本語教師として、オンライン授業をしている方、日本語学校で数十人の生徒を教えている方など、様々なスタイルの先輩たちがここnoteでもご自身の授業について発信しておられるので、今は私は情報収集と種まき期だと思って焦らずにやっていこうと思ってます。
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