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乳製品×アルコール飲料 クロスMDキャンペーン企画

本記事は、実際に提案・採用された「乳製品×アルコール飲料」のクロスMDキャンペーン企画をもとに、売場起点で生活者の“買いたくなる導線”をどう設計するかを解説しています。
チーズとワインを軸に、試食・店頭演出・レシピ連動・マイレージ式販促を組み合わせた企画の設計視点、ターゲット理解、メディア活用の方法など、実践的なエッセンスが詰まった内容です。
企画初心者や提案経験の浅い方でも、“そのまま応用できる構成とロジック”が学べるはず。提案精度を高めたいあなたに、自信を持っておすすめします。
※巻末に、クロスMDキャンペーンの構造と仕組みをまとめたチャートを添付しておきますので、是非ご活用ください。


👉 本記事は「企画が通る構造」を分解して解説しています。
同じ構造はテンプレートとして再現可能です。
→つまり、同じレベルの企画を再現できます。


この事例は
「購買導線型(売場・商品組み合わせ・販促設計を通じて、自然に買いたくなる流れをつくる型)」の企画です。
(※企業名や商品/サービス名は 守秘義務により仮称としております)
(※他の企画事例はこちらの一覧ガイドを参照ください)


1. 企画概要

本企画は、20XX年7月に乳製品メーカー“ミルクの森株式会社(仮称)“へ提案した「チーズ製品クロスMDキャンペーン」の企画提案です

キャンペーン名称:おうちで乾杯!チーズ&ワインキャンペーン(仮)

実施期間:20XX年X月X日(土)~X月X日(日)

2. 企画の背景と目的

提案の背景

  • ミルクの森株式会社は業績向上に向けて全社一丸となって取り組む中、戦略的マーケティング活動が重要との認識。

  • チーズ製品は順調にシェアを獲得し続けている代表的戦略商品である

  • 生活者視点からチーズ製品の楽しみ方を広げることで、主力商品としての位置付けを強化

市場環境の認識

生活者の食スタイル視点

  • 中食、個食をはじめ家族生活の中の食スタイルの多様化が進展

  • 中流意識の崩壊、ライフサイクルの多様化により食卓の意識希薄化

  • 新たな家庭の食卓のあり方を希求・模索

販売現場への視点

  • 生活者視点に立った売り場づくり強化が進展

  • 棚割以外の売り場演出、サブカテゴリーの強調等の需要拡大

  • ライフシーンを想定した食卓提案ができるメーカーへの期待大

3. 企画のコンセプト

クロスMDの狙い

チーズ製品とワインやビール等のアルコール製品の連携により:

  1. 新たな食卓提案・家族の食シーンを演出

  2. 「チーズとワイン」「チーズとビール・発泡酒」等多様な楽しみ方の提案

  3. 共通の企業バックボーン「北海道」イメージの相乗的強調

  4. 「自然・健全性」「おいしさ」等のブランドロイヤリティ強化

対象商品

ミルクの森チーズ製品

  • スライスチーズ、クリームチーズ

  • 6Pチーズ、カマンベール

アルコール飲料

  • 各種ワイン

4. メディア戦略

COOK infoへの出稿

  • 料理情報誌発行、全国GMS・スーパー等に80万部配布

  • 料理研究家がメニューレシピをプロデュース

  • タブロイド版8ページ、毎月1日発行

活用方法

  • XX月号・YY月号に4ページのチーズ&ドリンク特集ページを挟み込み

  • メニュー紹介を紙媒体と連動させたホームページも活用

  • 著名料理研究家の監修による信頼性の高い情報発信

5. 店頭展開

展開コンセプト

「チーズが誘う、ワインの時間。」

具体的施策

情報展開

  • 料理研究家監修のチーズレシピ、ドリンクの選び方をPOP・カードで展開

  • COOK infoチーズ料理&アルコール飲料特集ページを店頭来場者に配布

陳列演出

  • チーズ製品とアルコール飲料の大量陳列

  • 組み合わせパターンの情報化と視覚的演出

デモンストレーション

  • 主要GMS約100店を対象に実施

  • 簡単な調理実演、試食・試飲による賑わいづくり

  • トライアル促進とレシピ情報の配布

6. 購買促進プログラム

マイレージ方式の採用

  • チーズ&アルコール飲料 対象商品のシールを集めて応募

  • 指定アルコール飲料シール4枚+ミルクの森チーズ製品シール4枚で一口

プレミアム内容

  1. チーズ調理用グッズ(一口抽選)

    • チーズ調理グッズ、高級ワイングラス等

    • 2,000名、単価6,000円

  2. 宿泊付きチーズ料理イベント招待(二口抽選)

    • ザ・リッツ・カールトンホテル宿泊

    • 25組50名、単価80,000円

  3. チーズ&ワインレストラン食事会招待

    • Cheese Tavern CASCINAでの食事会

    • 30名×4回、単価20,000円

  4. メーカー製品をつかった限定レシピブック

    • COOK info責任編集によるレシピブック

    • A5サイズ、4C、16ページ、2万部

7. メディア連動とフォローアップ

告知段階

  • 店頭:POP、メニューカード、キャンペーンリーフレット

  • COOK info:チーズ料理&飲料特集

  • 雑誌:料理雑誌での2社連合広告

  • ホームページ:COOK infoおよび両社企業サイトでの告知

  • デジタル広告、SNS広告

アフターフォロー

  • ホームページでのアンケート実施

  • 回答者への「使えるレシピ」データ版ダウンロードサービス

  • 「チーズクラブ」「チーズ&ワインアカデミー」への誘導

  • チーズメニューの募集・アイデア開発への連動

8. 予算計画

総予算:60,000,000円

主な内訳:

  • 企画費:100万円

  • メディア関係費:2,000万円

  • 販促ツール制作費:700万円

  • DS関係費:400万円

  • プレミアム関係費:2,000万円

  • ホームページ関係費:200万円

  • 事務局費:600万円

9. 期待される効果

  1. 商品相互の"ついで買い"促進

    • マストバイCPによる確実な販売促進

    • チーズとドリンク双方の購入促進

  2. ブランドイメージの向上

    • 高級イメージの相乗的強化

    • 「自然・健全性」「おいしさ」の訴求

  3. 新たな食卓スタイルの提案

    • 個食化が進む家庭の食卓の再編成

  1. 顧客との継続的な関係構築

    • アンケートによる顧客意見の収集

    • ファンクラブへの誘導による長期的関係性の構築

本企画は、単なる販売促進にとどまらず、生活者の食卓に新たな価値を提供し、ミルクの森ブランドの再構築に貢献する戦略的マーケティング施策として位置づけられた。

参考資料

このPDFは一般的なクロスMD展開をわかりやすいチャートにまとめたものです。企画立案にぜひ参考にしてください。

▶︎ この企画の「型」を再現するには

この企画がうまくいっている理由は、
単品販促ではなく、“一緒に買う理由”を生活者視点で設計していること にあります。

チーズ単体、ワイン単体で売ろうとすると、

  • 価格競争になりやすい

  • 用途が限定されやすい

  • 売場で比較され埋もれやすい

  • 買う理由が弱くなる

という課題が起こります。

この企画では、そこを逆転させるために、

  • チーズ×ワインという相性の良い組み合わせ提案

  • 「おうちで乾杯」という利用シーン提示

  • レシピ情報による使用イメージ形成

  • 試食・試飲による体験喚起

  • マイレージ応募によるまとめ買い促進

まで一連で設計しています。

特に優れているのは、
商品特徴ではなく 食卓体験そのものを売っている点 です。

つまり生活者にとっては、

  • チーズを買う

  • ワインを買う

ではなく、

今日は少し豊かな家飲み時間をつくる

という意味ある購買に変わっています。

この構造は、

  • 食品メーカー同士の共同販促

  • 飲料×惣菜のクロス販促

  • スーパーの季節売場企画

  • ECでのセット販売施策

  • 外食チェーンのペアリング提案

などにもそのまま応用できます。

売れる企画は、
商品を押し出すより 生活シーンを先に見せる ことで成立します。

この型は他の事例でも繰り返し使われており、
成果が出ているパターンです。

👉 この構造はテンプレートとして再現できます。
👉(=販促企画を毎回ゼロから考えなくてよくなります)

実務でそのまま使えるように設計しているので、

空欄を埋めるだけで、
課題整理・購買心理・組み合わせ設計・売場演出・販促施策・継続接点まで一本につながる企画が組み上がります。

※同じ構造で企画を作りたい方はこちら ☟


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