ジュエリーメーカー ブランディング構築提案
株式会社プライムジュエリーワークスは、1968年創業のプラチナ空枠メーカーとしての確かな供給力と技術力を背景に、BtoBのOEM供給とBtoCの自社ブランド「CELESTA」を両立させてきました。今回のブランディング提案は、単なるロゴ刷新やイメージ改善ではなく、供給の信頼性と“作り手の物語”を直接伝える直販ブランドの両輪をどう活かすかが核心です。
提案では、CI(Corporate Identity)の本質を「らしさの言語化」と捉え、社内外の関係者が一貫してブランドを伝えられる体制づくりを重視。
さらに、技術と職人の魅力を可視化するオープンファクトリー演出や、店舗体験の演出、SNS発信など具体施策を段階的に実行する計画を提案しました。
CI/ブランディング提案のポイント
企業の本質を誇張せず正しく言語化する
→ 「トップブランド」と誤認させず、どの領域で強いのかを正確に示す。BtoBとBtoCの両立をどう整理するか
→ 供給メーカーとしての信頼と、直販での物語発信を競合他社と差別化する軸に。CI/ブランディングは形だけでなく社内浸透が命
→ ワークショップや行動指針を用意し、デザインだけで終わらせない。空間デザインや店舗体験もブランドの一部と捉える
→ 職人技術の可視化、祝福体験の演出など、リアルな体験の設計が鍵。段階的なロードマップに落とし込む
→ 短期(社内浸透)、中期(既存ブランドの磨き上げ)、長期(新ブランド創造や海外展開)で道筋を示す。
企業のブランディング企画では、華美な言葉だけではなく、**「何をどう伝え、誰が体現するか」**を地道に整理し、現場が動ける具体性を持たせることが成功のカギです。難しい課題ですが、今回の事例もぜひ参考にしてください。
👉 本記事は「企画が通る構造」を分解して解説しています。
同じ構造はテンプレートとして再現可能です。
→つまり、同じレベルの企画を再現できます。
この事例は
「価値再定義型(企業が本来持っている強みを整理し直し、社内外に一貫して伝わるブランドへ再構築する企画)」の企画です。
(※企業名や商品/サービス名は 守秘義務により仮称としております)
(※他の企画事例はこちらの一覧ガイドを参照ください)
1. 提案概要と背景
➤企業概要
株式会社プライムジュエリーワークスは1970年に貴金属加工業者として創業し、国内有数のプラチナ空枠メーカーとして半世紀以上にわたりジュエリー業界を支えてきました。プラチナジュエリーのトップメーカーとして確固たる地位を築いています。
➤なぜ今ブランディングが必要か
BtoBの供給信頼性は確立されているが、BtoCブランド「CELESTA」などを通じた**"作り手の物語を直接届ける"**重要性が増大
OEMと直販の両立が今後の競争力の鍵
混沌とした社会状況下での企業アイデンティティ確立の必要性
新規案件獲得と優秀人材確保への貢献
➤提案の目的
単なる「イメージの着飾り」ではなく、供給基盤と物語性を両立させるブランディングにより、社会に対する姿勢を明示し、更なる発展の基盤づくりを目指します。
2. CI/ブランディングの本質的理解
➤CIの真の定義
CI(Corporate Identity)は単なるデザインやロゴの統一ではありません。赤坂ユニベイスらしさを言語化し、関わる全ての人に「何を届ける企業か」を正しく発信するための仕組みです。
➤ブランディングの重要性
社内浸透と社外発信がセットで機能することが必要
企業のあるべき姿を明確にし、質的に高いレベルで同一イメージを発信
強いブランドによる社内外関係者との強固なロイヤリティ形成
➤中身と見た目の関係性
実体が良くても見た目が悪ければ、実力より低いイメージで見られる
完成度の高いデザインは、企業の意識レベルと品質の高さを象徴
**"空枠メーカーにしかできないジュエリー体験"**の提供が目標
3. プライムジュエリーワークスの強みと現状分析
3.1 企業の核となる強み
技術力:長年にわたり築いたプラチナ空枠製造の技術力
信頼性:OEM供給での確固たる信頼関係
物語性:直販ブランド「CELESTA」に代表される祝福や記念日を彩る物語性
3.2 現在のブランド体系と課題
BtoB向けブランド(TOKIWA)
空枠、パーツ、リフォーム、ルース、キャスト、工具を扱う専門ブランド
業界内での高い信頼性を確立
BtoC向けブランド(CELESTA)
jewelry CELESTA:ファッション・ブライダルジュエリーの総合ブランド
CELESTA Bridal jewelry:最高のホスピタリティと品質を提供
Men's CELESTA:メンズシルバーアクセサリー専門ブランド
3.3 店舗の現状と課題
御徒町本店:ファサードデザインの統一性不足、工房スペースの見せ方改善が必要
銀座店:ブランドを象徴するメインマテリアルの統一、接客スペースの充実が課題
新宿店:ファサードと店内イメージの連動不足
店舗ごとの演出の統一性や世界観の差別化が課題
4. ブランド構築の基本方針
➤核となる3つの方針
空枠メーカーとしての供給信頼性を徹底して見せる
自社ブランドの世界観を"祝福・記念日・思い出"で体験化する
社内外で"プライムジュエリーワークスらしさ"を一貫して伝える
➤ブランド価値の定義
ジュエリーは単に宝石を売る事業ではなく、以下の形而上学的な価値を提供:
祝福(Celebration)
素敵な思い出(Memory)
自分へのご褒美(Reward)
5. 具体的な実施施策
Phase 1: 社内体制の構築
社内ワークショップでCIを言語化し、マニュアル化
トップインタビューによる理念の明確化
全社員での価値観共有セッション
ブランドガイドラインの策定
短期・中期・長期のロードマップを段階的に社内展開
段階的な意識改革プログラム
定期的な進捗確認と改善
Phase 2: 技術と信頼の可視化
工房スペースのライブ化・職人技術を可視化
ガラス張りの工房で製造工程を公開
職人の技術を間近で体験できる演出
OEM取引先向け技術ニュースレターを定期発信
最新技術情報の共有
品質管理プロセスの透明化
Phase 3: 顧客体験の向上
BtoC店舗でブランドストーリー動画やPOP展開
創業からの歴史を伝える映像コンテンツ
職人の想いを伝えるPOP展示
記念日を彩る刻印サービスやフォトブース演出
パーソナライズされた体験の提供
SNS映えする撮影スポットの設置
SNS・Webで職人インタビューや事例発信
定期的なコンテンツ配信
顧客の声や使用事例の紹介
6. 提案するブランド体系の再構築
Option 1: 現行ブランドの進化型
CELESTAとTOKIWAを主軸に、用途別に体系化
既存の認知度を活かしながら段階的に改革
Option 2: 新フラッグシップブランドの創設
プライムジュエリーワークスの全体像を体現する新ブランド構築
プレミアム、エコロジー、和の要素を統合
海外展開を視野に入れた世界戦略
7. 期待される成果と今後の展望
➤短期的成果(1年以内)
社内での意識統一とブランド理解の浸透
店舗体験の向上による顧客満足度アップ
SNS・Web経由での認知度向上
➤中長期的成果(3-5年)
海外展開や多様な取引先との新しい接点創出
国内外で「プライムジュエリーワークスだからこそ」の価値を発揮
BtoBとBtoCの相乗効果による売上拡大
優秀な人材の獲得と定着
➤持続的な成長への道筋
長い歴史の中で培われた供給力と職人の技術、それを誰のために、どう伝えるのか。これからも、祝福や思い出をジュエリーに託すブランドとして、社内外の仲間と一緒に**"プライムジュエリーワークスらしさ"**を育てていきます。
8. 実施体制とパートナーシップ
➤推進体制
経営層によるブランディング委員会の設置
各部門からの代表者による実行チーム編成
外部専門家との協業体制構築
➤協力企業候補
店舗設計・空間デザイン:
株式会社丹青社 他
まとめ
プライムジュエリーワークスのブランディング再構築は、半世紀以上の歴史と技術力を基盤に、新たな価値創造を目指す挑戦です。空枠メーカーとしての確固たる地位を守りながら、直販ブランドでの物語性を融合させることで、唯一無二の存在価値を確立します。
重要なのは、これが単なる表面的な改革ではなく、企業の本質的な価値を再定義し、それを一貫性を持って発信していくことです。社内外のステークホルダーと共に、「プライムジュエリーワークスだからこそ」の価値を創造し続けることが、持続的な成長への鍵となります。
▶︎ この企画の「型」を再現するには
この企画がうまくいっている理由は、
見た目を変える前に、企業の価値そのものを整理しているからです。
多くのブランディング施策は、
ロゴ変更
Web刷新
店舗デザイン改装
SNS強化
といった“外側の変更”から始まりがちです。
しかし本当に必要なのは、
この会社は何者なのか を明確にすることです。
この企画では、
半世紀以上の技術力
OEM供給で培った信頼性
自社ブランドで届ける祝福や思い出の物語
BtoBとBtoCを両立できる独自ポジション
を整理し、企業の核を言語化しています。
ここが非常に本質的です。
つまり、
単なるジュエリー会社ではなく、
技術と感情価値を両立するブランド として再定義しているのです。
さらに優れているのは、
理念だけで終わらせず、実行レベルまで落としている点です。
たとえば、
社内ワークショップによる価値観共有
ブランドガイドライン整備
工房の可視化による職人価値の演出
店舗体験の統一
SNSでのストーリー発信
など、社内浸透と社外発信が連動しています。
これは強いブランドに共通する構造です。
また、この型はジュエリー業界だけでなく、
老舗メーカー
OEM企業
技術企業
地場産業企業
ファクトリーブランド
二面性(BtoB/BtoC)を持つ企業
などにもそのまま応用できます。
考え方の核心は、
すでに持っている強みを、伝わる形に再編集すること。
企業には価値がないのではなく、
価値が伝わっていないケースが非常に多いです。
そのため、
何が強みか
誰に評価されているか
どんな感情価値があるか
社員がどう語れるか
顧客体験でどう感じてもらうか
を整理するだけで、ブランド力は大きく変わります。
ただ、この構造を毎回ゼロから考えるのは簡単ではありません。
この型は他の事例でも繰り返し使われており、
成果が出ているパターンです。
👉 この構造はテンプレートとして再現できます。
👉(=ゼロから考えなくてよくなります)
実務でそのまま使えるように設計しているので、
空欄を埋めるだけで、
課題・インサイト・施策が一本につながる企画が組み上がります。
※同じ構造で企画を作りたい方はこちら ☟
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ありがとうございます