定番コスメ商品 デジタルキャンペーン企画
今回は、Z世代向けにSNSツール等を活用したデジタルキャンペーン企画を紹介します。構成テンプレートとして活用できるほど精緻な内容なので、若年層向けの施策を検討するすべてのプランナーにぜひ参考にしていただきたいフレームになっています。
👉 本記事は「企画が通る構造」を分解して解説しています。
同じ構造はテンプレートとして再現可能です。
→つまり、同じレベルの企画を再現できます。
この事例は
「Z世代共創型(若年層の文化・投稿行動・共感価値を取り込み、ブランド体験を一緒につくる型)」の企画です。
(※企業名や商品/サービス名は 守秘義務により仮称としております)
(※他の企画事例はこちらの一覧ガイドを参照ください)
1. キャンペーン概要
基本情報
キャンペーン名: 「リセラZ世代改革」- 推しすべDAYSキャンペーン
商品: 「リセラピュールクレンジングオイル(仮称)」
実施期間: 2025年2月~4月(3ヶ月間)
コンセプト: Z世代の"推し活×美容習慣"を味方につけ、推しと一緒に「スキンケア習慣を変える」体験型キャンペーン
ミッション
SNS起点で共感・参加・波及を生む構造により、B社リセラピュールクレンジングオイルをZ世代の"肌管理の入口"として定着させる。
ターゲット層
コアターゲット: 16-24歳のZ世代(高校生・大学生・若手社会人)
サブターゲット: 25-34歳のミレニアル世代後期
ペルソナ: 推し活に熱心で、SNSでの自己表現を重視し、美容情報に敏感な層
2. 3つの戦略軸と施策詳細
戦略軸①:インフルエンサー共創プログラム
起用方針
フォロワー数よりも「共感値・語り口重視」で5名のインフルエンサーを選定。多様性を重視し、様々なライフスタイルを代表する人選を行う。
インフルエンサー施策
「推しデート前ルーティン」動画シリーズ
各インフルエンサーが「推しに会う前のスキンケアルーティン」を紹介
リセラピュールクレンジングオイルを自然に組み込んだコンテンツ
TikTok(60秒)、Instagram Reels(30秒)、YouTube Shorts(60秒)で展開
30日間肌チャレンジ企画
インフルエンサーがB社製品を30日間使用
週次でビフォーアフター報告
フォロワーからの質問に答えるライブ配信実施
インフルエンサー座談会2.0
Instagramライブでの公開座談会
視聴者からのリアルタイム質問に回答
アーカイブをIGTVで公開
戦略軸②:TikTokチャレンジ「#すっぴんでも最強チャレンジ」
チャレンジ設計
基本フォーマット
Before:メイクありの自分
Process:リセラピュールクレンジングオイル
After:すっぴん肌での自信ある表情
BGM:オリジナル楽曲「すっぴん最強」を制作
参加インセンティブ
優秀作品賞:B社製品1年分
参加賞:抽選で500名にトライアルセット
特別賞:インフルエンサーとのコラボ動画制作権
拡散施策
TikTok広告でチャレンジ動画をプロモート
インフルエンサーによるお手本動画投稿
週間ランキング発表でモチベーション維持
戦略軸③:推し活ギフティング設計
LINEギフティング施策
「推しからのスキンケアセット」
人気キャラクターとコラボしたデジタルギフトカード
メッセージカスタマイズ機能付き
受け取った人限定のAR体験コンテンツ
友達紹介キャンペーン
ギフトを贈った人・もらった人双方に特典
紹介チェーン数に応じてボーナスポイント付与
月間ギフト数ランキング上位者に限定アイテム
3. フェーズ別実施計画
フェーズ1:プレリリース&共創型発信(1-2週目)
デジタル施策
インフルエンサー5名による「リセラ肌チャレンジ」動画一斉公開
公式SNSアカウントでのティザー展開
PR TIMES、モデルプレス、美的.comでのタイアップ記事配信
#リセラ肌習慣 ハッシュタグキャンペーン開始
コンテンツ制作
チャレンジ用オリジナル楽曲制作・配信
ARフィルター「すっぴん美肌フィルター」公開
公式LINEスタンプ第1弾リリース
フェーズ2:UGC拡大フェーズ(3-6週目)
SNS施策強化
「#すっぴんでも最強チャレンジ」本格始動
週間MVP発表とリポスト企画
インフルエンサーによるチャレンジ講評配信
Instagram Storiesでの24時間限定企画
ギフティング展開
LINEギフティング開始
初回購入限定50%OFFキャンペーン
推しキャラコラボ第1弾(人気アニメ3作品)
バレンタイン・ホワイトデー特別企画
フェーズ3:リアル連動&ショップ体験(7-12週目)
ポップアップイベント「リセラBeauty Lab」
場所: 渋谷PARCO 1階イベントスペース 期間: 2週間限定
コンテンツ:
AI肌診断ブース
最新技術での肌質分析
パーソナライズドスキンケア提案
診断結果のSNSシェア機能
体験型フォトスポット
「すっぴん宣言ウォール」
ネオン装飾の撮影ブース
#リセラBeautyLab投稿で限定ステッカー
限定ノベルティ
カスタマイズ可能なオイルボトル刻印サービス
推し活トートバッグ(5種類のデザイン)
デジタル会員証NFT(先着1000名)
コラボレーション企画
人気カフェとのコラボメニュー開発
ファッションブランドとの限定コスメポーチ
音楽フェスでのサンプリングブース出展
4. デジタルマーケティング戦略
プラットフォーム別施策
TikTok(メイン戦場)
オーガニック投稿:毎日1-2投稿
TikTok広告:Spark Ads活用でUGC拡散
TikTok LIVE:週2回のライブ配信
クリエイターマーケットプレイス活用
フィード投稿:週3-4回(統一感あるビジュアル)
Stories:毎日更新(投票・クイズ機能活用)
Reels:週5本(TikTokコンテンツの転用+オリジナル)
ショッピング機能:製品タグ付けで即購買誘導
X(旧Twitter)
リアルタイムマーケティング
インフルエンサーのnote記事拡散
キャンペーン情報の速報発信
カスタマーサポート窓口
YouTube
ロングフォーム動画:月2本(使い方解説、座談会)
Shorts:週3本(TikTokコンテンツの再編集)
広告展開:TrueViewインストリーム広告
Webメディア連携
LIPS: ユーザーレビュー促進キャンペーン
@cosme: ランキング施策連動
美的.com: 編集タイアップ記事
VOCE: デジタル&紙面連動企画
5. 成果測定とKPI
定量的KPI
SNS投稿数: #すっぴんでも最強 15,000件以上
TikTok再生数: キャンペーン動画累計500万再生
インスタグラムリーチ: 月間1,000万インプレッション
EC誘導率: 通常比150%以上
LINEギフティング: 初月1万件、3ヶ月で5万件
ポップアップ来場者: 2週間で2万人
定性的KPI
ブランド認知度向上(調査による前後比較)
Z世代における第一想起率向上
SNSセンチメント分析(ポジティブ率80%以上)
インフルエンサーエンゲージメント率
6. 予算配分(想定)
デジタル施策(60%)
インフルエンサー費用:25%
SNS広告費:20%
コンテンツ制作費:15%
リアル施策(30%)
ポップアップイベント:20%
サンプリング・ノベルティ:10%
その他(10%)
PR・メディア費用:5%
運営・管理費:5%
7. リスク管理とサステナビリティ
炎上対策
SNS監視体制の構築(24時間体制)
クライシスマニュアルの策定
インフルエンサー向けガイドライン作成
サステナブル要素
詰め替え用パッケージの訴求
リサイクルプログラムの告知
エコ素材ノベルティの採用
8. 長期的なブランド構築
コミュニティ形成
B社 公式アンバサダープログラム創設
定期的なユーザーミートアップ開催
限定コンテンツ配信のサブスクサービス
データ活用
購買データとSNS行動データの統合分析
パーソナライゼーション強化
次期商品開発へのインサイト活用
この現代版キャンペーンは、Z世代の行動特性を深く理解し、彼らが日常的に使用するプラットフォームで自然な形でブランド体験を提供します。推し活という文化的文脈を活用しながら、リセラピュールを「推しに会うための必須アイテム」として位置づけ、感情的な結びつきを生み出すことで、長期的なブランドロイヤリティの構築を目指します。
▶︎ この企画の「型」を再現するには
この企画がうまくいっている理由は、
商品を一方的に宣伝せず、Z世代が自分ごと化しやすい文脈に乗せて参加型設計へ変換していること にあります。
定番コスメや成熟ブランドは、
認知はあるが新鮮味がない
若年層との接点が弱い
SNSで語られにくい
比較検討されても指名買いされにくい
“親世代のブランド”に見られやすい
という壁にぶつかりやすいです。
この企画では、その課題に対して、
推し活という生活者文化と接続する
インフルエンサーが自然な使用文脈で語る
TikTokチャレンジで参加ハードルを下げる
UGC投稿で同世代評価を増やす
ギフティングで友人間拡散を起こす
ポップアップでリアル体験まで接続する
という、共感→参加→拡散→体験→購買→継続 の流れを設計しています。
特に優れているのは、
クレンジングという日用品カテゴリーを、“推しに会う前のルーティン”という感情価値に再定義している点 です。
機能訴求だけではなく、
自信を持てる肌でいたい
推し活を楽しみたい
SNSで可愛く見せたい
仲間と話題を共有したい
という欲求と結びつけることで、購買理由が強くなります。
この型は、
若年層向けコスメ
ヘアケア・スキンケア商材
食品・飲料のSNS施策
アパレルのコミュニティ形成
リブランディング案件
にも応用できます。
今の時代は、
広告で好きになるより、参加したブランドを好きになる時代 です。
この型は他の事例でも繰り返し使われており、
成果が出ているパターンです。
👉 この構造はテンプレートとして再現できます。
👉(=毎回、若年層向け施策を感覚だけで考えなくてよくなります)
実務でそのまま使えるように設計しているので、
空欄を埋めるだけで、
課題・インサイト・SNS施策・UGC導線・購買導線まで一本につながる企画が組み上がります。
※同じ構造で企画を作りたい方はこちら ☟
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ありがとうございます