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老舗居酒屋 集客プロモーション企画

伝統ある和食店を、女性客で賑わう話題店へ導く集客設計のリアル。
本企画は、銀座の老舗和食店が実際に展開する「KYOTO味めぐり」プロモーションを軸に、ターゲット設定・体験設計・SNS施策・予約導線・顧客関係構築までを一貫して設計した集客企画の実例です。お店の強みを活かしながら、新しい顧客を取り込むための思考プロセスや施策の組み立て方を、実践的な視点で学べます。飲食店プロモーションに携わる方、地域活性・観光連動施策を検討する方にとって、具体的かつ汎用性の高いヒントが詰まった内容です。


👉 本記事は「企画が通る構造」を分解して解説しています。
同じ構造はテンプレートとして再現可能です。
→つまり、同じレベルの企画を再現できます。


この事例は
「体験拡散集客型(店舗体験をSNSで可視化し、新規集客から再来店まで循環させる型)」の企画です。
(※企業名や商品/サービス名は 守秘義務により仮称としております)
(※他の企画事例はこちらの一覧ガイドを参照ください)


1. 企画概要

企画名:銀座 利き酒処「醸の座」集客プロモーション企画
目的:来店促進とファン醸成による継続的な集客と認知拡大
企画軸:実店舗イベント+デジタル連動による"体験の可視化"と"コミュニティ形成"

本企画は、「醸の座」集客イベント「KYOTO味めぐりプロモーション」を、20XX年のデジタル環境に最適化し、OMO(Online Merges with Offline)型施策として再構築したものです。SNSを活用した体験共有、データドリブンな顧客アプローチ、継続的なファンコミュニティ形成を通じて、「醸の座」の新たな価値創造を目指します。

2. 市場背景とお店の現状(再定義)

市場背景(20XX年版)

お酒市場の多様化と体験価値の重視

  • ノンアルコール飲料やクラフト酒の台頭により、「飲まない層」も飲食体験に積極的に参加

  • 日本酒市場は「体験」と「ストーリー」を重視する方向へシフト

  • Z世代の影響で、伝統的な和文化への関心が「新しいトレンド」として再評価

SNSを通じた飲食体験共有の常態化

  • InstagramやTikTokでの「#日本酒女子」「#和食デート」などのハッシュタグが活発化

  • 飲食店選びの73%がSNS情報を参考に(20XX年調査)

  • 動画コンテンツ(リール、ショート動画)が主要な情報源に

デジタルとリアルの融合(OMO)の主流化

  • 予約から体験、共有までをシームレスに繋ぐOMO型施策が標準化

  • 顧客データを活用したパーソナライズドマーケティングの浸透

  • AIやチャットボットを活用した顧客対応の一般化

お店の現状と課題(アップデート)

デジタルプレゼンスの課題

  • 「醸の座」の魅力(和の空間、厳選された日本酒セレクション、おばんざい)がWeb上で十分に伝わっていない

  • Google検索での「銀座 日本酒」「銀座 利き酒」での露出が競合に比べて低い

  • 公式SNSアカウントの更新頻度とエンゲージメント率が低調

食体験の"共感拡散力"の限定性

  • Instagram上での「#醸の座」投稿が月間10件未満

  • 来店者の体験が可視化されず、新規顧客への訴求力が弱い

  • インスタ映えする要素はあるものの、撮影を促す仕掛けが不足

顧客データ活用の未整備

  • 予約・来店・購買データが統合されていない

  • リピーター化のための施策が体系化されていない

  • CRMツールの未導入により、パーソナライズドなアプローチが困難

3. デジタル時代のプロモーション基本戦略

戦略キーワード:「体験 × 拡散 × 関係性」

共感型プロモーション(感情共有)

  • SNSでの感情的な共感を生む「ストーリーテリング」

  • 動画コンテンツを活用した「体験の疑似体験化」

  • ユーザー生成コンテンツ(UGC)の積極的活用

データドリブン施策

  • 予約データ:人気の時間帯、メニュー、グループ構成の分析

  • 来店データ:リピート率、客単価、滞在時間の把握

  • 投稿データ:SNS上での反応、拡散力の測定

継続型コミュニティ設計

  • LINE公式アカウントを中心としたファンコミュニティ構築

  • 定期的なイベント開催による関係性の深化

  • アンバサダープログラムによるロイヤルカスタマーの育成

4. ターゲット

メインターゲット:「共感・発信・共創」意識の高い30〜40代女性

ペルソナ詳細

  • 基本属性:都内在住・勤務、世帯年収800万円以上、未婚または既婚子なし

  • ライフスタイル

    • 趣味は美食探訪と小旅行(月1回以上の外食、年3回以上の国内旅行)

    • 健康意識が高く、和食や発酵食品に好意的

    • ヨガやピラティスなどのウェルネス活動に参加

  • デジタル行動

    • Instagram(メイン)、YouTube、TikTok、LINE VOOMを日常的に使用

    • 1日のSNS利用時間:2時間以上

    • 月3回以上、飲食体験をSNSに投稿

    • インフルエンサーやグルメアカウントを積極的にフォロー

  • 価値観

    • 「映える」だけでなく「本質的な価値」を重視

    • 日本文化への関心(着物体験、茶道など)

    • サステナブルな消費行動への意識

サブターゲット

  • 20代後半の「日本酒ビギナー女子」

  • 50代以上の「和文化愛好家」

  • 外国人観光客(インバウンド需要)

5. デジタル&リアル融合型キャンペーン構造(OMO)

コンセプト

「酒とおばんざいと、わたし時間」銀座で京都旅気分。

このコンセプトは、忙しい都会の女性に向けて、銀座にいながら京都の風情を感じられる特別な時間を提供することを表現しています。

展開名称

GINZA SAKE TRIP –KYOTO味めぐり 20XX

キャンペーン期間

20XX年X月X日~X日(23日間)

OMO設計の全体像

Before(認知・興味)

  • SNS広告でのターゲティング配信

  • インフルエンサーによる事前告知

  • Googleマップ・食べログでの露出強化

During(体験・共有)

  • LINE連動の来店特典

  • インスタ映えスポットでの撮影促進

  • リアルタイムSNS投稿キャンペーン

After(関係構築・再来店)

  • CRMによるフォローアップ

  • 次回特典の提供

  • コミュニティイベントへの招待

6. プロモーション施策(詳細)

【来店インセンティブ × デジタル連動】

LINE公式アカウント登録キャンペーン

  • 新規登録で「京都の地酒」乾杯ドリンク1杯無料

  • 登録時にアンケート実施(好みの日本酒タイプ、来店動機など)

  • AIチャットボットによる「あなたにおすすめの京都銘酒診断」実装

チェックイン投稿プレゼント

  • 来店時に「#醸の座」「#KYOTO味めぐり」でInstagram/TikTok投稿

  • 投稿確認でオリジナル和小物(京都の伝統工芸コラボ)プレゼント

  • 月間優秀投稿者には「利き酒師と行く酒蔵ツアー」招待

デジタル予約特典

  • LINE予約:ポイント2倍+次回使える500円クーポン

  • Google予約:おばんざい1品サービス

  • 予約データをCRMに自動連携し、顧客プロファイル構築

【UGC拡散施策】

Instagram & TikTok投稿キャンペーン「#銀座で利き酒旅」

実施内容:

  • 期間中の来店&投稿で自動エントリー

  • 週次で優秀投稿を選定(いいね数+クリエイティビティ)

  • グランプリ:らん月ペアお食事券(3万円相当)

  • 準グランプリ:京都セレクト雑貨セット(1万円相当)

  • 参加賞:次回使える20%OFFクーポン(全員)

撮影スポット設計:

  • 「利き酒セット専用撮影台」:照明付きで美しく撮影可能

  • 「京都の四季」をテーマにした背景パネル設置

  • ARフィルター開発:「醸の座オリジナル京都フィルター」

投稿促進施策:

  • テーブルPOPに「撮影のコツ」QRコード設置

  • スタッフによる撮影サポート(構図アドバイス)

  • 投稿用ハッシュタグカード配布

【SNS広告・ターゲティング広告】

Meta広告(Instagram/Facebook)展開

ターゲティング設定:

  • 年齢:30-45歳女性

  • 地域:東京都内(特に中央区、千代田区、港区、台東区重点)

  • 興味関心:日本酒、和食、京都、グルメ、女子会、デート

  • 行動:高級レストラン訪問者、旅行好き、Instagram活発利用者

クリエイティブ展開:

  • 動画広告:「60秒で巡る銀座の京都」

  • カルーセル広告:厳選10銘酒の紹介

  • ストーリーズ広告:期間限定メニューの訴求

LINE広告展開

配信面:

  • タイムライン

  • LINE VOOM

  • LINE NEWS(記事広告)

ターゲティング:

  • みなし属性:OL、主婦

  • エリア:銀座・京橋・有楽町駅周辺勤務者

  • 行動履歴:グルメ・飲食関連コンテンツ閲覧者

Googleマップ連携広告

検索キーワード対策:

  • 「銀座 和食」「銀座 日本酒」「銀座 女子会」

  • 「銀座 デート 和食」「銀座 個室 居酒屋」

  • ローカルSEO強化:営業時間、メニュー、写真の最適化

【インフルエンサーマーケティング】

起用インフルエンサー構成

マイクロインフルエンサー(5名):

  • フォロワー数:5,000~20,000人

  • 選定基準:エンゲージメント率5%以上、和食・日本酒関連投稿実績

  • 投稿内容:来店レポート(リール30秒+フィード投稿)

ナノインフルエンサー(10名):

  • フォロワー数:1,000~5,000人

  • 一般顧客に近い立場からのリアルな体験共有

  • ストーリーズでの即時性のある投稿

インフルエンサー限定プレ内覧会

実施概要:

  • 日時:X月X日(火)18:00~20:00

  • 内容:

    • 利き酒師による「京都銘酒セミナー」

    • 料理長による「おばんざい実演」

    • 撮影タイム(プロカメラマン同席)

  • 成果物:各自2投稿以上(1週間以内)

7. オプション施策(拡張案)

【YouTubeショート × 店舗導線】

「1分で分かる“醸の座“の京都旅」シリーズ

コンテンツ構成:

  • Episode 1:「銀座で出会う京都の銘酒」

  • Episode 2:「おばんざいの美学」

  • Episode 3:「利き酒師が教える日本酒の楽しみ方」

  • Episode 4:「醸の座の秘密」

OMO連携:

  • 店内QRコードから視聴で「本日のおすすめ」10%OFF

  • 全エピソード視聴で「利き酒師セレクトセット」提供

【AIチャット予約&質問対応】

「利き酒コンシェルジュ」AI実装

機能:

  • 24時間予約受付(空席確認・予約完了まで)

  • 日本酒の好み診断と推奨メニュー提案

  • 多言語対応(日英中韓)

  • 来店履歴に基づくパーソナライズド提案

実装チャネル:

  • 公式Webサイト

  • LINE公式アカウント

  • Instagramダイレクトメッセージ

【再来店促進CRM】

顧客ライフサイクル別アプローチ

初回来店後(1週間以内):

  • サンクスメール+アンケート(次回10%OFFクーポン付)

  • 来店時の写真をプレゼント(プロ撮影のもの)

2回目来店促進(1ヶ月後):

  • 新メニュー情報+限定予約枠の案内

  • 誕生月特典の事前告知

ロイヤルカスタマー化(3ヶ月後):

  • VIPイベントへの招待

  • 「醸の座アンバサダー」プログラムへの勧誘

パーソナライズドDM配信

セグメント例:

  • 日本酒初心者:「はじめての利き酒セット」訴求

  • リピーター:「季節の限定酒」先行案内

  • 記念日登録者:「特別な日のコース」提案

8. 期待される効果(数値連動目標)

KPI設定と目標値

ROI試算

投資額(概算)

  • デジタル広告費:150万円

  • インフルエンサー費用:80万円

  • システム開発・運用:100万円

  • クリエイティブ制作:70万円

  • プレゼント・特典原価:50万円

  • 合計:450万円

期待収益

  • 新規顧客獲得(150組×5,000円):75万円

  • リピート売上(3ヶ月累計):300万円

  • 既存顧客の来店頻度向上:150万円

  • 合計:525万円

ROI:116.7%(3ヶ月間)

長期的効果

ブランド価値向上

  • 「銀座の隠れた名店」から「SNSで話題の和食店」へのイメージ転換

  • 若年層への認知拡大による将来顧客の確保

デジタルアセットの蓄積

  • 顧客データベースの構築(将来的なマーケティング活用)

  • UGCコンテンツの資産化(広告素材としての二次利用)

  • SEO効果の持続(オーガニック流入の増加)

組織能力の向上

  • デジタルマーケティングノウハウの内製化

  • データドリブンな意思決定文化の醸成

  • 顧客中心主義のサービス設計能力向上

まとめ

本企画は、老舗の伝統的なブランド価値を守りながら、デジタル時代に適応した新しい顧客体験を創造するものです。「KYOTO味めぐり」という期間限定イベントを起点として、SNSでの拡散、データ活用、継続的な関係構築を実現し、「醸の座」を次世代の顧客に愛される店舗へと進化させます。

重要なのは、単なるデジタル施策の実行ではなく、リアルな店舗体験の価値を最大化するためのデジタル活用であるという点です。OMO型のアプローチにより、顧客にとってシームレスで豊かな体験を提供し、持続的な成長を実現していきます。

▶︎ この企画の「型」を再現するには

この企画がうまくいっている理由は、
老舗店の本来の価値を壊さずに、“来店したくなる理由”と“投稿したくなる理由”を同時につくっていること にあります。

飲食店、とくに老舗業態は、

  • 味や品質には自信がある

  • 常連客はいる

  • ただ新規客に魅力が伝わりにくい

  • SNSで話題化しづらい

  • 一度来た人が継続来店しない

という課題を抱えやすいです。

この企画では、そこに対して、

  • 「銀座で京都旅気分」という体験価値を再定義する

  • 利き酒・おばんざい・和空間を写真映えする形で設計する

  • ハッシュタグ投稿で来店体験を拡散させる

  • インフルエンサーで初速認知をつくる

  • LINE登録で再来店導線を持つ

  • 顧客データを活用して個別に再アプローチする

という流れを構築しています。

つまり、

行く理由 → 撮る理由 → 広がる理由 → また来る理由

までを一つの設計にしているのが強みです。

特に優れているのは、
単なる割引集客ではなく、

  • 京都の地酒

  • 利き酒体験

  • 季節感あるおばんざい

  • 銀座で非日常を味わう時間

  • 日本文化に触れる満足感

といった、価格ではなく価値で選ばれる導線をつくっている点です。

これは飲食店に限らず、

  • 老舗旅館の若年層集客

  • 商業施設のイベント集客

  • 地域観光の回遊施策

  • 百貨店催事の話題化

  • 体験型サービスのSNS集客

などにも応用できます。

今は「良い店だから来る」時代ではなく、
知る・共感する・予約する・共有する・再訪する が揃って初めて選ばれます。

この型は他の事例でも繰り返し使われており、
成果が出ているパターンです。

👉 この構造はテンプレートとして再現できます。
👉(=飲食店集客を毎回ゼロから考えなくてよくなります)

実務でそのまま使えるように設計しているので、

空欄を埋めるだけで、
店舗課題・ターゲット設定・体験設計・SNS施策・予約導線・CRMまで一本につながる企画が組み上がります。

※同じ構造で企画を作りたい方はこちら ☟


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