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農家支援セミナーイベント事業企画

急須で淹れるお茶からペットボトル緑茶へ——。
日本茶市場の変化が加速する中、鹿児島県のお茶生産農家にとっても、
時代に合わせた経営や販路づくりが欠かせなくなっています。
こうした課題に向き合うために設立されたのが、
「認定農業者向けお茶農家支援セミナーイベント」です。

このプロジェクトは、鹿児島県内の認定農業者を対象に、単なる製品PRではなく生産者支援セミナーという形で定期開催されるのが特徴。
日本茶の価値を改めて見つめ直しながら、消費スタイルの変化、地域ブランドの確立、輸出やインバウンドまでを視野に入れた“お茶のこれから”を一緒に考える場として計画されています。

今回の取り組みには、協賛企業として農薬メーカーが後援ポジションで関わっているのがポイントです。地域の茶農家との対話を深め、経営改善や防除対策のヒントを提供しながら、将来的な製品採用につながる信頼関係を築くことを目的にしています。事業費や運営費のほとんどを農薬メーカーが負担していますが、表立った主催や協賛ではなく、あくまで支援活動として打ち出しているのがカギです。メーカーと生産者のコミュニケーションを強化してビジネスにつなげていく事業スキームです。
講師にはお茶文化に精通した専門家やブランド化の実践者を迎え、認定農業者が実際の経営に活かせるリアルな学びを提供。さらに参加者同士の懇親会を通じて、地域内外のネットワークづくりと新たな販路拡大のチャンスを拡大する場を目指して提案されています。


👉 本記事は「企画が通る構造」を分解して解説しています。
同じ構造はテンプレートとして再現可能です。
→つまり、同じレベルの企画を再現できます。


この事例は
「関係構築型(売り込みではなく支援価値を提供しながら、重要顧客との信頼関係を中長期で築く企画)」の企画です。
(※企業名や商品/サービス名は 守秘義務により仮称としております)
(※他の企画事例はこちらの一覧ガイドを参照ください)


1. 企画概要

提案内容

  • 提案日: 20XX年

  • 提案先: 株式会社 ジャパンアグリコンソーシアム(JACOM)

  • 企画名: お茶農家向けセミナーイベント

基本コンセプト

鹿児島県内のお茶生産農家の担い手である「認定農業者」を対象に、 JACOMが取り扱う農業製品を間接的にアピール。定期的なセミナーイベントを通じて生産者とのコミュニケーションを強化し、認定農業者の囲い込みによる販売拡大を狙う。

2. 展開戦略

2.1 基本的な考え方

  • 直接的な販促イベントではなく、農家支援セミナーという形式で展開

  • 参加者は、営業ルート、協力媒体社の告知等で募集

  • 講師は、営農収益拡大につながる人選に努める

  • WEBフォームやアンケートで事前に講師への質問を受け付け、実利性の高いセミナープログラムを開催

  • セミナー後に懇親会を開催。将来的なセールス活動のきっかけづくりとする

2.2 ターゲット分析

認定農業者データ

  • 全国認定農業者数: 216,773名

  • 鹿児島県内認定農業者数: 7,601経営体

  • 鹿児島県の営農類型別構成比

    • 茶: 30 %

    • 施設野菜: 20 %

    • 花き・花木: 10%

    • 果樹類: 10%

    • 稲作: 10%

  • 年齢構成:

    • 50~59歳:50%

    • 40~49歳: 30%

    • 60~64歳: 20%

2.3 市場環境分析

お茶市場の現状

  • 消費の変化: 茶葉を急須で飲む時代からペットボトルで飲む時代へ変化

  • 流通の変化: 街の茶小売店からスーパー・コンビニでの購入へシフト。旧来の茶商から大手ドリンクメーカーへ移行

課題

鹿児島県の茶業の健全な発展のためには、現状の茶葉飲料の消費スタイルを踏まえ、時代に即した茶業経営にシフトする必要がある。

3. プロジェクト詳細

3.1 日本茶普及アソシエーツの設立

組織概要

  • 目的: 「日本茶の需要拡大」と「日本茶生産農家の支援」

  • 事務局: JACOM内に事務局を設置

  • ジャパンアグリコンソーシアムの立場: 一協賛企業として参画(主催の立場は控える)

基本コンセプト(3つの柱)

  1. 日本茶、日本文化の輸出(世界進出)

    • インバウンド向けPR、外国向け商品の展開(抹茶スイーツ等)

  2. インフルエンサーへのアプローチ

    • 30代ミレニアム世代へのアプローチ

    • 日本茶ソムリエなどの資格・地位の付与

  3. 日本茶ブランドの確立

    • ブランディング戦略 (WEBやSNS等の活用拡大)

    • 地域ブランドの強化

3.2 イベント事務局体制

  • 名称: 日本茶普及アソシエーツ事務局

  • 所在: JACOM内

  • 開設期間: 1年間予定

  • 業務内容:

    • セミナーイベント企画・制作・運営・広報

    • 外線電話による各種応対業務(平日10時~17時)

    • 参加者対応、協賛誘致

4. セミナーイベント実施計画

4.1 実施要項

  • 名称: 世界に向けた日本お茶文化の発信 (LOVE GreenTEA)

  • 主催: 日本茶普及アソシエーツ

  • 協力: 農業共済新聞

  • 後援: 南日本新聞社、KTS鹿児島テレビ放送

  • 協賛: ㈱ジャパンアグリコンソーシアム

4.2 開催スケジュール

  • 第1回: 20XX年1月下旬(キックオフ)

  • 第2回: 20XX年9月上旬(予定)

  • 第3回: 20XX年12月上旬(予定)

4.3 会場・参加者

  • 会場: SHIROYAMA HOTEL kagoshima(予定)

  • 参加者: 認定農業者 各回30名~

4.4 プログラム構成(第1回テーマ:流通)

タイムスケジュール

  1. 開会の挨拶(10分)

  2. 基調講演(50分)

    • 講師:本田勝利(ジャパンアグリコンソーシアム)

    • テーマ:日本のお茶文化、共感を得る商品づくり

  3. 特別講演(50分)

    • 講師:松本 由紀子(まつもと ゆきこ)

    • テーマ:茶葉ブランディングとは

  4. パネルディスカッション(50分)

    • ファシリテーター:村田 泰造(農産物6次化プロデューサー)

    • テーマ:ビジネスとしての茶生産。産地として、消費地として求められるものは

  5. 質疑応答(10分)

  6. 懇親会(90分)

5. 今後の展開

5.1 継続性の確保

  • 第1回セミナー参加者へのアンケート実施

  • セミナーの感想や次回開催への要望を収集し、第2回・第3回へ反映

  • 参加者拡大のため、認定農業者に招待券を配布

5.2 協賛企業メリット

  • セミナー会場内に協賛企業のPRブース設置

  • 事務局作成の宣材物や事後PR資料に協賛企業名露出

  • 認定農業者との直接的なコミュニケーション機会の創出

5.3 実施スケジュール詳細

  • 20XX年12月上中旬:鹿児島県認定農業会議打ち合わせ

  • 20XX年12月中旬:認定農業者取材打ち合わせ

  • 20XX年1月上旬:認定農業者への案内状送付

  • 20XX年2月下旬:第〇回セミナーイベント開催

6. 期待される成果

本企画により、ジャパンアグリコンソーシアムは認定農業者との継続的なコミュニケーションチャネルを構築し、ブランド認知・理解の向上を図ることができる。防除暦対策に影響力を持つ認定農業者へのアプローチを通じて、自社農薬製品の暦採用促進と販売拡大が期待される。また、日本茶普及アソシエーツの活動を通じて、茶産業全体の活性化にも貢献できる社会的意義の高いプロジェクトとなる。

▶︎ この企画の「型」を再現するには

この企画がうまくいっている理由は、
商品販売を前面に出さず、

相手の経営課題を解決する場づくりから商談機会を生み出している点にあります。

農業分野に限らず、BtoB商材や専門商材では、

  • いきなり営業されると警戒される

  • 価格競争になりやすい

  • 商品差が伝わりにくい

  • 決裁者との接点が持てない

  • 継続取引まで時間がかかる

という壁があります。

この事例では、その壁を越えるために、

  • 業界課題(市場変化・販路・ブランド化)をテーマにする

  • 有識者講演で参加価値を高める

  • 同業者交流でネットワーク価値をつくる

  • 主催を中立的に見せ参加ハードルを下げる

  • 協賛企業は自然に信頼接点を得る

という設計になっています。

つまり、
「売る前に役立つ」が徹底されているのです。

特に優れているのは、
ターゲットを広く取りすぎず、

影響力の高い認定農業者に絞っていることです。

これにより、

  • 参加者の質が高まる

  • 口コミ波及が起こる

  • 業界内の紹介が生まれる

  • 将来の採用決定に近づく

  • 少人数でも成果効率が高い

という構造になります。

この型は、

  • 農業資材メーカー

  • 医療機器・介護商材

  • 士業・金融サービス

  • IT/SaaS法人営業

  • フランチャイズ募集

  • 地域産業支援事業

など、“信頼が受注条件になる商材”で非常に有効です。

ただ、この構造を毎回ゼロから考えるのは簡単ではありません。

この型は他の事例でも繰り返し使われており、
成果が出ているパターンです。

👉 この構造はテンプレートとして再現できます。
👉(=ゼロから考えなくてよくなります)

実務でそのまま使えるように設計しているので、

空欄を埋めるだけで、
課題・インサイト・施策が一本につながる企画が組み上がります。

※同じ構造で企画を作りたい方はこちら ☟


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