グローバルビールブランド消費者プロモーション
当時、クライアントが打ち出したのは、単なる景品キャンペーンを超えた“世界との接点”を体験できる画期的な消費者プロモーションでした。
「Heralis World Connection」という一貫したテーマのもと、航空券プレゼントや世界各地をテーマにしたイベントで、ブランドのグローバル感をリアルに届ける試みです。
今回ご紹介するのは、この当時の企画をベースに、スマホアプリやSNSなど現代のデジタルマーケティング施策を融合させたアップデート版を紹介します。。
紙のパスポートはデジタル会員プログラムに進化し、飲用機会に応じてマイルがリアルタイムで貯まるだけでなく、SNS投稿や友人紹介でも特典が広がる仕組みを整えています。
さらに、テイスティングイベントのライブ配信やハッシュタグキャンペーン、YouTubeやSpotify広告との連動など、オンラインとオフラインの垣根を超えた設計が特徴。
スポンサーが目指した「世界とのつながり」は、デジタルの力でより身近で参加しやすく、誰もがシェアできるブランド体験へと進化しています。
👉 本記事は「企画が通る構造」を分解して解説しています。
同じ構造はテンプレートとして再現可能です。
→つまり、同じレベルの企画を再現できます。
この事例は
「体験資産化型(単発キャンペーンで終わらせず、参加体験を継続的な会員資産・ブランド接点へ変える企画)」の企画です。
(※企業名や商品/サービス名は 守秘義務により仮称としております)
(※他の企画事例はこちらの一覧ガイドを参照ください)
1. 企画概要
タイトル:Heralis 消費者プロモーション(Heralisは仮称プロダクト名)
2. マーケティング活動の全体像
主要施策
ブランドエッセンスの再構築
消費者と関連性のあるインパクトのあるキャッチコピーの開発
新しいブランド広告の開発
日本市場における本社活動(プロモーションなど)の積極的導入
メディアサポート(デジタル広告含む)
テイラーメイドプロモーション(量販・業務市場)及び流通プロモーションの開発・実施
新しいPOPマテリアルの開発・制作
マーケティング・広告の目的
消費者のトップオブマインド、ブランド認知の向上(潜在意識の強化)
飲用機会を向上させる(ヘビーユーザー/新規ユーザー)
ブランドイメージの強化
3. 消費者プロモーション戦略
プロモーションの基本方針
販売の拡大:年間を通じて一貫したテーマによる、プロモーションとサポートプログラムの実施
ブランド価値の訴求:クライアントのブランド価値を消費者に効果的、刺激的かつ創造的に訴求
業界常識を越えた新しいプロモーションの構築
中核プロモーション:「Heralis World Connection」
世界規模で展開される「ワールドチケットプロモーション」を日本市場に導入。オランダ本社による世界航空券プロモーション企画を活用し、「貴社にしかできないプロモーション」を実現。
プロモーションコンセプト
Heralisは、あなたを世界各地と結びます
Heralisは、あなたを世界のスポーツ、エンターテイメントと結びます
Heralisコネクションとは、これまでない全く新しい体験です
4. プロモーション展開スケジュール
年間4フェーズ展開
P-1(3月23日~4月24日):Get Ready
テーマ:春の旅立ち&役立ちギアプレゼント
業態:DS/GMS
対象商品:6缶パック/1ケース
仕組み:オンパック(ベタ付け)
プレミアム:オリジナルトラベルパース(6缶)、トラベルポーチ(1ケース)
P-2(5月23日~6月30日):Take Off
メインプロモーション「ワールドチケットプロモーション」開始
P-3(7月27日~9月25日):Tailor Made
夏季需要期の継続展開
P-4(11月16日~12月18日):Experience
年末需要期対応
5. ワールドチケットプロモーション詳細
1. デジタル会員プログラム「Heralis World Connection」
展開内容
Heralisワールドコネクション会員登録(スマホアプリ/LINE公式アカウント)
Heralisを飲んでマイルを貯める(二次元コード読み取り)
好きな旅を選び、応募する
抽選でHeralisの世界へ飛び立つ
デジタルマイレージシステム
オンプレミス(1杯):5,000マイル+二次元コードで即時加算
6缶パック:10,000マイル
10缶パック:20,000マイル
24缶ケース:50,000マイル
SNS投稿ボーナス:2,000マイル(#HeralisWorldConnection)
友達紹介ボーナス:両者に5,000マイル
ゲーミフィケーション要素
ユーザーダッシュボードで現在のマイル数と次の特典までの進捗を可視化
ランキング表示で上位者に特別ボーナス
バッジシステムで達成感を演出
賞品体系
10,000マイル:クローズド抽選
25,000マイル:ワールドコネクションプレミアム/ギア
50,000マイル:HeralisデスティネーションAタイプ、Bタイプ
100,000マイル:デスティネーションDタイプ、Eタイプ
2. SNS連動キャンペーン
#HeralisWorldConnection キャンペーン
Instagram/TikTokで「旅×Heralis」の体験投稿を促進
月間優秀投稿を公式アカウントで紹介し追加マイル付与
InstagramリールやTikTokでユーザー生成コンテンツを活用
展開チャネル(デジタル強化版)
ATLサポート(Print/OH/Radio/YouTube/Spotify)
テレプロモーション(ホットライン+LINE公式アカウント)
オフプレミス(パスポート配布+アプリダウンロード促進)
オンプレミス(二次元コード設置)
キーアカウント(ターゲット配布)
TGMP/イベント(ライブ配信連動)
DM(ターゲティングメーリング+リターゲティング広告)
デジタルプラットフォーム(アプリ/LINE/Web)
6. イベント展開
イベントの目的
H.W.C…知ってもらう(オンライン+オフライン)
デジタル会員登録促進
テイスティング(試飲)+SNS投稿促進
展開イメージ
BADではない、おしゃれ、洗練、個人
リアルイベントの雰囲気をライブ配信で拡散
配信視聴者限定の抽選プレゼントでオンライン参加感を創出
イベント予算フレーム
東京:1500万円規模(メイン展開+配信設備)
大阪:400万円規模
名古屋:300万円規模
福岡:300万円規模
展開例:大ビアガーデン、ワールドフード、ワールドミュージックコンサート(ライブ+配信)、キャンペーン告知イベント(抽選会、クイズ等)
デジタル広告展開
YouTube動画広告:「旅×音楽×Heralis」短尺CM
Spotify音声広告:ワールドミュージックと連動したリーチ
リターゲティング広告:マイレージ登録の途中離脱層へのアプローチ
7. 総括
本企画は、Heralisが実施する大規模な消費者プロモーションで、世界規模の航空券プレゼントキャンペーンを日本市場に適応させたものです。年間を通じた一貫したテーマ「Heralis World Connection」のもと、4つのフェーズで展開し、デジタル技術を活用した革新的なマイレージプログラムを導入。
特徴的なのは、従来の紙ベースのパスポートをデジタル化し、スマートフォンアプリやLINE公式アカウントと連携することで、リアルタイムでマイルを管理できる仕組みです。SNS投稿による追加マイル付与、ゲーミフィケーション要素の導入、イベントのライブ配信など、オンラインとオフラインを融合させた統合的なマーケティングアプローチにより、より幅広い層へのリーチと深いエンゲージメントの構築を目指します。
「世界とのつながり」というブランドコンセプトを、デジタル技術によってより身近で参加しやすいものとし、Heralisのグローバルブランドとしての価値を現代的に訴求します。
▶︎ この企画の「型」を再現するには
この企画がうまくいっている理由は、
単なる景品プレゼント企画ではなく、
**“飲んだ体験そのものを継続的なブランド資産に変えている点”**にあります。
多くの消費者キャンペーンは、
応募して終わり
当選発表で終了
売上は一時的に伸びる
顧客データは残らない
次回施策に活かしづらい
という単発型になりがちです。
この事例では、そこから一段進み、
会員登録で接点を継続化する
購買ごとにマイルが貯まる
SNS投稿でも参加価値が増える
ランキングやバッジで継続利用を促す
オフラインイベントを配信で拡張する
という構造になっています。
つまり、
販促費を一度きりのコストではなく、顧客基盤への投資に変えているのです。
さらに秀逸なのは、
賞品が単なるモノではなく、
世界旅行
音楽
フード
スポーツ
異文化体験
など、ブランドコンセプトである“世界とのつながり”に統一されている点です。
これにより、
キャンペーン参加そのものがブランド理解になります。
人は商品説明より、体験でブランドを記憶します。
この型は、
酒類・飲料ブランド
コンビニ販促
食品メーカー
日用品リピート商材
サブスク会員施策
ポイントプログラム再設計
など、継続接点が重要な商材で強く機能します。
特に、
「販促は毎回やっているのに資産が残らない」
という企業には有効です。
ただ、この構造を毎回ゼロから考えるのは簡単ではありません。
この型は他の事例でも繰り返し使われており、
成果が出ているパターンです。
👉 この構造はテンプレートとして再現できます。
👉(=ゼロから考えなくてよくなります)
実務でそのまま使えるように設計しているので、
空欄を埋めるだけで、
課題・インサイト・施策が一本につながる企画が組み上がります。
※同じ構造で企画を作りたい方はこちら ☟
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ありがとうございます