進学イベント事業 プロモーション企画
“高校生が動く”イベントは、こうしてつくられる。体験設計×企画構築の実例公開。
本記事では、高校生8,000人規模の進学イベント企画です。リアル会場での体験型プログラム設計、来場導線の工夫、参加意欲を引き出す仕掛けなど、実務の視点でプランニングしました。現代的なSNS展開や事前登録キャンペーンなど、デジタルとの融合施策も紹介。
「どう設計すれば人が動くのか?」を、仮説・構成・実施プランの形で学べます。
大型イベントはもちろん、展示会、販促、地域企画などにも応用可能なヒントが詰まった、現場発想の企画実例となります。
提案における留意点
「ミライカレッジフェスタ名古屋」は、これまで高校の先生による組織動員を中心に集客してきた進学イベントでしたが、参加者である高校生のモチベーションが低く、出展者との有意義な接点が生まれにくいという課題を抱えていました。高校生が自主的に参加し、楽しみながら進学を考える“体験型イベント”への転換が求められていました。
提案のポイント
本企画では、大学生活を先取りできる体験型コンテンツやエンタメ要素の強化により、高校生の関与を促進。さらに、SNSや動画配信、LINE連携といったデジタル施策を組み合わせることで、参加前後の継続的な接点を創出し、イベント全体をOMO(Online Merges with Offline)型に再設計。来場者と出展者の双方向コミュニケーションを活性化させ、進学への意識醸成を自然に後押しすることを目指しました。
👉 本記事は「企画が通る構造」を分解して解説しています。
同じ構造はテンプレートとして再現可能です。
→つまり、同じレベルの企画を再現できます。
この事例は
「参加転換型(受け身で来場するイベントを、自発的に参加したくなる体験型イベントへ変える型)」の企画です。
(※企業名や商品/サービス名は 守秘義務により仮称としております)
(※他の企画事例はこちらの一覧ガイドを参照ください)
1. 企画概要
本企画は、20xx年7月30日に名古屋ドームで開催予定の進学イベント「ミライカレッジフェスタ名古屋」の展開企画案です。従来の組織動員型イベントから、高校生が自主的に参加し楽しみながら進路を考える体験型イベントへの転換を目指しています。
2. 現状分析と課題
2.1 現状
ターゲット: 高校1、2年生(16歳~17歳)が中心
参加規模: 8,000人を予定
動員方法: 高校の先生ルートによる組織動員が中心(約6割がチャーターバス来場)
問題点: 来場高校生のモチベーションが低く、積極的な行動に結びついていない
2.2 基本課題
出展者(大学・専門学校)と来場者(高校生)のコミュニケーション活性化
2.3 解決の方向性
高校単位の組織動員に加え、意欲のある高校生の自主的参加を促進
意識の低い高校生に'気づき'を促す体験型イベントプログラムの実施
3. 提案内容
3.1 イベント展開
A. ミライカレッジ進学スクエア(事前展開)
概要: イベント開催前後1週間、名古屋市内3箇所に特設ステーションを設置
設置候補地:
LACHIC「ラシック パサージュ」(栄3-6-1、約145㎡)
パルコ店頭スペース(栄3-29-1)
ナディアパーク アトリウム(栄3-18-1、25㎡)
星が丘テラス・イベント広場(千種区星が丘元町16-50)
機能:
イベント情報発信と事前登録推進
TVなどマス媒体への取材招致による話題喚起
モバイルを活用した事前登録インセンティブ設定
B. メインイベントエリア「Exhibition College Cafe」
コンセプト: 高校生が憧れる「大学生活」を体感できるステージ&カフェ
主要コンテンツ:
名物学食メニュー: 実際の大学学食が食べられるカフェ
サテライトスタジオ: 地元人気パーソナリティによる生放送
各種イベントステージ: 専門学校志望者向け職業体験イベント
出展校PRステージ: ゲストタレントのトークショーや出展校のPRパフォーマンス
C. 個別イベントプログラム
ビューティキャンパス:
クイックエステサロン、ネイルサロン、メイクアップ体験
著名アーティストによるメイクアップショー、ヘアーメイクショー、ネイルショー
講師候補: 嶋田ちあき、森ユキオ、松下美智子、黒崎えり子
デザイナーズパーク:
フリーデザイン工作コーナー
PC、スケッチブック、紙工作、粘土など多様な創作手段を提供
優秀作品はWeb公表と後日プレゼント発送
体験キッチンスタジアム:
調理師、シェフ、パティシエ体験
日本料理、西洋料理、中国料理、製菓・パンの調理対決形式
ギャラリーから参加者を起用し一緒に調理
勝者は5分間の学校PR、敗者は30秒PRの権利獲得
音楽と芸術のコラボキャンパス:
LIVEペインティングの実施
音楽と芸術の融合体験
ゲスト候補: 黒田征太郎氏、國重友美氏
3.2 メディア展開
D. デジタルタイアップ施策(SNS&動画配信)
1. YouTube×TikTok連動型特集「ミライカレッジ チャンネル」開設
YouTubeでは出展校紹介やゲストトーク、イベント事前ガイドなどの動画を展開
TikTokでは「#ミライカレッジ進学チャレンジ」など、参加型UGC(ユーザー生成コンテンツ)企画を実施
学生インフルエンサー(フォロワー1~5万人規模)を起用し、リアルな視点でイベントの魅力を発信
2. LIVE配信イベント
イベント当日は一部ステージをInstagram LIVE/YouTube LIVEで配信
コメント欄でリアルタイム質問受付 → 現地ゲストがその場で回答
配信中に「オンライン限定クーポン」や「資料請求インセンティブ」提供
E. SNS広告 & オーガニック展開
1. Instagram/X(旧Twitter)/LINE VOOM広告展開
ターゲット層(15〜18歳)のインサイトに基づくフィード広告/ストーリーズ広告を運用
「自分らしい進学を見つける」をテーマに、感情に訴えるクリエイティブを展開
2. 学生リポーター制度(UGC創出)
東海エリアの高校生・大学生に事前募集 → 体験レポートをInstagram/note/Xで発信
UGC投稿者には「限定ノベルティ」や「イベントVIPパス」提供
投稿に「#ミライカレッジフェスタ名古屋」「#進学のリアル体験」など指定ハッシュタグを付与し拡散力を最大化
F. OMO型キャンペーン連動
1. 事前来場登録キャンペーン(LINE公式アカウント連携)
LINEでの事前登録者には当日特典を配布(例:推し大学の特製グッズ抽選)
登録時アンケートによって「関心領域別のおすすめブースMAP」を提供
2. 会場回遊×デジタル連動施策
会場各所にQRスタンプラリーを設置 → スマホで読み取りスタンプを収集
全ブース制覇で「進学応援グッズ」や「選べるeギフト」抽選参加権獲得
各ブースで学生スタッフがリアル投稿をSNSへ促すトークスクリプトを運用(UGC誘発)
G. メディアコラボ(紙+デジタル)
1. Tokyo Graffitiとの連携強化
従来のムック冊子「ミライカレッジ進学Graffiti」に加え、Web Graffiti特設ページを新設
「進学を選んだ理由」「学校生活リアルレポート」など高校生の興味に寄り添った特集記事を掲載
QRコードからイベント登録・動画閲覧・学校資料請求ページに誘導
2. LINE NEWS/SmartNews 記事タイアップ
高校生保護者層へのアプローチとして、進学に関する情報発信記事を配信
読了後にイベント案内へスムーズに誘導
3.3 モバイル展開「モバイル & Advertainment」
コンセプト: 情報過多の現代において、エンターテインメント性の高いコンテンツで自然にイベントへ誘導
ケータイ小説「リアル大学生活」:
等身大の大学生ラブストーリー
地方から上京した女子大生の成長と恋愛を描く
クリエイティブ費用: 500万円程度
ケータイコミック「大学生の楽しい学生生活」:
男子学生編・女子学生編の2話配信(各20ページ)
作家候補: 中山亜純、花田祐実、かなつ久美、杉本ふぁりあ
クリエイティブ費用: 600~1,200万円程度
誘導施策:
モバゲータウン(総会員数約800万人、20歳未満45%)を活用
「続きは会場で配布中」+特別インセンティブでリアル誘導
モバイルキャンペーンサイト「ミライカレッジ」運営
3.4 来場者データ管理
ICチップ(orフェリカ)システム
システム概要:
来場者全員にIDパスポートとしてICカードを配布
各ブースのチェックカウンターでポイント獲得
取得ポイント数に応じた景品進呈
データ活用:
個々のブースへの来訪者数カウント
プロフィールデータの記録
出展者へのフィードバックや資料送付に活用
4. 期待される効果
4.1 参加者エンゲージメントの向上
エンターテインメント性の高いコンテンツにより、高校生の自主的な参加を促進
デジタルネイティブ世代に最適化されたSNS施策により、イベント前から参加意欲を醸成
4.2 コミュニケーションの活性化
体験型プログラムを通じて、出展者と来場者の積極的な交流を実現
OMO(Online Merges with Offline)施策により、オンライン・オフラインのシームレスな体験を提供
4.3 データドリブンな施策展開
ICチップシステムとデジタル施策の連携により、来場者の行動データを多角的に収集・分析
リアルタイムでの効果測定により、次回以降の施策最適化が可能
4.4 話題性と拡散力の最大化
SNSを活用したUGC創出により、参加者自身が発信者となる仕組みを構築
インフルエンサー起用とLIVE配信により、会場外の潜在層へもリーチ
4.5 進路意識の自然な醸成
楽しみながら将来を考えるきっかけを提供
同世代のリアルな声を通じて、進学への関心を自然に高める
5. まとめ
本企画は、従来の受動的な進学イベントから、高校生が主体的に参加し、楽しみながら自身の将来を考える機会を提供する革新的なイベントへの転換を実現します。特に、デジタル施策を強化することで、イベント前後の継続的なエンゲージメントを創出し、単なる一日限りのイベントではなく、高校生の進路選択における重要なタッチポイントとして機能することを目指します。
リアルイベントの体験価値とデジタル施策の拡散力を組み合わせることで、出展者・来場者双方にとって価値の高い進学イベントを実現し、東海エリアにおける進学支援の新たなスタンダードを確立します。
▶︎ この企画の「型」を再現するには
この企画がうまくいっている理由は、
動員数ではなく、参加者の温度感を設計し直していること にあります。
従来の進学イベントは、
学校単位で来るが本人の意欲が低い
会場を回るだけで記憶に残らない
出展者との会話が浅い
イベント後に接点が切れる
という課題を抱えがちです。
この企画では、そこを根本から見直し、
大学生活を疑似体験できるコンテンツ
美容・料理・デザイン・音楽など興味起点の入口設計
LINE事前登録による参加準備
QRスタンプラリーによる会場回遊促進
SNS投稿・LIVE配信による拡散設計
来場データ取得による次回活用
へと再構成しています。
つまり、
「来てもらう企画」ではなく、「自分から関わりたくなる企画」に変えている。
特に優れているのは、進学そのものを押しつけず、
憧れる大学生活
同世代のリアルな声
将来の仕事体験
楽しい思い出化
を通じて、自然に進路意識を高めている点です。
これは進学イベントに限らず、
展示会
採用イベント
地域フェス
商業施設集客施策
BtoBカンファレンス
など、参加者の熱量が成果を左右する場 で強く機能します。
人は、必要だから動くとは限りません。
面白そう、楽しそう、自分に関係ありそう――その感情で動きます。
この型は他の事例でも繰り返し使われており、
成果が出ているパターンです。
👉 この構造はテンプレートとして再現できます。
👉(=集客数だけでなく、参加者の質まで設計できます)
実務でそのまま使えるように設計しているので、
空欄を埋めるだけで、
課題整理・参加動機設計・会場体験・SNS拡散・継続接点まで一本につながる企画が組み上がります。
※同じ構造で企画を作りたい方はこちら ☟
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ありがとうございます