園芸商品フィールドマーケティング計画
この提案書は、園芸メーカーの花苗商品を対象とした
「フィールドマーケティング活動(ラウンダー活動)」 の具体的な実施計画をまとめたものです。
店頭での確実な販促物設置と売場管理を通じて、商品露出の最大化と販売促進を図ることを目的としています。
一次活動では、200店舗規模の店舗巡回を行い、商品の導入状況確認から追加発注促進、販促什器・POPの設置を実施。さらに、二次活動として3ヶ月間の継続的な売場フォローを行い、品切れ防止、優位置陳列、情報収集などを通じて店舗での販売機会ロスを抑え、より効率的な売場作りを支援します。
👉 本記事は「企画が通る構造」を分解して解説しています。
同じ構造はテンプレートとして再現可能です。
→つまり、同じレベルの企画を再現できます。
この事例は
「店頭実行管理型(本部で決めた販促施策を、現場店舗で確実に実行し、売上機会損失まで防ぐ企画)」の企画です。
(※企業名や商品/サービス名は 守秘義務により仮称としております)
(※他の企画事例はこちらの一覧ガイドを参照ください)
企画概要
作成日: 20XX年7月
対象商品: 大手園芸メーカーの花苗商品
1. 一次活動(初期導入・設置活動)
活動目的
商品専用の販促什器、または大型POPを持参し、確実に店頭へ設置する。
活動内容
弊社フィールドマンによる以下の活動:
① 御社製品の扱い有無確認
有りの場合: 追加発注促進
無しの場合: 本部登録商品であることを説明し、取り扱い折衝→受注活動(発注促進)
② 販促物設置(上記を踏まえて)
設置済の場合: 新しい販促物に交換設置、その他販促物の設置交渉→設置
設置無しの場合: 商品導入に基づく販促物設置交渉→設置
活動仕様
活動期間: 2005年○月○日(月)〜8日間(予備日3日含む)
活動店舗数: 200店舗
活動体制: 34人日(200店舗÷6店舗/1日)※活動エリア・活動内容により増減
事前準備:
本部商談シート(チェーン毎)※商品コードが確認できる資料
商品パンフレット、販促什器、販促物、その他
2. 二次活動(継続管理活動)
活動目的
一次活動店舗に対して、受注・発注促進活動、売場作りの折衝や販促物設置交渉活動の実施。
活動内容
<本部定番商品の店頭化>
店頭管理活動を行っていない時、本部定番取得商品が末端店にすべて露出されているケースは皆無と言えます。
取り扱いアイテムの各店への紹介
品揃え(未扱いアイテムの導入…受注活動)
条件提示による優位置陳列
<店頭管理>
品切れ商品の発注もれから売場スペースが競合商品に入れ替わるケースは多々あります。
品切れ防止→ラインアップ商品の維持
商品露出→よりよい場所に、より大きな売場を…
売り場の活性化→広告物露出(販促物等の設置)
活動仕様
活動期間: 2005年○月○日(月)〜○月○日(月)の3ヶ月間
活動店舗数: 200店舗
活動体制: 4名(1名50店舗を担当→月間1店舗当り2〜3回訪問)
3. 活動詳細項目
実態把握
売り場における御社製品の位置
売れ筋商品の把握
競合品の把握
情報の伝達
御社製品の紹介(新商品を主)
情報の収集
自社ブランドに関し、販売店動向・消費者動向
競合ブランドに関し、販売店動向・消費者動向・キャンペーン内容・価格変動・セールス回訪状況・サービス内容等
各月テーマ活動
毎月スタート前のテーマ設定に基づく活動
報告内容
店頭調査票: 初月度
フィールドマン日報: 毎月
受注一覧表: 毎月
取扱いアイテム推移表: 3ヶ月 ※月末等の報告会にて、より「生の売場状況」の報告が出来ます。又今後の施策の参考事項が得られます。
緊急連絡の処理
緊急を要する用件は、発生時点にて電話連絡を行い、後日書類を提出致します。 主な連絡内容:
巡回時の注文連絡又は、納品指示
クレーム(商品、価格、取引条件、施策、販売等)
競合ブランドの施策
各店よりの要望事項
4. 事前準備詳細
① 対象店リストアップ
店名・住所・電話番号・店担当者等 ※弊社にて店舗リストは所有しておりますが、念のため確認致します。
② 帳合(特約店)リスト
店名・住所・電話番号・担当店名と担当セールス名 ※訪問時の受注時・注文連絡時に於ける帳合確認及び店側要望に関しての帳合確認に必要です。 ※取引状況によっては、事前の活動主旨説明が必要です。
③ 各量販店別取得アイテム一覧
④ 連絡方法担当セクションとフィールドマン
⑤ 営業連絡及びフィールドマンの身分の明確化(名刺)
※弊社にて簡易名刺の作成は可能です。
⑥ フィールドマン教育研修
※各店よりいろいろな質問が予想されるため、事前に教育研修を受け、最小限対処する。複雑な用件に関しては、後日書面(窓口担当者の指示により作成)にて回答。 ※教育内容として、会社概要・商品特性・価格体系・市場環境・競合ブランド・広告計画・販促計画等
5. 費用概算
一次活動費用
活動想定
実施エリア:首都圏ホームセンター約200店舗
訪問店舗什器設置活動:1日あたり約6店舗巡回
活動体制:8名
活動期間:活動スタートから約1週間 ※遠隔費手当を全体の2割と設定
費用内訳
準備費
研修費:@15,000×8名 = 120,000円
報告書作成費(名刺、日報など)一式 = 50,000円
活動費
事前活動費:@5,000×200店舗 = 1,000,000円
出張費:@2,300×40店舗 = 92,000円
立替経費
立替経費(実費精算):@1,300×40人日 = 52,000円
営業費
営業費:上記①〜⑤の10% = 131,400円
合計:1,445,400円
消費税:69,670円
総合計:1,515,070円
1店舗あたり:7,227円
二次活動費用(4名3ヶ月)
フィールド活動費:@600,000×4名×3ヶ月 = 7,200,000円
フィールド経費:実費精算(高速代・駐車代・通信費他)
進行管理費:上記5%(集計費等含む)= 360,000円
小計:7,560,000円
注意事項
上記フィールド活動費及びフィールド経費に対して、別途消費税が掛かります
1日当り100kmのガソリン代を含みます。超過分に対しては、別途1km×@13円請求致します
お支払いは、人件費が主ですので、月末締切翌月末までにお振込願います
活動決定後、正式にお見積書を提出致します
まとめ
本企画は、大手園芸メーカーの特定商品の販促物設置と店頭管理を目的とした包括的な活動案です。一次活動で200店舗への初期導入を行い、二次活動で3ヶ月間の継続的な店頭管理を実施することで、商品の露出拡大と売上向上を図ります。活動には専門のフィールドマンを配置し、きめ細かな店舗対応と情報収集・報告体制を構築します。総費用は一次活動約151万円、二次活動約756万円を見込んでいます。
(補足資料)
フィールド活動におけるデジタルツール活用
今後、業務のデジタル化については、クライアントの業種や商品/サービスの内容によりオプション提案を検討してください。従来のフィールド活動にデジタルツールを組み合わせることで、現場対応力と報告精度を大幅に向上できます。
【ポイント】
現場スタッフの負担軽減、クライアント側の活動可視化、データ分析による成果改善
1. 計画・進捗管理のオンライン化
活動スケジュールや訪問計画を、**クラウド型の案件管理ツール(例:Salesforce、kintone)**でチーム共有。
フィールドスタッフのスマートフォンやタブレットを活用し、リアルタイムに進捗を更新。
2. 店頭報告のデジタル化
従来の紙の調査票・日報をモバイル入力フォームに置換。
販促物の設置状況や売場写真をその場で撮影し、画像データとして即時共有。
報告データは自動で蓄積され、進捗レポートや分析レポートの作成を効率化。
3. コミュニケーションの即時性向上
本部やクライアント担当者との連絡は、チャットツール(Slack、Teamsなど)を併用し、即時性を確保。
緊急のクレーム対応や売場課題も、ログを残しながら素早く情報共有。
4. データ活用による店頭フォローの最適化
活動データをPOS情報や在庫情報と連携させ、品切れ防止や棚割り改善提案をデータドリブンで実現。
過去の活動結果をもとに、次回の訪問店舗の優先順位を自動で設定するなど、効率的なPDCAサイクルを構築。
▶︎ この企画の「型」を再現するには
この企画がうまくいっている理由は、
広告や販促企画そのものではなく、
**“売れるはずの施策が、現場で実行されていない問題”**に着目している点にあります。
多くのメーカー施策は、
本部商談で導入決定した
POPも制作した
キャンペーンも決めた
商品も出荷した
ここで満足してしまいがちです。
しかし実際の売場では、
店舗に商品が並んでいない
POPが設置されていない
在庫切れが放置されている
競合商品に棚を奪われている
店ごとの温度差が大きい
という“実行ギャップ”が頻発します。
この事例はそこに対して、
一次活動で導入・設置を一気に進める
二次活動で巡回し継続管理する
品切れ防止と追加発注を促す
売場位置や露出量を改善する
現場情報を回収し次施策へ活かす
という二段構造で組まれています。
つまり、
販促企画を成功させる最後の一手として、現場運用まで設計しているのです。
特に優れているのは、
単なる巡回ではなく、
受注促進
売場改善
競合調査
消費者反応収集
クレーム一次対応
レポーティング
まで含めていることです。
これにより、現場活動がコストではなく、営業資産になります。
この型は、
食品メーカー
日用品メーカー
園芸・DIY商材
家電量販流通
ドラッグストア商材
季節商品の一斉展開
など、店舗現場が成果を左右する業種で非常に強いです。
特に、
「広告は打っているのに売場で負ける」
「導入されたのに回転しない」
「本部採用されたのに店舗浸透しない」
という企業には有効です。
さらに現代版では、
写真付き即時報告
ダッシュボード可視化
POS連携
訪問優先順位の自動化
Slack/Teams即時連携
まで加えると、精度はさらに上がります。
ただ、この構造を毎回ゼロから考えるのは簡単ではありません。
この型は他の事例でも繰り返し使われており、
成果が出ているパターンです。
👉 この構造はテンプレートとして再現できます。
👉(=ゼロから考えなくてよくなります)
実務でそのまま使えるように設計しているので、
空欄を埋めるだけで、
課題・インサイト・施策が一本につながる企画が組み上がります。
※同じ構造で企画を作りたい方はこちら ☟
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ありがとうございます