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食品メーカーオリジナルレシピ動画キャンペーン企画

購入特典に「モノ」ではなく「コト」を提案し、ブランドの価値を高める——
今回紹介するのは、国内キムチメーカーが伝説の家政婦タサン志麻さんとコラボしたオリジナルレシピ動画キャンペーンの企画です。
定番の食べ方に新しい可能性をプラスし、SNSとデジタル広告を組み合わせた立体的なプロモーションで拡販と認知度向上を同時に実現。
新人プランナーにとっては、インフルエンサーの起用ポイントや「購入プレミアム×動画コンテンツ」活用のヒントが詰まった事例です。

【企画書の骨子】

  • 目的
    貴社商品の拡販・認知度向上・市場活性化を狙う、購入特典型キャンペーン。

  • コンセプト
    「炊き立ての白いごはんにキムチ」だけでなく、新しいレシピ提案で食べ方の幅を広げる。

  • 施策内容
    購入者限定でQRコードから伝説の家政婦・タサン志麻さん監修のオリジナルレシピ動画を視聴できる仕組みを導入。

  • デジタル施策
    SNS広告・動画配信を組み合わせ、ターゲットである30〜50代主婦層へ効率的にアプローチ。

  • 期待される効果
    短期的な売上増だけでなく、ブランド価値の向上と継続的な顧客ロイヤルティ醸成。

【企画立案のポイント】

  • 「モノ」ではなく「コト」で差別化する
    物品景品ではなく、体験型・学び型の特典は話題性と拡散力を生みやすい。

  • インフルエンサー活用の信頼性と独自性
    誰が監修するかで企画の説得力が変わる。ブランドと親和性の高い人物選びが鍵。

  • SNS広告の設計とターゲットセグメント
    媒体ごとのユーザー属性を意識し、どこで誰にリーチさせるかを具体化する。

  • コンテンツの二次活用でロングテールを作る
    キャンペーン終了後も公式サイトやSNSで価値を継続提供できるようにする。


👉 本記事は「企画が通る構造」を分解して解説しています。
同じ構造はテンプレートとして再現可能です。
→つまり、同じレベルの企画を再現できます。


この事例は
「体験価値転換型(価格訴求や景品訴求ではなく、購入体験そのものに新しい価値を加えて売上とブランド好感を同時に伸ばす企画)」の企画です。
(※企業名や商品/サービス名は 守秘義務により仮称としております)
(※他の企画事例はこちらの一覧ガイドを参照ください)


1. キャンペーン概要

➤企画の背景と目的

購入プレミアムを活用した商品拡販施策の主な目的は以下の3点です:

  1. 商品の拡販 - 魅力的な購入特典により売上増加を実現

  2. 認知度向上 - 貴ブランドの認知アップ

  3. 市場活性化 - キムチ商品全体の消費底上げ効果

➤キャンペーンコンセプト

「炊き立ての白いごはんにキムチは最高!」という定番の食べ方から一歩進んで、キムチを使った新しい料理提案を行います。従来のチャーハンや豚キムチといった定番メニューを超えた、ユニークで美味しいキムチレシピを提供することで、キムチの消費拡大を目指します。

2. キャンペーン内容

➤基本フレーム

キャンペーン期間中に貴社の商品を購入すると、パッケージに印刷されたQRコードから、伝説の家政婦タサン志麻さん監修のオリジナルキムチ料理レシピ動画を特別に視聴できます。

➤対象商品

  • 各種キムチ商品(キャンペーン対象商品は相談により決定)

特典内容

  • レシピ動画数:3レシピ

  • 動画尺:1〜2分程度(コメント関係1分+レシピ1分)

  • 配信方法:YouTube(限定公開)

➤キャンペーンの特徴

  1. モノではなくコトの提供 - 物品景品ではなく、家族みんなが幸せになる食のレシピを提供

  2. 独占コンテンツ - この動画でしか見ることができないユニークなレシピ

  3. プロ監修の信頼性 - テレビや雑誌で話題のタサン志麻さんによる監修

3. タサン志麻さんについて

<プロフィール>

訪れた家庭の冷蔵庫にある食材を見事に使いまわし、次々と絶品料理をつくってしまうスゴ技がTV番組で話題になり、現在は予約の取れない大人気家政婦として活躍中。

<実績>

  • メディア出演:「沸騰ワード10」「NHKプロフェッショナル仕事の流儀」など

  • 著書:講談社や主婦の友社から料理本を発行、50万部のベストセラーも

  • 活動内容:レシピ監修・講師、食品メーカーのレシピ開発

<経歴>

  • 大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業

  • ミシュランの三ツ星レストランでの研修を修了

  • 老舗フレンチレストランなどに15年勤務

  • ジャンルを超えた既成概念に捕らわれないメニュー作りが定評

4. レシピ例

キムチの韓国風エスカベッシュ

志麻さん考案の斬新なメニュー例として、細切りにした野菜とキムチ、オリーブオイルを混ぜ合わせたソースを、焼いたヒラメにかけた料理を提案。エスカベッシュ(洋風の南蛮漬け)にキムチを取り入れた、既成概念に捕らわれないメニューです。

5. プロモーション展開

➤キャンペーン告知の流れ

第1段階:認知拡大

  1. 自社HP:キャンペーン紹介ページを新設

  2. SNS展開:専用Twitter・Instagramアカウントから情報発信

  3. SNS広告:ターゲティング広告による認知拡大

第2段階:購入促進

  • 店頭でパッケージを確認して購入

  • QRコードを読み込んで動画サイトへアクセス

第3段階:拡散効果

  • レシピを作った消費者がSNSで情報拡散

  • 口コミによる二次的な広がり

➤レシピ動画の構成

通常のレシピ動画で用いられる俯瞰映像を盛り込みながら、志麻さんのワンポイントアドバイスや作る手順がしっかりと見られる動画とすることで特別感を演出。キムチのほか、冷蔵庫に残りがちな食材との組み合わせを提案します。

6. ターゲット戦略

➤想定ターゲット層

  • 年齢:30〜50代女性

  • 属性:主婦層

  • 興味関心:簡単に作れる料理(「簡単レシピ」「お手軽レシピ」)

➤SNS戦略

年代別SNS利用状況を踏まえ、以下の媒体を中心に展開:

  1. Twitter:情報収集ツールとして30〜40代に人気

  2. Facebook:40代女性の利用率が高い

  3. Instagram:ビジュアル訴求に効果的

  4. YouTube:レシピ動画視聴に最適

7. デジタルマーケティング施策

SNS広告展開

<Twitter広告>

  • ターゲティング

    • 料理関連アカウントのフォロワー

    • キーワード:簡単レシピ、時短料理など

    • 地域・性別・年齢でセグメント

  • 配信内容:レシピ動画の一部を使用した訴求

YouTube広告>

  • 配信形式:インストリーム広告

  • ターゲティング

    • 料理動画視聴者

    • 主婦層の関心事項

Facebook/Instagram広告>

  • 配信形式:フィード広告、ストーリーズ広告

  • ターゲティング

    • 興味関心(料理、レシピ、時短料理)

    • ライフイベント(結婚、出産など)


8. 市場分析と消費者インサイト

➤レシピ動画市場の動向

MMD研究所の調査によると、料理をする際の参考として以下の傾向が見られます:

  1. レシピ動画の人気:56.7%がレシピ検索を利用

  2. 主要サービス

    • クックパッド:49.0%

    • DELISH KITCHEN:46.4%

    • kurashiru:36.5%

➤動画レシピの利点

  • テンポよく1分程度にまとめられた内容

  • 視覚的に手順や流れが分かりやすい

  • 料理初心者から経験者まで幅広く対応

9. キャンペーン終了後の展開

➤継続的な価値提供

キャンペーン終了後、一定期間を経て、自社HPのレシピコンテンツにて志麻さん考案レシピを期間限定で一般公開。これにより:

  1. ブランド価値の向上:継続的なコンテンツ提供

  2. SNS拡散効果:新たな話題創出

  3. 顧客ロイヤリティ向上:ファン化促進

➤長期的なブランド戦略

  • レシピコンテンツの定期更新

  • 季節に合わせた新レシピの提案

  • ユーザー投稿レシピの活用

10. 期待される効果

➤直接的効果

  1. 売上向上:プレミアム効果による購買意欲向上

  2. 新規顧客獲得:志麻さんファンの取り込み

  3. リピート率向上:レシピ活用による継続購入

➤間接的効果

  1. ブランドイメージ向上:革新的な取り組みとして認知

  2. 市場活性化:キムチカテゴリー全体の底上げ

  3. 話題性創出:SNSでの自然な拡散

まとめ

本キャンペーンは、単なる販促施策を超えて、貴社ブランドの価値向上と、キムチ市場全体の活性化を目指す戦略的な取り組みです。伝説の家政婦タサン志麻さんという強力なインフルエンサーとのコラボレーションにより、従来のキムチの食べ方に新しい提案を加え、消費者の食卓に新たな価値を提供します。

デジタルマーケティングを活用した効率的な認知拡大と、質の高いコンテンツによる顧客満足度向上により、短期的な売上向上だけでなく、長期的なブランド価値向上を実現する企画となっています。

▶︎ この企画の「型」を再現するには

この企画がうまくいっている理由は、
購入特典を“モノ配布”ではなく、“生活が豊かになる体験”に変えているからです。

食品キャンペーンでは、

  • 値引き

  • ポイント還元

  • 景品プレゼント

  • 抽選企画

に寄りがちですが、
それだけでは価格競争になりやすく、ブランド資産が残りにくい側面があります。

この企画はそこを逆転しています。

商品購入後に、

  • 人気料理家監修の限定動画が見られる

  • いつもの食べ方以外の活用法が増える

  • 家族の食卓が豊かになる

  • 商品を使い切る理由が増える

という体験価値を提供しています。

つまり、売って終わりではなく、
買った後の満足度まで設計している企画です。

さらに優れているのは、
商品カテゴリーの固定観念を壊している点です。

キムチは、

  • ごはんのお供

  • 豚キムチ

  • チャーハン

など定番用途に偏りやすい商材です。

そこに新レシピを加えることで、

  • 使用頻度が増える

  • 購入量が増える

  • 新しいユーザーが入る

  • 飽きによる離脱が減る

という市場拡張が起こります。

これは非常に強い設計です。

また、起用人物も秀逸です。

タサン志麻さんのように、

  • 信頼感がある

  • 家庭料理との親和性が高い

  • 真似してみたくなる

  • メディア認知がある

人物を選ぶことで、
広告っぽさよりも生活提案として受け取られやすくなる。

ここが単なる有名人起用との違いです。

さらに、

  • SNS広告で認知を取る

  • 店頭で購入を後押しする

  • QRで限定体験へ誘導する

  • SNS投稿で再拡散する

  • 終了後も公式資産として再活用する

という導線まで設計されています。

この型は食品業界に限らず、

  • 調味料

  • 飲料

  • 日用品

  • 家電

  • 健康食品

  • サブスク商材

にも応用できます。

考え方はシンプルです。

  1. 商品購入後に得られる体験価値を設計する

  2. その道の信頼者と組む

  3. 使い方・楽しみ方を増やす

  4. デジタル導線で取得率を高める

  5. キャンペーン後も資産化する

この流れで企画すると、
単発販促で終わらずブランド蓄積につながります。

ただ、この構造を毎回ゼロから考えるのは簡単ではありません。

この型は他の事例でも繰り返し使われており、
成果が出ているパターンです。

👉 この構造はテンプレートとして再現できます。
👉(=ゼロから考えなくてよくなります)

実務でそのまま使えるように設計しているので、

空欄を埋めるだけで、
課題・インサイト・施策が一本につながる企画が組み上がります。

※同じ構造で企画を作りたい方はこちら ☟


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