見出し画像

【続いてる写経 2284日め】能『山姥』、舞台で何が起こった⁉️

国立能楽堂の普及公演に行きました。

プログラム看板

国立能楽堂の定例公演。
演目は、
狂言『文荷』
能『山姥』


楽しみにしてきましたけど、観客としての自分は調整不足。
急な暑さと、気疲れする仕事のあとで眠くなるのは自明でした。

解説は立教大の先生。上手なお話なのに、もう眠い…。

コックリしながら、ひろった情報は、
・『山姥』に登場する”遊女”は、山姥の曲舞(くせまい)で評判となり、百万山姥(ひゃくまやまんば)と呼ばれるようになった。これは、昔流行った”スキャットマン・ジョン”みたいな、その芸事が象徴となった結果名前となったケース
・後場に現れる”山姥”は、自然が発するエネルギーが集積した姿、空即是色みたいな感じ

とお話しされていたかと思いました。

国立能楽堂が癒しの場と化している自分には、劇場内は安心して眠れる場所にもなりつつあるようです。

狂言『文荷』

太郎冠者と次郎冠者がきゃっきゃと賑やかな狂言。

主人の寵愛する稚児のもとへ恋文を届けるよう言いつけられた太郎・次郎冠者は、文を竹の棒に結びつけ、肩ににない、謡がかりで運ぶ途中、つい封を開き読んでしまう。

https://izumi-junko.jp/%E6%96%87%E8%8D%B7/

何よりも気になったのは、恋文が誰宛てかというと、主人のお気に入りの”稚児”なのです。
しかも奥さんにバレないように届けろと言っていたよう。つまりだよこれって、稚児信仰??

こんなさり気ないところに、古の”ボーイズラブ”の痕跡が残されていたとは!!
解説にこの辺は言及があったのか?もしコックリしているときにあったなら、残念だったなあ…。

能『山姥』

今回は観世流で、女流の鵜澤光さんがツレで登場するのを楽しみにしてました。遊女役を女性がやるのはバランスが良いですね。

そんな前場に前シテの女が登場してから、何かが起こりました。

あれ❓
なんかシテじゃない声が聞こえる…
え❓え❓
何事かが起こっている…アクシデントなのか‼️シテの謡が詰まったらしい、まさかお忘れになったとは…。

いくら”老女”の演技といえども、素人目にもシテの動きに鈍な何かを感じたので、体調がお悪かったのかも。

ピンチの時は、後見が助けるとは知っておりましたが、コッソリと教えるでなく、観客も聞こえるほどの声で教えるとはビックリでした。

現代劇では共演者が助け船を出したり、代わりに繋ぎのセリフ話したりとかしますけど、能だと、機転で内容を変えるわけにはいきません。

こういう事もあるんだなぁ…。

後場は持ち直されたようなのですけど、なんとなくお声にハリがないような…。さすがにハプニングの印象を引きずってしまって、観ている側もハラハラしました。

ある意味、印象深い舞台でございました。
ベストの状態で完璧な上演は、”当たり前”ではないのですね…。



いいなと思ったら応援しよう!