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【続いてる写経 2291日め】狂言『鐘の音』に能『天鼓』、弔われるも切なく

国立能楽堂ショーケース(7月17日)を鑑賞。

ロビーでの衣装展示と狂言面の体験コーナーがありました。

表は「乙」を試してみました。
ほんと、前見えないですね。

狂言『鐘の音』
あらすじは、こんな感じ⬇️

主人は召使い(=太郎冠者)に、鎌倉へ行って「かねのね」を聞いて来い、と云い付け使いに出します。召使いは円覚寺・極楽寺など鎌倉の寺々を巡り、「鐘の音」を聞き比べて報告しますが、主人は褒めるどころか怒りだし、その訳を尋ねてみると・・・。

https://kyogen.co.jp/outline/post_110/

ほんとうは「かねのね」とは「鐘の音」ではなく、「金の値」。太郎冠者の天然ボケによって引き起こされる勘違いもの。
鎌倉の実在の寺院が出てきて、最後は建長寺だった(と思う)けど、いちばんおかしな音になっていました。
流派によって、どんな音をだすかが違うようです。

話を聞かない上、役に立たない太郎冠者(召使)をもつ主人は大変ねと、狂言みるたび思ってしまう。翻ってこれも風刺と思えば、部下としての自分は気をつけねば。。

能『天鼓』

あらすじはこんな感じ⬇️

天から降ってきた鼓を持つ天才少年楽人天鼓が、その鼓を差出せとの勅命に背いて殺される。それきり鼓は鳴らなくなったのを、父親が参上して打ったところ素晴らしい音が響く

 感動した帝は、天鼓を処刑した呂水の堤に行幸し盛大な音楽葬で弔うと、天鼓の亡霊が現われて喜びの舞を舞い、夜明けとともに消え失せる。

https://www.nohbutai.com/contents/05/04ta/4tenko.htm

中国が舞台で、よくよく考えると絶対君主の皇帝の横暴さが際立つ話です。
物語に文句つけても仕方ないのですけど、息子を殺された父親は、褒美をもらっても嬉しくないのでは。

前場は父親の悲しみで重い。
後場は帝が弔いをしているところに天鼓が降りてくる。

天鼓のコントラストがはっきりした衣装と髪の色が素敵。
そして嬉しげに舞い踊る。
少年の舞だからか、軽やかな感じがあります。

”天の鼓”を鳴らせるのは、結局天鼓かお父さん。
皇帝とは言え、思い通りにはならない。
でも庶民は従わねば命も奪われる。

華やかな踊りでも、弔いと思えば切ない感じ。
でも、これでやっと天に昇っていけるのだよね。

余談ながら、ワキの勅使で出てきた役者さんのお顔に見覚えあり。
ワタシが国立能楽堂の見学会に参加した時に案内してくれた方でした!
はっきりと、キリッとした目鼻立ちが舞台で際立ちました。


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