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採用担当者が明かす、転職活動でのマナーと印象管理



1. はじめに:第一印象がすべてを決める

「第一印象で決まります」――

これは、面接を何百回と行ってきた採用担当として、
冗談ではなく“本音”でお伝えしたいことです。

もちろん、職務経歴書やスキル、志望動機も大切です。

ですが、それらを聞く前に

「この人、ないな」

と感じてしまうケースは、想像以上に多いんです。

特に未経験からの応募者や第二新卒の場合、書類だけではポテンシャルしか分かりません。
そのため、面接に進んだ際の“第一印象”が選考結果を大きく左右します。

私自身、未経験職の採用を多く担当してきました。営業職・事務職・カスタマーサクセスなど、経験よりも“人柄”や“素養”を重視するポジションでは、なおさら第一印象が重要です。
中には、面接室に入ってきた瞬間、

「申し訳ないけど今日はお見送りかな」

と感じたこともありました。

第一印象とは、笑顔や身だしなみだけではありません。
面接会場に入る時の態度、挨拶の声のトーン、目線の合わせ方、立ち居振る舞いすべてが合わさって、

「この人と働きたいか」

を直感的に判断されているのです。

逆に言えば、第一印象さえ整っていれば、
「ちょっと経験が浅いな」と思う方でも、

「でも一緒に働いたら伸びそうだな」
「この人なら教えたいな」

と思わせることができます。

このnoteでは、採用担当としてのリアルな現場経験をもとに、

「なぜ第一印象がこれほど大事なのか」
「どこで見られているのか」

そして

「どんな印象が不採用につながるのか」

を徹底的に解説していきます。

転職活動では、履歴書や志望動機を頑張って準備する方が多いですが、
“印象管理”は後回しになりがちです。

ですが、ここを押さえておかないと、どんなに立派な志望動機も聞いてもらえないまま終了することになりかねません。

だからこそ、「第一印象=最初の一撃」を磨くこと。
これは、あなたが選考を通過するための一番手軽で確実な方法です。

特に面接に慣れていない第二新卒は要チェックしてください。

次章では、面接前から始まっている印象管理のポイントをお伝えします。


「情報は“見る”だけでなく“整理して理解”するのが大切

2. 面接前から始まる印象管理

面接での第一印象は、
実は“ドアを開ける瞬間”から始まるわけではありません。
もっと前――
応募者が会社の建物に入った時点から、すでに印象はつくられています。
たとえば、受付の対応、エレベーターの使い方、控室での振る舞い。
実は、こうした“ちょっとした行動”を人事や現場担当が見ていることもあるんです。




■ 到着時間は「10分前」がベスト

面接には早すぎず、遅れず到着するのが基本です。
早く着きすぎてしまった場合は、会社の近くで時間を調整してから受付へ
早すぎる到着は、相手の準備を邪魔してしまうこともあります。
逆に、ギリギリや遅刻は論外。
どんなに優秀でも「時間を守れない人」としてマイナスからのスタートになります。




■ 控室での“無意識な行動”が見られている

スマホをいじりながら片手で飲み物を飲んでいたり、椅子にふんぞり返っていたり――


 「まだ面接始まってないから大丈夫でしょ」と思っていても、実はその場にいた別の社員が人事に報告していたというのはよくある話です。
落ち着きがあって、姿勢よく座って待っている方を見ると、
「この人、社会人としての基礎ができているな」という安心感があります。




■ 受付・案内時のコミュニケーションもチェックされる

受付での対応も大事な印象ポイント。
たとえば、「こんにちは。○時から面接でお伺いしている●●と申します」
この一言が丁寧に言えるかどうかで、会社全体の印象も変わってきます。
また、案内されたときの
「ありがとうございます」
「よろしくお願いします」
などの一言も忘れずに。



“面接本番”は始まる前から、もう始まっています。
だからこそ、会社に足を踏み入れた瞬間から、
あなたの言動すべてが「選考評価の一部」だという意識を持って行動することが重要です。


3. 面接中のマナーとNG行動

いよいよ面接本番。
ここでの態度や振る舞いが、採用の合否を大きく左右します。
どれだけ経歴が魅力的でも、面接中の“印象”が悪ければ即不採用も珍しくありません。
それくらい、面接中のマナーは重要です。




■ 挨拶と姿勢で第一印象が決まる

面接室に入るときは、ノック・挨拶・お辞儀を丁寧に。

  • ノックは3回(2回はトイレ用)

  • 「失礼します」としっかり声を出す

  • 入室後の一礼も忘れずに

着席を促されたら、背筋を伸ばして座ります。
足を組んだり、背もたれにダラッと寄りかかったりすると、“緊張感がない人”という印象になります。




■ 話し方・目線・表情が評価される

「聞き取りやすい声で話すこと」
「相手の目を見て話すこと」
「少しでも笑顔を忘れないこと」
この3つができるだけで、受ける印象は格段に良くなります。
逆に、

  • 声が小さい

  • ずっと下を見ている

  • 無表情

これらは「自信がない」「本気度が伝わらない」と受け取られやすく、選考に不利です。




■ 実際にあったNG行動(採用現場より)

実際に私が経験した中でも印象に残っているNG例をご紹介します。

  • 腕を組みながら話す(威圧感がある)

  • 「え〜っと」「マジですか?」など口癖が多い

  • 質問に答えず、話が逸れていく

  • やたらとフレンドリーな口調になる

これらはすべて、**スキルや経験以前に「社会人として不安が残る」**と判断されやすい要素です。



「緊張してしまうのは仕方ない」
そう思う方も多いと思います。
ですが、“緊張しながらも礼儀正しさを保てる人”は、面接官から高評価を得ます。
慣れていなくても、誠実に・丁寧に・前向きに対応しようとする姿勢が、一番大切です。


“企業”だけでなく“業界”も押さえることで説得力が増す

4. 身だしなみと清潔感の重要性

面接で「中身を見てほしい」と思う気持ち、よくわかります。
ですが、外見の第一印象が悪いと、その“中身”すら見てもらえないことがあるのも事実です。
特に未経験での転職や第二新卒の場合、まだ仕事の実績が少ないぶん、見た目や雰囲気から受ける印象が大きな判断材料になります。




■ 服装は「ビジネスの基本」を意識

男性ならシワのないスーツ・無地のシャツ・派手すぎないネクタイ。
女性ならジャケット・スカート or パンツはどちらでもOKですが、落ち着いた色味で統一感を。
靴が汚れていたり、サイズが合っていなかったりすると、それだけで「細部まで気が回らない人」という印象を持たれることもあります。




■ 髪型・爪・香り…「細かいけど見てます」

意外と見られているのが、髪型や爪の長さ、整え方。

  • 髪がぼさぼさ

  • 前髪で目が隠れている

  • ネイルが派手すぎる

  • 香水が強すぎる(または整髪料のにおいがキツイ)

こうした点が気になる面接官は多く、実際に「なんとなく不快だった」と理由で不採用になったケースも見てきました。




■ 清潔感は“清潔に見えるか”がポイント

「きれいにしてるつもりなんですけど…」と思っていても、
大切なのは“相手がどう感じるかです。
これは恋愛や友人関係でも同じですが、転職活動では特にシビアです。
たとえば面接中に、

  • ワイシャツが黄ばんでいたり

  • ジャケットにホコリがついていたり

  • 靴が泥だらけだったり

このような状態では、「この人にクライアント対応を任せて大丈夫か?」と不安に思われても仕方ありません。



印象=見た目だけではありません。
ですが、「清潔感」は面接において最も“即時に判断される要素”の一つです。
そしてそれは、準備すれば誰でも整えられるポイントでもあります。


5. 退室時のマナーと最後の印象

面接では、話す内容や対応に気を取られがちですが、
面接の終わり方=“最後の印象”も非常に大切です。

むしろ、最後の立ち居振る舞いで「この人、やっぱり良いな」と感じることも少なくありません。




■ 終了後も気を抜かない

面接官が「では本日はありがとうございました」と話を締めた瞬間、ホッとして気が緩んでしまう人がいます。

でも、退室までが面接です。

最後まできちんと丁寧に対応できる人は、それだけで「信頼できるな」「仕事も任せられそう」と思わせる力があります。




■ 正しい退室マナーの流れ

  1. 面接が終了したら、静かに椅子から立つ

  2. イスを元の位置に戻す

  3. 面接官の目を見て「本日はお時間をいただきありがとうございました」と一礼

  4. ドアの前でもう一度軽く一礼し、「失礼いたします」と言って退室

この一連の動きが自然にできると、「基本ができている人」という印象が残ります。




■ 意外と見られている「退出後の行動」

退出後、会社の出口やエレベーターまでの動きも見られていることがあります。
スマホをすぐ取り出してLINEを打ち出す、ため息をつく、姿勢が崩れる――
こうした行動は、緊張感のなさ=仕事に対する姿勢の軽さとして受け取られかねません。
最後まで姿勢を正して行動できる人は、それだけで信頼度がぐっと高まります。



面接は、「開始前」「面接中」「終了後」とすべてが評価対象です。
特に終了直後の対応は、その人の“素の性格”が出やすく、面接官の印象に強く残ります。
ですから、最後の一歩まで“丁寧に、誠実に”を忘れずに。


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6. 採用担当者からのアドバイス

ここまで読んでいただきありがとうございます。
では最後に、採用担当として実際に選考を重ねてきた経験から、マナーと印象管理で“通過率が上がる人”の共通点をお伝えします。




■ 第一印象で“減点されない人”が強い

ズバリ言うと、面接で通る人は「加点」されるよりも「減点されない」人です。
・清潔感がある
・言葉遣いが丁寧
・笑顔と挨拶ができる
・身だしなみが整っている
これらが“自然とできている人”は、面接の冒頭から「安心できる」「この人いいかも」と感じてもらえます。




■ 緊張していても誠実さは伝わる

完璧に答えられなくても大丈夫です。
でも、真剣に話そうとする姿勢、誠実に対応する態度は確実に伝わります。
特に未経験や第二新卒の方で、「経験がないから自信がない」と悩む方もいますが、マナーや印象管理は“努力次第で誰でも伸ばせる”部分です。

履歴書の証明写真も重要になってくるので気を付けてください。




■ 面接官は“人として一緒に働きたいか”を見ている

実際、私たち採用担当が面接で最後に判断するのは、スキルよりも「この人と一緒に働きたいかどうか」です。

  • 顔を上げて話す

  • 素直な受け答えができる

  • 礼儀正しく、好印象が残る

こうした“当たり前だけど大事なこと”をちゃんと実行できる人が、選考を突破していきます。



転職活動は不安も多いですが、マナーと印象管理は「自分でコントロールできる部分」です。
どんなに緊張していても、「丁寧に、まっすぐに向き合う」姿勢だけは忘れずにいてください。
それだけで、あなたの印象は必ずプラスになります。


7. まとめ:マナーと印象管理で差をつける

転職活動は「何をしてきたか(実績)」も大事ですが、
それと同じくらい、「どう見られているか(印象)」も大切な選考ポイントです。
特に未経験や第二新卒の方にとって、経歴で勝負するのは難しいこともあるはず。
だからこそ、「印象の良さ」「マナーの正しさ」が武器になります。



● 清潔感のある身だしなみ
● 相手を思いやる言葉遣い
● 姿勢、笑顔、目線
● そして面接の前から後まで気を抜かないこと
これらを意識できるだけで、選考通過率は大きく変わります。



採用担当者は、意外なほど細かいところまで見ています。
でもそれは、「この人と一緒に働けるか」を真剣に考えているからです。
だからこそ、選ばれる人は“見えない部分”にまで気を配っています。



マナーや印象管理は、今日からでも変えられる「確実に差がつくポイント」。
丁寧さと誠実さを味方に、あなたの転職活動がうまくいくことを願っています。


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