理学療法士の魅力〜飽き性の私が19年も同じ仕事を続けられた理由〜

はじめに

これまで私は、旅行・育児・節約・転職体験など、さまざまなジャンルで100本以上の記事を執筆してきました。
その中でも、今回は原点回帰。
“本業”である理学療法士という仕事の「魅力」について、心を込めてお伝えしたいと思います。

というのも、最近は病院の制度や業界の課題について、やや辛口な意見を述べる記事も多くなっていたので、たまには理学療法士という仕事の良さ、楽しさ、素晴らしさに焦点を当てたいと思ったのです。

それにしても…
実は私、飽き性なんです。



【第1章】何事も続かなかった私が「続けられている」理由

小学生時代を振り返ると、私の習い事はとにかく多岐に渡っていました。
書道、スイミング、野球。
中学では柔道、陸上、バスケットボール。
高校ではバドミントン部に所属していました。

――もはや、一貫性ゼロです(笑)。

公務員や教師といった“安定した職業”に憧れたこともありましたが、「これを一生の仕事に」と明確に決めることはできずにいました。

そんな私が、19年も理学療法士という一つの仕事を続けられているのですから、不思議ですよね。でもそこには、私なりの大きな転機がありました。


【第2章】13歳の夏、骨折から始まった“運命の出会い”

私が理学療法士という職業を意識したのは、中学1年の夏。
友人に誘われて入った柔道部で、右の太ももを骨折したのがきっかけです。

人生初の大ケガ。
しかも夏休み。
手術を受け、長い入院生活に入ることになりました。

そのときに出会ったのが、理学療法士という職業。
当時はまだ療法士の数も少なく、患者一人に対する時間も短かったのですが、それでも「理学療法士の先生」は、たまに来ては声をかけ、足を動かしてくれたり、簡単な筋トレの方法を教えてくれました。

自主トレがメインでしたが、その短い関わりの中でも
「この人のように、人を支える仕事がしたい」
と強く思うようになったのです。

これが私の原点。13歳の夏でした。


【第3章】地獄のような学生生活、それでも「辞めたい」と思わなかった

そこから私は、理学療法士になるための道を進みました。

高校は医療系に強い学校を選択し、文理選択では「理学療法士になるなら理系だぞ」との先生の言葉に従い、理系コースへ。
そして何とか県内の専門学校に合格。

しかし、そこからが本当の地獄でした…。

朝7時の電車に乗り、通学に1時間半以上。
学校に到着するのは8時半前。
授業が終わるのは16時ですが、そこから大量のレポート。
「1科目10枚×数科目×毎日」なんてザラでした。

電車の中でも筋肉や骨の名前を暗記し、終電に間に合わない日は友人宅に泊めてもらう日々。

本当に…
人生で一番勉強した3年間だったと思います。

それでも不思議なことに、「辞めたい」と思ったことは一度もなかったんです。
支えてくれたのは仲間の存在でした。
ここでちょっとだけ、感謝の気持ちを伝えさせてください。

  • 鎌倉くん(大分)

  • 衛藤くん(福岡)

  • 田中くん(玉名)

本当にありがとう。Noteでこんな形でお礼することになるとは(笑)。


【第4章】ブラック病院での5年間と、その後の熊本での歩み

無事に卒業・国家試験合格を経て、私は鹿児島県内の病院に就職しました。
が…ここは今で言う完全にブラック
具体的な内容は割愛しますが、あの5年間は今思い出しても震えます。

ただ、その5年間で学んだこと、苦しみながらも経験したことが、今の自分の基盤になっているのも事実です。

その後、熊本に戻り、今年で14年目になります。
回復期病棟や老健、外来クリニックなど、地域に根差した現場で働いてきました。

そして現在。
私は今も変わらず、理学療法士という仕事が好きです。


【第5章】この仕事を続けてよかったと思える“瞬間”

理学療法士の仕事は、正直しんどいです。

  • 肉体的にハード

  • 曜日関係なく忙しい

  • 給与が低いと言われがち

それでも私が19年も続けられているのは、たった一つ。

それは、**“一瞬の密度がものすごく濃い”**からです。

入院してきたときは寝たきりだった患者さんが、数ヶ月後には杖をついて笑顔で退院していく。
「先生、本当にありがとう」
「また旅行に行けるようになりました」

たった一言。
たった一瞬。

でも、その瞬間に全てが報われるんです。

私の関わりが、少しでもその人の人生を変えるきっかけになったと感じたとき、
**「あぁ、自分の仕事は意味があったんだ」**と心から思えます。


【第6章】理学療法士という仕事の“本当の魅力”

理学療法士という仕事は、単に筋トレやストレッチを教えるだけの仕事ではありません。

人生そのものに寄り添う仕事です。

  • 失語症で思うように言葉が出ない高齢の方

  • 脳梗塞で片麻痺になり生活が一変した方

  • 長期入院で自信をなくした若者

一人ひとりに背景があり、物語があります。
そこに寄り添い、ともに歩むのが私たちの仕事です。

最近ではAI技術が進化し、理学療法もデジタル化されつつあります。
でも、人の心に寄り添うのは、やっぱり人でしかない。

そう強く思います。


【第7章】最後に~これから目指す人へ伝えたいこと~

もし、誰かに「理学療法士ってどんな仕事?」と聞かれたら、私は1時間でも2時間でも語れます。

大変な仕事です。
報われないと感じる日もあります。
でも、それを上回るやりがいや、人とのつながりがあります。

これから日本はますます高齢化社会になります。
その中で、理学療法士は医療の中核として、なくてはならない存在になると私は信じています。

「安心・安全な医療を支えるキープレーヤー」
それが、私たち理学療法士です。

令和の“お米”のように、いつか理学療法士の価値が再認識される日が来ると信じて――。

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4姉妹の父親 PTダダ もうすぐ4人の娘を育てる父親として、毎日の育児や家族との小さな出来事をリアルにお届けしています。チップで応援していただけると、育児の工夫や家族旅行の裏話、日常のちょっとした学びなどを、もっと深くシェアできます✨ 「読んで共感した!」と思ったら、ぜひ応援してもらえると嬉しいです😊