経験がある人は、グラフの見え方が違う
工場で働いていると、「経験ってすごいな」と思う場面があります。
例えば、工程で異常が発生したとき。
反応槽のトレンドグラフを確認しながら原因を探っていくことがあります。
私は数字やグラフを見ながら、
「どこがおかしいんだろう?」
と考えます。
でも、経験豊富な人は違います。
グラフを見た瞬間に、
「ここ、いつもと違うな」
と違和感に気付きます。
さらに、
「たぶんこのときに○○が起きたんじゃないか」
と、原因の候補まで絞り込んでいきます。
最初は、
「なんでそんなことが分かるんだろう」
と不思議でした。
まるで名探偵の推理を見ているような感覚です。
でも、一緒に仕事をしているうちに分かってきました。
特別な才能だけではないんです。
過去に経験したトラブル
普段から見ているグラフの変化
設備や反応の知識
そういったものが頭の中で自然につながっている。
だから、小さな違和感にも気付ける。
経験とは、単に長く働いた年数ではなく、
知識と経験を結び付けて活かす力なんだと思います。
私もまだまだ、
「いつもと違う」
を一目で見抜けるレベルには届いていません。
でも、そんな先輩たちを見ていると、
経験を積むということの本当の意味を教えられている気がします。
