【1年8か月で0からHSK6級まで取得した話】華人との関わりが楽しかったから中国語を話せるようになった
⓪HSKの結果
勉強開始は2024年の4月です。
勉強開始から2年、HSK3級合格~6級合格まで1年半です。
(6級はギリギリですが…。)
HSK3級 2024/6/22 254点(听力 90 阅读 93 写作 71)
HSK4級 2024/11/16 231点(听力 66 阅读 89 写作 76)
HSK5級 2025/3/22 237点(听力 71 阅读 80 写作 86)
HSK6級 2025/12/7 187点(听力 56 阅读 74 写作 57)
働きながらこのスピードで合格したことは一定誇れると思うので勉強方法をシェアしようと思います。
①初めにー語学学習は「コスパ」が悪い
語学学習はコスパが悪いと思います。
日常会話で使う単語は3000-4000語くらいありますし、文法も色んなルール・例外があります。一定、使いこなすにはこれらを全部暗記してスラスラでてくる状態にする必要があります。
勉強すると友人との日常会話を犠牲にしないといけないですし、バイトや残業で稼いだほうがよっぽどお金になると考えてしまって諦めてしまいがちです。
少なくとも短期で見合わない努力をコツコツ継続するので、やる理由を一定具体的に決めておくと燃え尽きないでやれると思います。
②自分のモチベーション ーマレーシア華人で「中国」と触れた
私の場合は、それがマレーシア華人で「中国」と触れたことでした。
2023年に半年間、会社の研修生として現地勤務を経験するなかで同僚の華人とたくさんの時間を過ごしました。彼らは異国からやってきた自分を仲間に入れてくれました。
現地は公用語が英語でしたが、オフィスでもプライベートでも中国語をたまに使う彼らと同じ言語を話せたらどんなにいいだろう、自分もできるだけ華人になりたいなと思い勉強を始めました。
エピソード一覧
・マレーシア滞在中は、さまざまな民族や宗教の友人たちと過ごす機会がありました。その中で、旧正月に華僑の友人の家に招かれ、中国文化に触れた経験を通じて、自分はこの文化圏の人間かもしれないと思って親しみを感じました。



・小学生の時アメリカに住んでいた影響もあって、当時は中国に対して良い印象を持っておらず、日本と一緒にされることに違和感がありましたが、中国「南方」出身なんだと話す華僑の友人たちと日々を過ごすなかで、「中国」とひとくくりにできない複雑さに気づきました。

・食事や価値観の面での共通性に気づきました。例えば、飲み会を通じて信頼関係を構築していくスタイルや、「かわいい」と感じるものへの向き合い方。また一見無礼だと感じてしまう歯に衣着せぬ言い方や、中国人同士の団結の強さについても、とても素直で仲間思いな人間らしい一面なのだなと思うようになりました。そして中国には日本と同じように普通の生活をしている人が大勢いるということを理解しました。
帰国後、僕は勉強を始めました。
もともと学生時代は東南アジアが好きでよくバックパッカーでいろんな国を旅行していたのですが、自分が好きなのは「中国」的な部分だったのだと気づいてエンジンがかかりました。
好きなものが一本つながったような感覚でした。

諦めそうになったときは、華人の同僚にチャットしたり、写真を見返しました。その輪の中で中国語を話してる自分を想像してモチベーションを維持しました。
③勉強方法
本題です。勉強方法は人によって向き不向きがあると思います。
私は、2つのことを心掛けました。
①勉強のハードルを下げて触れる時間を増やすこと
②達成感を感じやすい勉強のやり方をすること
それぞれ見ていきます。
前半(初心者~中級)
時期としては、勉強開始~5級受験前の約1年間です。この時期は分からないことだらけなので何度も挫折の危機がありました。まずは短期集中でHSK3級を目指し、引き返せなくなるまでやりこみました。
やったこと
・a.HSK1級、2級の単語450個を覚える
・b.HSKを先に申し込んで受験せざるを得ない形にする
・c.10か月間毎晩、CCレッスン30分の中国語会話
(3か月目、HSK3級合格後)
・d.通勤中に中国語の音楽を聴く
・e.単語帳アプリの読み上げ機能を聞きながら散歩する
・a.HSK1級、2級の単語450個を覚える
最初にこれを2-3日、10時間くらいで覚えました。你、他、它など、初歩です。ノートにひたすら書き拼音・意味をまずは覚えて、その後Youtubeで声調を覚えました。

・b. HSKを先に申し込んで受験せざるを得ない形にする
次に2か月先のHSKに申し込み、HSK3級の公式テキスト・過去問を買ってきて一通りやりました。aをやっていれば3-4割くらいは得点できるはずです。(日本人なのである程度推測できる)。
その後は、テキストを読み進める。問題集を解いて、6割得点できるようになるまで復習しました。
・c.10か月間毎晩、CCレッスン30分の中国語会話
(3か月目、HSK3級合格後)
ccレッスンはまずは無料体験レッスンから始めました。何人か体験授業を受けて一番いいと思った先生の予約をしました。
週7回、10か月間毎日レッスンをやりました。残業・飲み会がある日や、旅行のときも途中で30分抜け出してレッスンをしたので結構大変でした。。
CCレッスンではテキストを使って進める人もいます。
僕はその日あったことを話したり、その日覚えた単語を使う形にしました。
間違った文法を使ったり、発音をしたときは先生が教えてくれます。
僕はそれを覚えて、次の日また使ってみるような形でやりました。
ccレッスンのURLです。(アフィリエイトではありません)
・d.通勤中に中国語の音楽を聴く
中華圏で有名なアーティストの曲を聴きました。AppleMusic、Youtubeにたくさんあります。HSKの勉強で覚えた単語を見つけたら達成感がありますし、初見の単語は、生の中国語を学んでる気持ちになれました。
例
・告白气球 (2016年/Jay Chou 周杰倫)
・七里香 (2004年/Jay Chou 周杰倫)
→山Pと友達の台湾人作曲家Jay Chouの歴史的ヒット作
・后来(2000年/刘若英)
→Kiroro「未来へ」の中国語版カバー曲です。
・童话(2005年/光良)
→マレーシア華僑作曲のCPopです。カラオケの定番です。
・有点甜(2012年/汪苏泷)
→青島大学の卒業式での歌唱が話題となったラブソングです。
・e.単語帳アプリの読み上げ機能を聞きながら散歩する
究極中国語というアプリをダウンロードしました。
大学受験のときに英語版を使っていたので、なんとなく慣れていたのもあります。このアプリである必要はないと思いますが、自分はこれがあっていました。
後半(中上級~)
さて後半です。自分の言いたいことを伝えられるようになってきて、楽しくなってきました。(伝わらない、聞き取れないことはまだまだたくさんある)。
HSKの勉強は継続しつつ、固有名詞を増やすように努めました。
・a.中国の児童本を読む
・b.高田馬場/池袋に行ってガチ中華のお店に行く
・c.抖音、小红书、CCTVの動画をたくさん見る
・d.中国へ旅行に行く
・a.中国の児童本を読む
私は故事成語を読みました。日本語になってる成語もあるので取っ掛かりとしては良かったです。知らない単語は覚えていきました。ピンインがついているので調べる手間が省けました。

・b.高田馬場/大久保/池袋/上野でガチ中華のお店に行く
店のおばちゃんと話すと中国語の勉強になります。例えば中国語では「~名様」を〇位(wei4)と表現するのですが、これはHSKにはでてきません。(2名のとき两个人でも通じますが两位といったほうがプロ)。
おすすめ
①周黒鴨大夫人(高田馬場、池袋、大久保等にあり):麻辣汤のお店です。中国では高鉄駅などで焼いたお肉を売ってます。お客さんも店員も中国人です。
②九年食班(上野等):東北羊串焼肉のお店です。店内にカラオケがあり、9時以降はカラオケ(CPOP)できます。お客さんも店員も中国人です。
③アンソニータルト(池袋):池袋北口のエッグタルト屋さんです。バターの香りとサクサクの生地で虜になりました。お客さんも店員も中国人です。
・c.小红书、CCTVの動画をたくさん見る
中国版インスタ「小红书」を使いました。日本の出来事も、在日中国人の方がたくさん投稿しています。自分が調べごとをするときもあえて小红书を使うようにしました。中国アプリにしては珍しく中国版・国際版の区別がないので、中国のリアルを知るいい機会になりました。
CCTVは中国のNHKにあたるテレビ局ですが、ブラウザから見ることができます。直播から、CCTV1~17のライブを見ることができます。チャネルも、総合、財経、音楽、映画、児童等のチャネルがあります。自分ははじめは児童チャネル、慣れてきたら総合ニュースや音楽を見るようになりました。
また、春節の大晦日は年末特番があるのでこれで見るようにしています。

・d.中国へ旅行に行く
言わずもがなですが、中国に行くとたくさん使うので勉強になります。またさまざまな方言に触れることができました。
自分の場合は、四川の「要得(yaodei)」、上海の「做啥(ze sa)」あたりを知るきっかけになりました。「买单(mai dan)=お会計」「退房(tui fang)=チェックアウト」「身份证(shen fen zheng)=身分証明書」も、HSKでは勉強しない気がします。
④おわりに ー叔母から語学勉強の相談を受けた話
以上、駆け足で中国語の勉強方法を触れました。
2年間の勉強時間ですが
・机に向かった時間:単語・文法を覚える200-300時間
・その他は緩く、1日2~3時間は触れていた気がします。音楽などの時間を含めたら合計1000~1500時間くらい勉強した計算になります。
挫折しそうになったときは、「華人の仲間の世界観を知りたい」という原点に戻ってモチベーションを維持しました。また、中華圏で将来仕事をするのだという強い覚悟があったことも支えになりました。
中国語6級とっても、中国語で分からないこと・聞き取れないことはたくさんあります。しかし、中国語に本気なんだという覚悟を内外に示せるようになりました。
これを自信満々に言えること、客観的に示せることが個人的には一番大きな収穫でした。
もし今から勉強を始めようとする方がいらっしゃったら、
改めて敬意を表すとともに、応援しています!!
(おまけ)
最近、叔母から英語の勉強方法で相談を受けました。
海外旅行で英語を使いたいので単語帳を買ったが、日常会話で使わない単語がたくさんあってやらなくていいんじゃないかと思ってなかなか学習が進まないという内容でした。(趣味なのでそれでいいが・・・と。)その単語帳は英語の接頭辞・接尾辞ごとにまとめているもので「company」「companion」「commute」等、確かに旅行ではあまり使わないものでした。
回答としては、優れた単語帳だけどまずは中学の単語帳を完璧にしたほうがいいかもと伝えました。また単語や文法を学ぶのも大変だが、使うタイミングや使い分けまで進める前提で単語帳をやるか、「旅の英会話」で止めておくかの線があると伝えました。
叔母は「前者をやるのはちょっと大変かあ」といってました。
これを話して、自分が今まで何度も挫折してきた(大学時代のフランス語、中国語)理由と、今回の中国語がうまくいった理由がわかった気がしました。
