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【第5回】中学受験 × 趣味と学習 好きと学びの共存

1.「遊びを封印すれば勉強する」は本当?

 中学受験を控えた家庭では、「ゲームは禁止」「SNSは封印」というルールも珍しくありません。
 けれど──それって本当に効果的なのでしょうか?

 わが家の息子も、タブレットマン(※過去記事参照)の名に恥じず、日々動画を漁り続けています。私も条件反射的に「また動画ばっかり見て…」と呆れているのですが、冷静に考えると、「これを全部取り上げたとして、効率的な学習ができるのか」という疑問がわいてきます。

 答えはNO…ではありません。しかしYESでもないんだと思います。

 結論から言うと、わが家は“好きなこと”を完全に禁止していません。否、できませんでした。その代わりに、“どう付き合っていくか”に考え方をシフトするようになったのです。

2.勉強×遊び 両立の工夫

 わが家は勉強と遊びに明確な基準を定めていません。基準を定めると性格上、管理すること(遊ばせないこと)に重点を置いてしまい、本来の目的(効率よく学習を進めること)がおろそかになってしまうと考えたからです。
 その代わりというわけではないですが、以下のような悪あがきを実践しています。

●実践1:「やる時間」は自分で決めさせる
 たとえば、塾の課題・家庭学習が終わって早々にタブレットに手が伸びます。このまま声掛けをしないとソファーのオブジェと化すのですが、次の課題が残っているときには、「何分まで動画みる?」と声をかけるようにしています。
 そうすると、タブレットマンは時計をチラッと見て「じゃあ〇〇分まで」と自主的に時間設定をしてきます。たいてい私の想定していた時間よりも短めで言ってくるので、本人の中で、次の課題をやらなければいけないという意識はあるのだと思います。ここをいかに親がアシストしてあげるかを考えるようにしています。

● 実践2:趣味の話題は“あえて”親も乗る
 見ている動画の内容や好きなスポーツチームについて、時々一緒に話すようにしています。勉強のことだけ話す親だと、どうしても一線引かれた関係になってしまいますので、あらゆる角度から子どもと接点を持つようにする(子どもと良好な関係を築く)ことを意識しています。

● 実践3:ズルズルを防ぐ“カットイン戦法”
 
これが最も難関なのですが、決めた時間は守らせるのが肝心です。せっかく自主的に決めた時間設定を崩してしまっては意味がありませんし、課題も進みません。なにより、遊びに疲れてしまって学習が捗らないとなると本末転倒です。
 現状は明確な対策がないのですが、わが家では「カットイン」戦法を採用しています。設定された時間とともにタブレットマンの眼前にイン(鬱陶しいと思います)。それでもどうしても机に向かいたくないときは、お風呂やご飯にするなど、環境を変えることで、一度状態をリセットさせるようにしています。

3.実は“趣味”が勉強につながることも

 ごく稀ではありますが、子どもの趣味から学びが広がることもあったりします。
 昔からクイズ系の動画が好きでよく見ていたりするのですが、コンテンツの中に地理に関する知識があり、それが試験の中で出てくることがあったそうです。また、動画の中で使用されている言い回しなども自然に身についていたりするので、生活の中にも学びがあるのなら、それは決して無駄ではないかと最近は感じています。

4.おわりに

 「勉強だけしてほしい」「時間を無駄にしてほしくない」という気持ちは、親として自然なものだと思います。しかし好きなことを完全に奪ってしまうと、逆に「勉強=嫌なこと」の構図が強まってしまうかもしれません。           
 わが家では、生活と勉強の間でいかにバランスさせるかを意識しています。それは、「学ぶ」ということを嫌いになってほしくないからです。
 
 思うようにいかないことがあれば、改善すればいいですし、考え方だって変えていいと思います。
 模索しながら前に進んでいるのは、きっとどの家庭も一緒ですよね。

 さて、次回は受験と日々の学習に対する父親としての関わり方について触れていけたらと思います。

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中受奮闘おじ 記事を書いてる間、息子は既に夢の中。。。 それでも続けているのは、もはや父の意地。 「仕方ない、応援してやるよと」思っていただけたら、 応援ボタンでチップを投げつけていただけると、泣いて喜びます(たぶん)。

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