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ストックホルムからのお手紙:18日目

2025/5/25
「じゃあね、行くね~」
娘たちが隣の部屋から顔を出します。
「うん。駅まで送っていこうか?」
「いいよ~、ここで」
二人で声をそろえて即答。

「ドアロックしてもらうように頼んでいくから部屋にいて」
大きなスーツケースを転がしてさっさとフロントへ降りて行ってしまいました。私の部屋と娘たちの部屋は2重の中ドアでつながるコネクティングルームになっているので、両方の部屋からロックをする必要があるのです。

さっきまで娘たちの声や、荷物を片付ける物音でにぎやかだった隣の部屋が途端にし~んと静まり返っています。

窓の外は快晴、ガラス越しに北欧特有の深く澄んだ青空をぼんやりと眺めていました。

しばらくするとLINEに着信。
「ばい、ば~い」
駅につながる公園でうれしそうな二人のツーショットが送られてきました。
そのあとも次から次へとヘルシンキから羽田へ向かう便に搭乗する夕方まで逐一報告のLINEが届き娘たち帰国の1日が終わっていきました。

さて翌日、さすがに10日間の旅の疲れで出かける気にもなれず、
けれどもどうにか一日分の食料をゲットするために、朝食にだけは出かけていきました。
その後はひたすらパソコンにへばりつきSNS三昧の一日。

あと4週間しかない。
そう思うと明日は出かけようと下調べにも余念がありません。

2025/5/27
スカンセン野外博物館へ。

一人で出かけるとなるととたんに時間に寛大になってしまう私。
朝起きてシャワーを浴び、身支度をして朝食へ。
ゆっくりとたらふくいただいた後は一休み。
お腹が落ち着いて、やっとお出かけするときはもうお昼を過ぎてしまっていました。

とりあえず、動画撮影用の準備もして颯爽と回転ドアを抜けてホテルの玄関を出ていきます。
「3日ぶりの娑婆の空気だ~」

本日の目的地「スカンセン野外博物館」

スカンセン野外博物館(Skansen)は、スウェーデンの伝統的な暮らしや文化、動物たちを体験できる世界最古の野外博物館です。電動車いすをご利用の方でも安心して楽しめるよう、バリアフリー対応が整っています。

行き方は、セントラルステーションからトラムで1本。
トラムは数日前に娘たちと乗ったばかりなので楽勝!

などということはあるわけもなく。
セントラルステーションから外へ出たけれどトラム乗り場が見つかりません。
「おかしいな~」
「ここにあったはずなのに~」
「2~3日でトラム乗り場がどこかへ移動しちゃったのかなぁ」
娘たちと来たときはあんなにスムーズに乗れたのに
いったいどうなっちゃってるの?

行ったり来たり、電動車いすで走り回ること数十分。
元へ戻ってやっと気が付きました。
「あ、もう一つエレベーターに乗るんだった」

数分後ついにトラムに乗車。

街中を抜け、運河や橋を観ながら水路沿いを走り、遠くにはガムラスタンの街並みや塔が見えます。そして数日前に娘たちと訪れたヴァーサミュージアムを過ぎてスカンセンに到着。

トラムは段差も隙間も少なく電動車いすで一人でも簡単に降りることができました。
さらに、入り口は目の前にあります。
迷子にはなりません。

前の人たちに続いて受付へ、チケット大人1枚を購入し、車椅子で通りやすい門を開けてくださったので、案内図をいただいて中へ。

スカンセン野外博物館案内図

え?え?え?
目の前に立ちはだかる階段
スロープとは形ばかりの超、超、超、超急斜面!!!

ななにこれ?
珍百景?
じゃじゃじゃじゃじゃ~んの音楽が頭を駆け巡ります

入れないじゃん!!!
お金払っちゃったし!!!

パニック状態の車いすおばあちゃん
さあ、どうする?

わかりにくいですがかなり急斜面です。

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