横浜イギリス館
港の見える丘公園。
薄曇りの空の下、イギリス館を目指して電動車いすを走らせます。
案内板を見ながら、
「たぶん、こっちの方かな」
と進んでいくと、
目の前に現れたのは階段でした。
うーん。
でも絶対に車いすで行ける道があるはず。
そう思って階段の横の道を選びます。
途中、盛りは少し過ぎていましたが、きれいなバラ園を通り抜けました。
すると、その先にイギリス館らしき建物が見えてきます。
「あれかな?」
近づいてみると、
やっぱり「横浜イギリス館」と書いてありました。

建物の正面には、やはり数段の石段があります。
今日のコンサートのゲストらしき方たちが、楽しそうに階段を上がっていきます。
その時です。
ふと横を見ると、
スロープがありました。
そして小さな♿マーク。
その横にはインターフォン。
「車いすでご利用の方はインターフォンを押してください」

その文字を見た瞬間、
思わず笑顔になりました。
「ストックホルムみたい」
去年訪れたストックホルムでも、
こうしてインターフォンで連絡すると、
自然にドアを開けてくださる場所がたくさんありました。
なんだか急に懐かしい気持ちになります。
ピンポーン。
「はい」
「車いすで……」
「あ、今開けますね」
スロープの先のガラス扉の向こうに人影が見えました。
そして扉が開きます。
「ホールをご利用ですね」
女性のスタッフの方が二人、
笑顔で迎えてくださいました。
「こんにちは」
「よくいらっしゃいました」
そんな言葉をかけていただきながら、
スロープを上がっていきます。

中へ入ると、
今日の主役のお友達や、
前回の写真展でお会いした方たちが笑顔で迎えてくださいました。
「こちらですよ」
「席をご用意しています」
案内されたのは、
なんと一番前の特等席。
そして私は思わず周りを見回しました。
なんて素敵なお部屋なんでしょう。


続々と集まり始めたお客様たち。
あちこちで賑やかな笑い声や、
楽しそうな会話が広がっています。
私も、お隣に座られた方とお喋りに花を咲かせて
コンサートが始まるのをわくわくしながら待っていました。
「みなさま、本日はようこそ…」
主役の彼女がドレスに着替えてご挨拶に登場です。
いいなと思ったら応援しよう!
わくわく冒険の軍資金にします👨🦼➡️👨🦼➡️
チップで応援していただけたら嬉しいです📣
つぎの寄り道の勇気になります✨
今日も読んでくださってありがとうございます☕